雲山での稽古
本日の雲山稽古。
空間の認識から、押さずに伸ばす、接点軸と中心軸の稽古などを行いました。
お互いの間合いを感じてみる。
ついつい何でも目で追ってしまいがちですが、間という視点で捉えると感じ方が変わってきます。つまるところ、肌感を練る稽古でもあります。
後ろは目で見えないので、より背中の気配を感じるように感覚を向けなければなりません。嫌な感じがするところ、この辺りからは何となく嫌な感じが消えるなど、自分と相手の間合いを見てみることは武術だけでなく、対人関係でも重要だと思います。
押さずに伸ばす稽古は、「寄り掛かり」を消す稽古でもあります。最近は特にこの寄り掛かる事が現代人は大得意だと痛感します。寄り掛かる事は依存ですから、頭は自立していても身体は反して寄り掛かる対象を求めているのかもしれません。
身体の各部が自立してくると、癒着が剥がれていき協調が生まれます。多くの場合は協調と癒着を履き違えています。
伸ばす事は特に肩まわりの癒着を見直すきっかけになります。押すと伸ばすの違いが見えてくると身体も変わってきます。
接点軸と中心軸の関係については、稽古会や今度19日に開催する『接触技法の稽古会』で詳しくお伝えしますので、気になる方は是非どうぞ。
雲山での稽古、来週は武術を活かすクラスはまだ空きがありますのでこちも気になる方はどうぞ。(瑜伽は日曜日は定員、火曜日は空きがあります)