「車でお遍路」第32番札所 禅師峰寺(船魂観音の札所)
こんにちは、旅いこかです。
四国八十八箇所巡礼、弘法大師との「同行二人」の旅、32番目のお寺は、
八葉山 求聞持院 禅師峰寺
31番札所の竹林寺から約7.8㎞、車で約20分の場所、
31番札所の竹林寺にある小高い五台山を降りて、太平洋に向けて走りさらに標高82mの小高い峰山を上と絶景の禅師峰寺に到着する。
太平洋そして土佐湾桂浜を望む海岸の小高い峰山の頂上に、ひっそり佇む奇岩霊石が並ぶ幽玄なお寺「禅師峰寺( ぜんじぶじ)」を参詣します。
では、船魂観音の札所「禅師峰寺」へ参りましょう。
ご詠歌
お参りする前に知っておいた方が良い知識
歴史
聖武天皇(724-749年)の勅願により、行基菩薩は土佐沖を航行する船の安全を願い開基
大同2年(807年)、巡錫中の弘法大師は、この地を霊地と感得して虚空蔵求聞持法の護摩を修し、海上安全祈願のために十一面観世音菩薩を彫り一宇を建てて本尊として祀り32番札所と定めた
江戸時代(1603-1868年)、土佐初代藩主山内一豊公以来歴代藩主からの信仰は厚く、参勤交代の際の船の安全を祈願、そして地元民からも信仰されている
大師伝説
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寺号について
山号について
・・・峰山が観音の浄土天竺補陀洛山さながらの霊域にしてその山容八葉の蓮台に似たりとして八葉山としたという院号について
・・・大師はこの地で求聞持法を修したことから求聞寺院としたという
ご利益
航海の安全
御本尊の十一面観世音菩薩
・・・10種の現世利益(十種勝利)と4種の後世利益(四種果報)
(様々な災難、病気治癒、財福授与、勝利、等の現世利益と延命、極楽浄土、等への後世利益)
御本尊・ご真言
見どころ
禅師峯寺は、通称「峰寺(みねじ・みねでら・みねんじ」と呼ばれ、漁師はじめ海に関係する職業の方からは、通称「船魂観音」とも呼ばれ親しまれています
山門(仁王門)
・・・正応4年(1291年)定明作の仁王像は、国指定の重要文化財(収蔵庫に安置)本堂
・・・御本尊に十一面観音菩薩を祀る干満岩
・・・岩の窪みにある水溜まりが潮の満ち引きによって増減するという不動明王像
・・・炎のような奇岩を背景とした不動明王像境内からの眺め
・・・桂浜方面で太平洋を一望
おまけ情報(備考)
33番札所に行く途中には桂浜があるので、時間があれば立ち寄りたい場所。
写真
次は、第33番札所雪蹊寺へ参ります。
2022年4月7日投稿
2022年9月21日改訂
合掌
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