高知 観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗ってきました
旅はお好きですか?旅好きが集うオンラインサロンTABIFLEEEEEK(たびふりーく)管理人Kuniです。
日本各地、世界中を旅されているメンバーさんのタビサキのストーリーを記事で紹介いたします。
旅の話が尽きないTABIFLEEEEEKです。みなさん観光列車第三弾お待たせいたしました。第一弾「伊予灘ものがたり」、第二弾「しまんトロッコ」はご覧いただけましたでしょうか。第三弾は高知の美しい景色を堪能できる観光列車でございます。今度はどんな景色に出会えるのでしょうか、出発進行〜♪
今回の旅プランを教えてくれたのはメンバーのAさん。実際のルートを丁寧に紹介されているこちらの動画も、合わせてご覧ください( ´∀`)。
志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり
乗車する座席は2号車「Sorafune」の海側席です。車内販売のメニューにはノンアルコールカクテルも用意されているのがいいですね!今回は事前に「高知家満喫 土佐流おもてなしコース」を予約しているので後ほど紹介していきます。
いざ出発!(ホームではドラを鳴らして出発をアナウンスしていました)
四万十町(しまんとちょう)の代表駅、窪川(くぼかわ)駅を出発します。観光列車ではもうお馴染み?窪川駅のみなさん、四万十町のみなさんが手を振って見送ってくれます。
座席にはモニターが設置されており、列車前方の景色を見ることができます。仁井田(にいだ)駅周辺は田んぼの景色。四万十町地域で生産されるお米「仁井田米」は、高知県を代表する大変人気なお米だそうです。
栽培している農作物の上に太陽光発電設備が見えてきました。四万十町影野(かげの)地区の営農型太陽光発電は高知県最大規模だそうです。
この後、影野(かげの)〜土佐久礼(とさくれ)間は25ものトンネルを抜けていきます。トンネルを抜ける様子は前方のモニターでチェック。
「Sorafune」の内装はこんなに豪華なんです。
土佐久礼駅 停車
列車の前方(2号車)は色が白でした。土佐久礼の駅舎では名産品や鰹角煮や鰹めしなどを売っています。
ぜひ次回遊びに来てください!ということで土佐久礼駅のパンフレットもいただきました。久礼では400年前からカツオの一本釣り漁をやっていたそうです。
ランチ「高知家満喫 土佐流おもてなしコース」
車内販売でKUROFUNE(高知県産ゆずシロップ&コーラ)というノンアルコールカクテルを注文してみました。高知県は日本一の柚子の産地です。
いよいよ、事前予約していたランチが届きました。器には高知の山が育んだ四万十ヒノキが使われているそうです。
美味しいお料理を楽しんでいたら、あっという間に安和(あわ)駅へ到着しました。目の前に太平洋が広がります。
安和海岸は投げ釣りポイントとしても知られているらしく、海岸一帯でキスが釣れるそうです。この日も釣人がいました。安和駅よりさらに高い場所に来ると、眼下に絶景が広がります。
二つ並んだ島は双子島(ふたごじま)とも呼ばれ、地元の人に親しまれているようです。
地元の素材を使った料理をいただきながら、外の景色を眺める。これが観光列車の醍醐味ですね。
須崎(すさき)駅 停車
須崎駅は須崎市の代表駅であり、土讃線の重要な拠点駅となっています。須崎市の新荘川(しんじょうがわ)でニホンカワウソが最後に発見されたことから、「しんじょう君」と名付けられたご当地キャラクターも存在しています。
須崎は鍋焼きラーメンも名物だそうです。このキャラクターはどこかでみたことがあるな・・・と思い調べたら、やなせたかしさんがプロジェクトのために生み出した「なべラーマン」でした。
駅の方も盛大に歓迎をしてくれています。
アンパンマン列車がちょうど入ってきました。須崎駅Wikipedia調べによると、「志国土佐 時代の夜明けのものがたりを(除く)全特急列車が停車する」と書いてありました。(あれ、今乗っている夜明けのものがたりもこの駅に到着しているのですが、情報が古いかもしれないですね。)
さらにWikiを読んでみると「須崎駅は高知県の鉄道発祥の地であり、それにちなんで世界鉄道発祥の地の英国風に駅舎が改装された」と書いてありました。ホームからは残念ながら駅舎の前面は見えなかったです。さらに歴史を調べると1924年(大正13年)に土讃線の前身である高知線起点駅として開業したそうです。
ドラが鳴り響いているので、そろそろ再出発です!
須崎(すさき)駅 出発
先ほどまでは工業の町という印象でしたが、斗賀野(とがの)トンネルを抜けて、佐川町(さがわちょう)へ入ると田んぼが広がっています。
佐川(さかわ)駅でコーヒーチケットを持っていくと、直後のコーヒー(佐川になる酒蔵「司牡丹」の仕込み水で淹れたコーヒー)をいただけます。駅で高知線の歌という看板を見つけました。鉄道唱歌の替え歌として作られたものらしいです。一番は須崎駅からはじまり、四番は佐川駅、五番は西佐川駅。そして連続テレビ小説「らんまん」でご存知の方もいると思いますが、牧野博士の出身地がここ佐川町です。
佐川駅 出発
食後のデザートタイムです。こちらのゼリーは仁淀川の驚きの透明度と不思議な青色をイメージして作られているそうです。霧山茶の香りが豊かなパンナコッタにババロアや梅風味のゼリーを重ねています。
岡花(おかばな)駅のあたりから、日高(ひだか)村へ入ります。村域中央が盆地となっており、農業を主な産業としているそうです。
JA高知県のWebサイトによると、シュガートマトが生まれたのはここ、日高村なんだそうです。
伊野駅〜終着駅
伊野駅でしばらく停車。ここはアニメ「竜とそばかすの姫」の舞台となっており、ファンの聖地でもあります。
そろそろ発車時間です。進行方向右側に「とさでん交通」の線路が見えてきました。ほどなく、鏡川が広がります。
高知県で人口が最多の市、高知市。線路の両脇に民家が立ち並びはじめました。高知のシンボル「高知城」もよく見えました。
いよいよ、高知駅に到着。「龍馬とよさこい、日曜市の駅」です。
駅前では坂本龍馬さん(銅像)も歓迎してくれていました。今回もあっという間に観光列車の旅、終了です。
まとめ
高知 観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に乗ってきましたお楽しみいただけましたでしょうか。移り変わる景色を眺めながら、地元の美味しいお食事をいただける、観光列車の楽しみ方を教えていただきました。なんだか大人の楽しみ方という感じがいたします!素敵。今回の列車も個性があって、素敵な内装・外装でしたね。観光列車、まだまだ気になります。次はどんな旅をされるのか、またお話聞かせてください。
今後もたくさんのみんなのタビサキを紹介させていただきます。