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歴史と懐かしさを感じる温泉旅|静岡・修善寺温泉

正式名称:修善寺温泉温泉
エリア:東海 所在地:伊豆市
特徴:伊豆の中央部に位置する、源氏ゆかりの温泉地
その他:嵐山でも有名な竹林の小径など見どころも!


こんにちは、若手温泉ソムリエの西岡です。
伊豆といえば、熱海温泉や伊東温泉、そして漁港でも有名な沼津などさまざまな名所があります。そんな伊豆半島の中心部に位置するのが修善寺温泉です。

そんな、修善寺温泉についてご紹介します。

歴史と懐かしさを感じる「修善寺」温泉ってどこ?

修善寺温泉は、2022年のヒット作であるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の源頼朝のゆかりの地でもあります。

修善寺は鎌倉時代に源氏が滅びる舞台となった場所であり、源範頼や源頼家が幽閉され、最期を迎えた地として歴史的な重要性を持っている地域です。

また、歌人である正岡子規は修善寺温泉を訪れた際に、『此の里に 悲しきものの二つあり 範頼の墓と頼家の墓』という歌を詠んでおり、多くの歴史的人物が関わる温泉地です。

アクセスは、東京駅から特急踊り子号で約2時間、名古屋や新大阪からは新幹線で三島駅から乗り換えて行くことができます。

踊り子号で訪れると、伊豆箱根鉄道 駿豆線内へ内を走る時には低速運行になるため、郊外の田園風景を一部、楽しめます。

沼津や熱海、御殿場など伊豆エリアも近く、観光もできるので、セットで行ってみるのもいいかも知れませんね!

源氏ゆかりの歴史をめぐる

修善寺温泉は、先に述べたように源氏ゆかりの地であり、修善寺をはじめ日枝神社、そして筥湯などがあります。

修善寺は、弘法大師ゆかりの古刹であり北条氏が帰依したことから隆盛に、堂塔が連なる大寺となったと言われています。

詳細については、伊豆市の観光情報サイトをご覧ください。

修善寺温泉発祥の寺で温泉場の中心にあり、平安時代初期の大同2年(807)弘法大師の開基と伝わっています。鎌倉時代に北条氏が帰依したことから寺運が隆盛となり、堂塔が連なる大寺となりました。一方、建久5年(1194)源の範頼は兄将軍頼朝の猜疑を受けここに幽居、梶原景時に攻められて自刃したといわれています。
また、頼朝の長子で2代将軍頼家は、母政子と祖父北条時政の謀略により幽閉され、元久元年(1204)入浴中に暗殺されるなど、源氏一族の骨肉相はむ悲劇の舞台となり、源氏滅亡の場として歴史にその名を残しています。

(伊豆市観光情報サイトより)

修善寺は、鎌倉時代に源氏が滅びる舞台となった場所です。

また、温泉地ならではの特徴として、修善寺の手水は温泉が使われています!

【公式】修善寺温泉観光情報(伊豆市)インスタグラムより)


源頼家は修禅寺の門前にあった「箱湯」という温泉で入浴中に暗殺され、その悲劇的な出来事が源氏の歴史に刻まれています。

そんな修善寺温泉では、歴史を感じながら日帰り温泉施設として入浴することができます。内風呂のみの小さな温泉施設ですが、名物は温泉だけでなく筥湯にある展望台=仰空楼です。

入浴後に、修善寺温泉を一望も!

(写真:筆者撮影)

修善寺のシンボルともいえる独鈷の湯は現在は入浴できませんが修善寺温泉発祥のスポットを見学することができます。

伊豆の小京都を楽しむ...!

伊豆小京都と呼ばれることもある、修善寺温泉にはぶらりができるスポットがあります。

その1つが竹林の小径です。

「竹林の小径」は、京都の嵐山にも存在しますが、実は修善寺にもあり一年を通じて清涼感を感じ、風情を味わうことができます。

ここには、円形のベンチが設けられているため、腰掛けながら竹林に癒されることができます。

また、中心地である「独鈷の湯」からも徒歩で訪れることができるためぜひ訪れてみてください!

(写真:筆者撮影)

竹林の小径から少し歩くと、温泉街を流れる桂川にかかる真っ赤な橋があります。

5つ橋はあり、願いを掛けながら渡ると恋愛が成就すると言われています...!

温泉街に入って一番最初に目にするのが「渡月橋」、石段のすぐ下にあるのが「虎渓橋」、竹林の小径に抜けることができる「楓橋」、川の最上流にあるのが「滝下橋」、竹林の小径へつながっているのが「桂橋」の5つです。

私のおすすめは「桂橋」で、周りには歴史的な温泉旅館などの景観も見ることができます。


また、橋をもちろん歩きながら楽しむのも、もちろんいいのですが、さらにおすすめは、橋の付近にあるお茶屋さんでお茶を飲みながらのんびりすることです。

夏には冷たい抹茶と甘納豆などの和菓子を一緒に、川のせせらぎを聞きながら、新緑を目から楽しむ時間はなんとも言えないくらい贅沢な時間です。

(写真:筆者撮影)

お店の情報はこちら、「竹の里水ぐち


歴史ある回廊と温泉「湯回廊」

修善寺温泉の長でも歴史を感じることのできるお宿をご紹介します。ご紹介するのは、「湯回廊 菊屋」さんです。

老舗旅館「湯回廊 菊屋」は、380年以上の歴史を持つ湯宿であり、モダンなサービスと伝統的なおもてなしを融合させた和モダンなお宿です。
現在は、共立リゾートさんが運営しています。

湯回廊という名の通り、中庭(庭園)を中心に歴史ある回廊が広がっています。
回廊からは、桂川の景色や四季折々の自然を楽しむことができ、実は夏目漱石が静養したなど偉人たちにも愛された旅館でもあります。

古き良き風情がお宿のあちこちで感じることができ、どこかノスタルジックな雰囲気を感じることも…。

湯回廊 菊屋(共立リゾート)公式インスタグラムより)

もちろん、温泉でくつろぐことができます。

菊屋ならではの菊の紋章があちこちにちりばめられた菊風呂と呼ばれる内湯や美しい庭園を眺めながら湯浴みができる露天風呂などがあり、他にも4つの貸し切り風呂などプライベートな時間を過ごすことができます。

湯回廊 菊屋(共立リゾート)公式インスタグラムより)

チェックアウトの10時を過ぎた後は、ホテルの前を流れる桂川を眺めながら散策するのもおすすめです。旅の思い出として、写真に残すのも良いでしょう。

歴史の舞台でもあり、どこかノスタルジックな雰囲気を感じる修善寺温泉はいかがだったでしょうか。

ぜひ、修善寺温泉にみなさんも行ってみては!?


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< 参考サイト >
【公式】ノスタルジックロマン 伊豆 修善寺温泉
湯回廊 菊屋【公式】修善寺温泉の老舗旅館
修善寺の温泉宿-宿泊・カフェ|温泉宿水ぐち【公式】
修禅寺|伊豆市修善寺|曹洞宗



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