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東京都湯沢町!?スキー&雪見温泉を楽しむ冬の癒し旅
正式名称:越後湯沢温泉
エリア:北陸 所在地:南魚沼郡湯沢町
特徴:日本有数のスキーリゾートエリアにある温泉地
その他:バブルの時に、東京都湯沢町と呼ばれ、リゾートマンションを保有するくらい人気
こんにちは、若手温泉ソムリエの西岡です。
越後湯沢という地域は聞いたことある人が多いのではないでしょうか。
お米のブランドでも知られる南魚沼郡に位置する、スキーリゾートの温泉地です。
バブル期には、バブル経済の影響を受けて、湯沢町に多くのリゾートマンションが建設されており、関東からも近いのが特徴です。
旬の女優さんが出ている、JR SKISKIのCMを見たことある方も多いかもしれませんが、東京駅から最速71分と新幹線で都心からもアクセスがよく、苗場スキー場などにスキーをしたこともある方がいるのではないでしょうか。
そんなスキーとセットで、冷えた体を癒すのが”越後湯沢温泉”です。
実は、越後湯沢温泉は、旧三国街道の宿場町として栄えるなど歴史も、古く豊かな歴史と自然に恵まれた温泉地として知られています。
そんな、越後湯沢温泉についてご紹介します ♨️
”東京都”?湯沢町「越後湯沢」温泉ってどこ
上越線が開通し、湯沢温泉の中心にあたる西山で温泉を発掘からリゾート地開発が始まり、後にタワーマンションがたくさん立ちます。
これは、バブル経済のあらわれであるともいわれ地元の人はゴールドラッシュと比喩している方もいます。
ゴールドラッシュ・・・19世紀にアメリカで起こった大規模な金鉱脈の発見による金の採掘ブームを指します。具体的には、1848年にカリフォルニア州のサクラメント近くでジェームズ・マーシャルが金を発見したことをきっかけに、数多くの人々が金を求めてその地域に殺到しました。アメリカ移住につながり、経済発展に大きな影響を与える。
平成2年12月に、ガーラ湯沢という新幹線の駅直結のスキー場が開設されスキーブームに拍車をかけ800万人以上のスキー客が訪れました。
観光客だけでなく、首都圏からの交通アクセスが良いことから、リゾートマンションを保有する首都圏在住の人が週末に多く滞在する人が増えました。これが、”東京都”越後湯沢とも言われるゆえんです。
1991年のバブル経済の崩壊を迎えると、バブルの象徴であったスキーブームは後退し、スキー場は閉館が多々相次ぐなど越後湯沢の賑わいが徐々に収まってきました。
中には、リゾートマンションが1/10の価格(現在、200万円ほどで買えるマンションも多いとか・・・)になるなどもあったが住んでみたいと考えてる人も多いとか。
そんな越後湯沢温泉は、バブルの時代を駆け巡った温泉地ですが、今もリゾート地の温泉として楽しまれています。
交通の便も悪くないため、比較的に関東からも近く、気軽に雪見温泉で心身癒される温泉旅をすることができます!
