[アンブレラ・デイドリーム]

小洒落たストリートを
ふと思い出す
この街の並木道で
そっと傘をさす
さわやかな
そよ風があなたから
囁いた空想のメロディ
そんなリアリティ

あなたのお気に入りの
傘の持ち手には
不思議で素敵な
ジュークボックスが
旋律は
風向きとあなた次第ね
聞こえる空想のメロディ
ただ隣を歩くだけで

アンブレラ・デイドリーム
その音は
アンブレラ・デイドリーム
リアリティ
幸せの形が
見える気がするような
あなたとわたしを
繋ぐリアリティ

並木の色を数えて
ふと木枯らしが
この街のあなたの両手
ポケットに綴じ込む
その前に
持ち手があるでしょう
寒空を飾るメロディ
それもいいじゃない？

囁いた空想のメロディ
そんなリアリティ

来慣れたストリートで
あなたが手をかざす
木漏れ日の隙間に
じっと身を寄せる
和やかな
小鳥の番も
聞こえてる春のメロディ
そんな気がしない？

アンブレラ・デイドリーム
私のほんのワガママよ
雨粒一つも日差しも
降ってこないけど
お気に入りの
傘で私にも
初めての春のメロディ
ただ隣で奏でてほしいの

アンブレラ・デイドリーム
その音は
アンブレラ・デイドリーム
リアリティ
幸せの形が
見える気がするような
あなたとわたしを
繋ぐリアリティ

生まれた街にいつか
招待しましょう
この街とそっくりだもの
きっと気にいるわ
その傘を
私に持たせて
そよ風の中であなたは
ただ隣で歩いてくれたら
囁くわ空想のメロディ
そんなリアリティ

ピチカート・ファイヴの、ベイビィ・ポータブル・ロックをヘビロテしてた時の。