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カヌーで川から釧路湿原の景色を楽しむ 秋の北海道旅行記#1
気付けば10月に入ったものの,未だに暑い日が続く今日この頃,そんな中でも20℃を切る北海道へまたも旅行してきた。
釧路
今回の目的は,釧路,日高,東大雪であるから,まずは釧路へと向かった。
くしろ湿原ノロッコ号 往路
釧路駅からは,くしろ湿原ノロッコ号に乗った。ノロッコとは,「ノロノロ走るトロッコ列車」から来た造語であり,その名の通り釧路湿原の中をゆっくり走るトロッコ列車である。
今回はそんなノロッコ号に塘路駅まで乗車した。
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この日は塘路よりも先まで運転された
釧路川カヌー
ふだんは釧路から塘路までの運転であるノロッコ号だが,この日は特別に塘路よりも先まで運転された。それにも関わらず塘路駅で降りたのは,釧路川のカヌー体験のためである。
釧路湿原の東端を流れる釧路川は,カヌー好きに人気のスポットらしい。実際に,ノロッコ号の車窓からも,釧路川でカヌーを楽しむ人々の姿が見られた。
私は釧路湿原には何度も来ているが,釧路川のカヌーはまだ体験していなかった。そこで,いつもは展望台等から眺めている釧路湿原を,今回はカヌーに乗って川の中から愉しむこととした。
今回お世話になったのは,塘路駅前に事務所を構える「ファミリーカヌーとうろ」である。事務所内には厳ついおじ様方がいらっしゃったが,優しく出迎えてくれた。
受付を済ませたら塘路湖の畔まで移動し,カヌー開始である。塘路湖畔からアレキナイ川を通って釧路川に出て細岡まで,約1時間半のコースとなる。
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川の流れは殆ど無い
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流れがあると言っても大した速さではない
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この日は普段よりも多いそう
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近づいても全く逃げなかった
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ここから車で塘路へ戻る
今回は塘路を早めに出発できたので,通常よりも少しゆっくり,長めのカヌーであったそう。にも関わらず,気付けば終点であった。それほどにも楽しめたカヌーであった。
この日は前日まで雨が降っていた影響で少し増水していたそう。また,水量のみならず,時期によってはもちろん,タイミングによっても景色は変わって見えるのだとか。特にオススメなのが冬の午前ということで,一面の雪景色の中,氷に覆われた木々が見られて美しいそう。これは再び行かなければ。
ちなみに,私はガイドツアーを利用したが,カヌー好きの人であれば,自分でカヌーを持ってきて,事前の許可などは取らずにカヌーを楽しむこともできるそうである。
くしろ湿原ノロッコ号 復路
カヌーのあとは再びノロッコ号に乗って釧路へ戻る。とはいっても,カヌーが終わってからノロッコ号の塘路発車までは2時間以上あるので,少し北上して標茶駅から乗車した。
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釧路に到着したら,特急列車で帯広駅へ向かい,この日は帯広で泊まった。
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日高
北海道には数え切れないほど行っている私だが,日高のほうは鉄道&バスで1度行ったきりで,襟裳岬など車で行くような場所にはまだ行っていなかった。そんな中,先日,そのあたりが日高山脈襟裳十勝国立公園に指定されたということで,行きたい気持ちが強まっていた。
そこで,2日目はレンタカーを借り,帯広の南,日高方面へと向かった。
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このあたりは連続テレビ小説「なつぞら」の舞台でもある
国鉄広尾線
帯広の南側には,かつて国鉄広尾線という路線が走っていて,その遺構が残っている。中でも「愛国駅」と「幸福駅」の跡は,その駅名から鉄道好きのみならず多くの人に人気がある。
私はまだその2駅とも未訪であったため,立ち寄ることとした。
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甘いポテトにチーズが絡まりまさに幸福の味であった
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日高山脈
国立公園名にもその名を冠している日高山脈は,北米プレートとユーラシアプレートの衝突によって出来上がった山脈で,その成り立ちはヒマラヤ山脈と似たものである。それゆえに,富士山より標高は低いものの険しい山々が連なっており,日高山脈最高峰の幌尻岳は日本百名山の中でも難易度の高い山と言われている。
そんな山々に挑むのは登山初心者の私には厳しいが,それでも国立公園に指定された日高山脈の自然を知りたいと思い,日高山脈山岳センターという施設に立ち寄った。
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付近は鬱陶しいほどのテントウムシが飛んでいた
宇宙の街 大樹
帯広の南東に位置する大樹町には,世界中の企業や大学などの研究機関にひらかれた,北海道スペースポートがある。「北海道に宇宙版シリコンバレーをつくる」がコンセプトのこの場所は,現状はシリコンバレーの欠片もないものの,東と南には海が広がり,まわりには広い土地があるという拡張性の高さから,世界トップクラスの宇宙港の適地と言われており,航空宇宙産業の誘致が進められている。
公衆はスペースポートへの立ち入りはできないものの,その横には SORA と呼ばれる宇宙交流センターがあり,大樹町のスペースポートへの取り組みを知ることができる。
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最近滑走路が延伸されたそう
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大樹を発ったら南下して,襟裳岬へと向かったが,その様子はまた次回。
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