長野・野沢温泉|信州屈指の自然湧出泉で、ウィンタースポーツと極上温泉を堪能する旅
ONtabi 編集部 記事
北信州の雪深い地域に位置する野沢温泉村。1998年に長野オリンピックが開催された場所であり、雪質の素晴らしさで世界的にも知られているウィンタースポーツの聖地です。
現在も、ウィンターシーズンに入ると世界各国からスキーやスノーボードを楽しむために多くの外国人が訪れます。
また、日本で村の名前に唯一「温泉」とつくのが「野沢温泉村」です。その名の通り、野沢温泉村は、古くから優れた泉質の温泉が豊富に湧き出ていることで知られています。
旅館やホテルで温泉をじっくり堪能することができるのはもちろんですが、野沢温泉を訪れたらやはり入っておきたいのが、村の「共同浴場(外湯)」です。
野沢温泉には13軒もの外湯の施設があり、観光客にも開放されています。地元の人によって管理され、清掃が行き届いた13軒の外湯は、寸志で入ることができるようになっており、そのありがたいお風呂で素晴らしい温泉を楽しむことができるのです。
最近、日々の疲れがたまっているな~と感じている人は、ぜひ、信州・野沢温泉村の極上温泉に癒されに出かけてみてはいかがですか?
野沢温泉ってどんな温泉
野沢温泉村には麻釜(おがま)と呼ばれる100度近い湯が沸いている場所があります。
この麻釜源泉から配湯されているお風呂も多く、野沢温泉のシンボルとも言える場所です。ここでは村の人々が名物「野沢菜」や卵などを茹でている様子を見ることができます。(観光客は危険なため立ち入り禁止とのこと)
また、野沢温泉村でよく見かけるのが「木造道祖神」の像です。男女1対の神様は、縁結び、子宝の神として祀られており、野沢温泉では毎年1月に「道祖神祭り」が開催されています。
この「道祖神祭り」は正月飾りや締め飾りなどを焼く行事で、野沢温泉で昔から開催されてきた迫力ある火祭りです。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
野沢温泉村と言えば、13か所の個性豊かな共同浴場(外湯)が広がることで知られています。観光客にも人気の「大湯」をはじめ、趣の異なる湯処が点在しています。
例えば、自然の美しさを感じられる「滝の湯」や、温泉の歴史を感じる「麻釜の湯」、のんびりと過ごせる「真湯」、静かな佇まいの「上寺湯」など、それぞれが異なる魅力を持っています。
その他にも、「熊の手洗湯」や「横落の湯」、「河原湯」など、訪れる度に新たな発見がある温泉スポットです。
また、「新田の湯」、「中尾の湯」、「秋葉の湯」、「松葉の湯」、「十王堂の湯」など、どこも地域の歴史と温泉文化が息づく場所ばかり。多彩な温泉を巡りながら、野沢温泉村の魅力を堪能できるでしょう。
野沢温泉と合わせて訪れたいスポット「集印めぐりの旅」・「野沢温泉スポーツ公園」
先ほどご紹介した、外湯の各施設の前や村内の名所、旧跡に自分で印をする場所が設置されています。観光案内所や土産店で販売されているオリジナルの集印帳に10個以上集印すると、「岡本太郎の記念湯タオル」をもらうことができます。(詳しくは公式ホームページへ!)
お風呂によってお湯が緑色だったり、湯の花がたくさん舞っていたりと微妙に泉質が異なるのが面白いところです。
温度が高すぎて入ることが難しいお風呂もあります。外湯を巡って湯の違いを楽しむのもよいでしょう。温泉と共に歩んできた野沢温泉村の温泉文化を知るのも旅の楽しみの一つ。外湯を巡りながら村内の散策も楽しみましょう!
野沢温泉で最も観光客が多いシーズンと言えば、やはり冬。ウィンタースポーツの聖地である野沢温泉村には、国内トップクラスの規模を誇る「野沢温泉スキー場」があります。毛無山の山頂から扇状に広がっている広大なスキー場には、雪質の良いゲレンデが充実。きちんと整備されたコンディションのよいゲレンデは評価が高く、国内外から多くの人が訪れます。
スキーやスノーボードと一緒に温泉も楽しみたいという人には、冬の野沢温泉は最高のロケーション。冷えた身体を最高の温泉で温めることができます。
野沢温泉スポーツ公園では、雄大な景色を見ながら楽しめる「ジップ・スカイライド」が人気。全長652メートル、最大が時速70㎞でゲレンデ上空をかけぬける迫力満点の体験ができるアクティビティです。
大自然に囲まれたロケーションでスリル満点の体験をすることができます。
他にも、夏でもスキーができる「サマーゲレンデ」や、小さなお子さんが遊べる遊具のそろった「ナスキーパーク」など魅力ある施設が充実している公園です。
スノーシーズン以外に野沢温泉を訪れてもアクティブに楽しむことができます。
野沢温泉でおすすめの宿泊施設と日帰り温泉スポット
おすすめの宿泊施設 「河一屋旅館」
「河一屋旅館」は二種類の異なる源泉の温泉に入ることができ、郷土料理をモダンな食事処で味わえる人気の旅館。
温かいスタッフのおもてなしも好評です。泉質の素晴らしい温泉を露天風呂と内風呂で心ゆくまで堪能することができます。13か所ある外湯の一つ「真湯(しんゆ)」。野沢温泉の中でも特に人気のある泉質の一つです。
そのお湯を源泉かけ流しで楽しむことができます。気温などによって、湯の色が乳白色やエメラルドグリーンなどに変化し、湯の華が舞っている素晴らしい温泉です。野沢温泉を訪れたからこそ入ることができる、まさに極上のお湯。
そして、宿の内風呂ではもう一つ異なる泉質の温泉に入ることができます。それが、「麻釜(おがま)」と同じ源泉を引く温泉です。無色透明ながら、ほんのり硫黄のにおいがするお湯はとてもよくあたたまります。
客室は贅沢な広さのある露天風呂付き客室から、和洋室、和室、洋室と様々なタイプがそろっています。いずれも和モダンでお洒落な雰囲気。落ち着いて寛ぐことができます。
夕食は厳選された信州の素材を使ったメニューがそろいます。黒毛和牛ステーキや信州ブランドの川魚、地元のきのこや野菜などを使った料理を木の温もりを感じられるモダンな雰囲気の食事処でゆったり堪能。美味しい野沢温泉産のコシヒカリのご飯も美味しいと評判です。朝食はヘルシーな和朝食が味わえます。
おすすめ温泉日帰りスポット「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」
野沢温泉には多くの温泉旅館やホテルがあり、共同浴場(外湯)でも温泉を楽しむことができますが、日帰りを専門とした施設もあります。「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」は、源泉かけ流しの温泉に入ることができる日帰り入浴施設です。
内湯には、あつ湯とぬる湯があるので好みの温度の温泉に入ることができます。また、外の気持ちの良い風を感じながら入ることができる露天風呂も人気。気軽に野沢温泉を楽しむことができる施設です。(利用料金:大人700円・小学生以下500円)
※ 変更されている場合もございます。事前に公式ホームページご確認ください。
野沢温泉へのアクセス方法
●所在地
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8923−1
(こちらの住所は「河一屋旅館」です)
●アクセス
【電車】新幹線で「飯山駅」まで100分、直通バスで25分
【車】関越道「豊田飯山IC」から車で約30分
【参考サイト】
・野沢温泉マウンテンリゾート観光局 オフィシャルウェブサイト
・長野県 公式サイト
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