。1。リムリックを歩く in アイルランド
ダブリンから第3の都市 リムリックへ。
どこに行こうかと悩んだが、まずはメインの観光地へ足を運ぶことにした。
中に入ると、時が止まったかのように、重厚で静寂な世界が広がっていた。
耳を澄ませながら、ゆっくりと歩く。
太陽とステンドグラスの輝きを見つめると、
浮かれすぎていた心がふわふわっと落ち着いていった。
・・・
近くのお城へ向かう。
大空をバックにゆらゆらと揺れる、アイルランド国旗。
お城の階段をかけあがる。
心地よい風に合わせるようにゆったりと川が流れ、ずっと眺めていたくなるようなリムリックの街並みと山々。
しばらく、リムリックの展望を堪能していると、
「すみません、写真撮っていただけますか?」と、20代ぐらいの女性が声をかけてくれた。
“Ok!” 私は迷わずカメラを構え、パシャリ。
「あなたの分も。」とカメラマンを交代し、パシャリ。
ひょんなことから会話が弾み、お姉さんも1人でぶらり旅をしている同士だとわかった。
世界を駆け回るのが好きなお姉さんは、ナースからキャビンアテンダントに転職したとのこと。
世界にはいろんな人がいるものだ。
・・・
話も弾み、リムリックの街を一緒にぶらり。
早速、楽器屋さんを見つけ、音楽好きの私はお姉さんとお店の中へ。
色々な楽器が並ぶ先に、爽やかな青年が美しいピアノの旋律を奏でていた。
しばらくその余韻に浸っていると、
何ともフレンドリーなキャビンアテンダントのお姉さんは、ピアノ弾きの青年と私で何かコラボをしたら?とニコリ。
彼女の粋な計らいにより、即興Music timeが始まった。
ジャズ好きの私は、お気に入りの5拍子のジャズスタンダードナンバー
”Take five”を弾きはじめる。
「一つの出会いがなんとも不思議な出会いを導く。」
最高の奇遇のセッションはあっという間。
ピアノ弾きの青年とキャビンアテンダントのお姉さんに手を振りながら、さらなる未知の出逢いに思いを巡らせた。
次回は
。2。へつづく
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