術後3日目:自分の胸を触ってみた
術後のシャワーでチラッと自分の胸をみて、受け入れらるかもと少し思い始めました。そして、術後3日目に、恐る恐る自分の手で、左胸を触って確認してみることにしました。
ない!
やはり、左胸がありません。
思っていた以上に真っ平。
乳房の摘出と同時に、胸の膨らみを出すためにエキスパンダーを入れているはすなのに。私の左胸は、窪んでしまったかのような感触です。
眩暈がしそうなぐらい悲しい気持ちになりました。術後の感情とは、また違った別の感情です。説明するのが難しいですが、虚しさを感じたといえば良いでのしょうか。
胸にエキスパンダーを入れ、お水を注入しているとはいえ、満タンで入れているわけではありません。手術前、乳房摘出と同時にエキスパンダーを入れることで、喪失感が””減る”と主治医の先生に言われていました。
私の期待値が高すぎてしまったせいなのか、小さな胸でもやはり喪失感は感じました。多少の喪失感は覚悟はしていましたが、現実となると虚しさを感じます。
失った左胸を直視するのには、まだ早い。怖いと思いました。入院中に確認しておきたい気持ちは山々なのですが、しばらく先延ばしにすることにしました。