小説の舞台を巡る
川端康成の長編小説『雪国』は、1935年から1941年にかけて雑誌に発表されたものを1946年から1947年に加筆修正し、1948年に刊行されました。
日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成の代表作で、国内外で名高い名作です。
雪国を訪れた男が温泉町でひたむきに生きる女たちの姿を見つめる物語です。妻子持ちで自由に暮らす島村が、温泉町で出会った芸者の駒子の純粋さに惹かれていく静かなストーリーが多くの人を魅了しています。
そんな小説「雪国」は、上越線の清水トンネルや越後湯沢が舞台になっており、康成ゆかりの宿や舞台となったスポットを巡る雪国文学散歩道などが楽しめます。
その1つが、雪国の宿「高半」です。
高半旅館の始祖である半六が源泉を発見から始まったのが越後湯沢温泉でした。狭義の越後湯沢温泉は雪国の宿「高半」の周辺であるとも言われています。
雪国の宿「高半」のかすみの間で、3年と長くの時間をかけて書かれたのが雪国です。
宿には、文学資料室やかすみの間では、宿泊の見学者限定になりますが、当時の状況をそのまま体感できるようです。
1日1回、20:00の夜には雪国のDVDが観賞できるなど小説の世界へ飛び込むことができるんだとか。
日本酒のお風呂とアートを楽しむ
米どころである越後湯沢(前述のように、南魚沼郡はブランド米でもある)では日本酒などのお酒も名産です。
気軽に楽しめるのが駅直結の「ぽんしゅ館」。
呑んべえには嬉しいお店です。
お店の中には、壁に多くのお酒の自動販売機が並んでいます。
日本酒だけでなくワインなども用意されています。
飲み方は、500円の料金を支払うと5枚のメダルが貰えてそれを自動販売機で購入。
「ぽんしゅ館」には利き酒師もいるため、おすすめを聞いてみるのもいいかもしれません。そして飲むだけでなく、なんと日本酒を投入した日本酒風呂と体の芯まで呑んべえを楽しめるんだそうです!
さて、さらに足を少し伸ばして「清津峡」に行ってみませんか。
日本三大峡谷の一つで、雄大な柱状節理の岩肌と美しい清流が特徴です。
清津峡では渓谷美を間近で堪能し、四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。
清津峡には、自然とアートが融合したスポットが存在します。
例えば、清津峡渓谷トンネルは、切り立った岩壁で知られる清津峡にあり、芸術と自然を同時に楽しめるフォトスポットとして知られており、自然の美しい景観とアートが調和した素晴らしい体験ができます!
大地の芸術祭の里、は、新潟県十日町市と津南町に位置し、広大なフィールドにアート作品が点在することで知られています。
エリア全体がキャンバスで清津峡トンネルもその1つです。
もちろん、芸術祭がなくても水鏡には反射した鏡のような神秘の景色はとっても魅力的な景色です。
雪で楽しんだ後に、雪見温泉を楽しむ
さて、ここからは越後湯沢温泉のおすすめのお宿をご紹介します!
窓を開ければ目の前が一面雪景色、夜は雪見温泉を楽しむのが越後湯沢温泉の楽しみではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、「エンゼルグランディア中里」です。
正確には、湯沢温泉から南に少し位置した越後中里温泉ですがここでは越後湯沢温泉のエリアとしてご紹介をさせていただきます。
エンゼルグランディア越後中里は、新潟県越後湯沢に位置する温泉付きのリゾートホテルです。
四季折々のアクティビティを楽しめる施設であり、スキー場や温泉、テニスコート、プールなどが備わっています。
また、子育て支援を目的としたリゾートホテルとしても知られており、家族連れにもぴったりです。
そして、ホテルの目の前にはスキー場(中里スノーウッドスキー場)があり、冬はウィンタースポーツやアクティビティで賑わいます。
ホテルから徒歩0分で雪を楽しめる、スキーリゾート地ならではの楽しみですね❄️
![](https://assets.st-note.com/img/1705473702041-OGS6XzbVYN.png?width=1200)
もう1つの楽しみは、雪見温泉です。
雪降る地域ならではの温泉の楽しみ方です。
エンゼルグランディア中里には、秋桜の湯と呼ばれる展望ができる露天風呂もあります。
ここからは雪化粧された山々の自然を眺めることができます。
そして、何よりおすすめしたいのは本館の大浴場です。
位置的にはほぼスキー場と同じ高さの下に位置し、雪見温泉を本物の雪に触れながら楽しむことができます。みるだけでなく触って楽しむ雪国ならではの体験です。
今日はここまで!
みなさんも文豪「川端康成」も愛した越後湯沢温泉で、現代版の小説「雪国」を冬の温泉旅として体感してみてはいかがでしょうか。
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