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ロマンチック金銭感覚

監督・脚本・出演・編集されているのは、緑茶麻悠さん、佐伯龍蔵さんです。佐伯さんは10年以上前から地域通貨について深く考えていて、この映画に繋がったそうです。作品の中では地域通貨として「ゆいまーる」、「ゆーる」、「クワガタ」が登場します。

『エンデの遺言』の言葉。
「重要なポイントは例えばパン屋でパンを買う購入代金としてのお金と、株式取引所で扱われる資本としてのお金は、2つの全く異なった種類のお金であるという認識です」
お金には、交換媒体、価値尺度、価値保蔵の3つの機能がある。パン屋でパンを買うお金は、最初の2機能だが、資本としてのお金とは、価値を保蔵できるがゆえに成り立つ。そして、価値を保蔵できること自体の希少性から、お金そのものが商品として売り買いされるようになる。

お金は何にでも交換できて便利すぎるので、幸せになるための方法の一部であるはずが、目的化しやすく、人がお金によってコントロールされてしまう現状があります。
お金では得られないものがあって、それは心といのちです。野菜や魚は買えると思われるかもしれないですが、その野菜や魚のいのちを育てているのは太陽や水、それから細菌など微生物のいのちのネットワークです。

作品についてのnoteがこちらです。
私はこの映画を2回観ましたが、いちばん感情移入できたのが、noteの中の予告編に出てくる顔の赤い鳥です。この鳥はいつも私と一緒にいます。

貯められないお金eumoのシステムに触れている予告編はこちらです。

映画の内容についてわかりやすくnoteを書かれた方がいらっしゃるのでリンクします。


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