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一人でサーフィンに行ってみた話し

先日、思い立って一人でサーフィンに行って来た。

何てことない話しに思うかもしれないけど、私にとっては人生を変えるぐらい大切な一歩となった話し。

今回の旅のテーマは「一人で行動すること」

「やりたいことがあるけど出来ずにいる」

そんなモヤモヤがある方に、特にお勧めの記事となります。

当日を回想しながら書いてみますので、是非お付き合い下さい。

当日の朝焼け

海と私の関係

私は昔から海が好きで、人生の転機には必ず海が存在していた気がする。

10代の頃、一年程いた東京では海が好きという理由でお台場海浜公園という所でアルバイトをしていた。

大学に行ったら、あまり続かなかったけどウィンドサーフィン部に入部した。

大学時代の夏休みにはオーストラリアで一人旅。

沖縄にも半年程、滞在していたことがある。

社会人になってからはサーフィンを始め、週末はよく宮崎に行っていた。

しかしそんな海と私の関係も20代までで、結婚を機に海にはほとんど行くことはなくなった。

でも毎年夏になると「海に行きたいな、、」と思いながら、いつの間にか時は経ち私も40過ぎた中年になってしまった。

行動できない理由

サーフィンに関して言うと、一緒に行く友人が中々つかまらず、一人で行くにはハードルが高かったのが行けなかった理由だ。

海に一人で行くには勇気がいる。

溺れた場合のこと、トラブルに遭った場合のこと、色々想定しないといけない。海は甘くない。

それに熊本から宮崎まで片道三時間。海に入ってクタクタの状態だろうから、帰り道は居眠り運転にも気をつけねばならない。

そんな風に色々考えると、正直面倒くさいなって思ってしまう。

そう、これが私達の人生に現れる最も強大な敵だ。

しない方が楽。やる方が面倒。

私達はそうやっていつの間にか時間が過ぎ、気がついたら歳をとっている。

恐ろしいことだ。でもほとんどの人間がそうやって劣化し「若いときは◯◯」と負け惜しみのようなことを話す大人になっていく。

まず動いてから考える

とにかく今年は行ってみよう!!

突如思い立った。私の中で、ずっとモヤモヤしていた何かを回収するような気持ちだった。

このまま一緒に行く友人を当たってても永遠に行けそうにない。これはもう一人で行くか、諦めるかの二択しかないと思った。

それならやっぱり海に行きたい。

行く日を決め、準備を念入りにし、そしてまだ暗い内から出発した。

出発すると案外楽に感じた。好きな音楽を適当にかけながら、途中タバコ休憩を挟みつつ、色々物思いにふけりながらただただ進む。

心地良い。そして宮崎に入り、ヤシの木を見てコンビニで買った「SEX WAX」の匂いを嗅ぎ「ああ、やっと帰ってきた」と実感した。

やらなければずっと頭の中の空想の世界。

やってみると身体で感じることができる。

「考えてから行動する」私達はこれがスタンダード。

でも「行動しながら考える」を選択すると、まるで決まったことのパズルのピースを探していくような感覚になる。

私達は思った以上に、宝を取り忘れながら死に向かっているのかもしれない。

まとめ 私にとっての海 あなたにとっての◯◯

目的の海に着き、海に入った瞬間がもう最高だった。

満面の笑みだったと思う。一人なのに。

でも私にとって、これは本当に大きなことだった。

「来ようと思えばいつでも来れるじゃないか。」

大きなハードルと思っていたことが実はそうでもなく、今後行きたくなったらいつでも来れると思えたことは、とても大きな宝物を手に入れたようなもの。

過去にサーフィンをしていた中年が、この日を境にサーフィンをしている中年になった。

過去の出来事なのか、現在進行形なのか。

私達はどこかの段階で「捨てる」選択をすることになる。

そうじゃないと、中々生活を安定させることはできないから。

特に、結婚して子供のいる男性なんかはがんじがらめになっていくことが多いだろう。

好きなこと、夢だったこと、やってみたかったこと、続けたかったこと、欲しかったもの。

それを捨てて前進していく。

でも振り返るとそれが落ちており、心に何かがつっかかる。

ここでは書けないが、そういうのいっぱいある。

中には恥ずかしい願望もあって、人には言えない。

でも自分だけは知ってて、見ないふりをして進まねばならない。

でも、そうせざるを得ないとしても、自分の心を騙すことはできない。

どんな形でもいい。それは回収した方がいい。

「する」か「しない」か。0か1かしかない。

まずはそれが最初の選択。次に「する」と決めたら、イメージトレーニングと言う「準備」が始まる。

逆は駄目だ。「する」からこその「準備」

そしたら、次は「そっと一歩を踏み出す」

他人から見て小さく見えることでも、本人からすれば大きな一歩だったりする。

そんな一歩を踏み出し続ける人間でありたいし、そんな人を応援できる人間でありたい。

これを読んでくれているあなたに、もし置き去りにしてきた◯◯があるなら、どんな形でもいいので取りに行って下さい。

応援しています。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次の旅でお会いしましょう。

※同テーマを音声でも発信しています。是非ご視聴下さい。






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