見出し画像

【地方国公立大生】3週間で予算10万強!!東南アジア6ヵ国バックパッカー旅  

はじめに 

 現在、地方国公立大学に通っている3年生です。
同年春にオーストラリアへのバックパッカー旅も行いましたが、今回は3週間弱で東南アジア6ヵ国バックパック旅をしてきました。結論から述べると、東南アジアは物価も比較的安く、それに加え、日本からのアクセスも良いため、海外旅初心者には最高です!私は今回、マレーシア・シンガポール・タイ・ラオス・ベトナム・カンボジアの6ヵ国を周遊しました。また、就職活動によりあまり時間がなかったため、飛行機移動メインの旅でしたが、費用の方は抑えれた方かなと感じています。気になる費用に関しては後ほど!
 
 また、皆さんの中には

  • いくら物価が安くても、なんだかんだ費用がかかるんじゃないか。

  • 英語力がないから、そもそも海外旅なんてハードルが高い。

  • 海外旅したくても、どこから行けばいいか分からない。

 
 そんな声もあるかと思うので、この記事では東南アジア旅行での『実際に周ったルート』や『費用』、『どのように節約して、どの点に気を付ければよいか』についてお伝えします!



東南アジアバックパッカー旅でかかる費用は?

 費用を項目ごとに分類すると、以下の通りです。

  1. 旅行前準備費

  2. 移動費

  3. 宿泊費

  4. 食費

  5. 娯楽費
     

1. 旅行前準備費

バックパッカーだから、そんな準備いらないんじゃ?
そう思う方も多いと思いますが、LCCの場合、持込手荷物7kgと制限が設けられていたりします。この制限超えると割高な受託手荷物代が請求されるため、注意が必要です。(実際、エアアジアでは荷物の重量の確認はされませんでしたが、ベトナム初日本行きのベトジェットエアでは確認されました。)

オーストラリアと東南アジアの2度旅をして必要であった持ち物を以下にリストアップしておきます。

バックパック
- 服+下着 3~4日分
- 上着 
- 圧縮袋(服用)
- クレジットカードorデビットカード(VISA+masterが無難)
- 現金(3万円ぐらい)
- パスポート
- スマホ・充電器
- 洗面用具(歯ブラシ・髭剃り)
- 充電コード
- タオル
- サンダル(飛行機やホテル内)
- 常備薬
- 傘 
- ボールペン 
- 南京錠

サブバック
- モバイルバッテリー・充電コード
- 書類のコピー(パスポート・観光ビザ・航空券・宿泊先等)


 
   補足として、カンボジアに入国する際には観光ビザが必要で、事前に取得するか、現地で取得するかする必要があります。また別の記事でカンボジア入国の仕方の詳細について紹介しますが、その他にもシンガポールではビザは必要ないのですが、事前に入国手続きを済ませる必要があったりしました。(2023年9月現在)

 
 また海外保険に加入すべきだなのか迷っている方もいると思いますが、クレジットカードの自動付帯海外保険で事足りました。エポスカード(使っていなくても自動付帯の対象)や航空券を支払ったカードのみで全く問題なく乗り切れます。



2. 移動費

東南アジアには移動手段が多岐に渡ります。
バスや飛行機、電車はもちろん、タクシー、トゥクトゥク、船等がありますが、この手段を適材適所上手く使いこなせることで大幅な節約を可能にします。

・飛行機

飛行機なしに東南アジアの旅は成立しません。
ここの費用をいかに抑えれるかが、一番のカギとなります。

その中でも時期や航空会社、どの地点を起点とするかを考えることが特に重要です。今回の私の旅程例はあくまで一つの参考例であり、この記事を見て頂いてる頃には大きく変動していると思います。その都度、適したルートを取ることが最善です。

 また、東南アジアでの国間の移動は電車やバスといった方法もありますが、基本的に飛行機が主流です。しかし、日本の都市間の航空券代と比較すると、遥かに安く、具体例として今回利用したマレーシアーシンガポール間では、およそ1時間の距離を3000円程移動でき、破格の値段であることが分かります。実際日本だと、LCCを用いても安くても7,000円辺りはかかってしまうと思います。どの国からどの路線を用いれば一番安くいけるかという方法は計画段階で時間をかけて吟味する必要があるため、このテクニックについては別の記事に載せる予定です。

 
 また「英語苦手でチェックインとか入国審査とか怖い」っていう人も問題ないです。およそ東南アジアではエアアジアという航空会社を利用することになると思いますが、機械での自動チェックインで英語が不要です。また、出国手続きや入国審査でも、日本のパスポートが世界トップクラスの信用があるということもあり、ほとんど滞在目的等聞かれることもありません。すぐハンコを押してくれます。笑


・バス

今回の旅において、バス移動はベトナム・ホーチミンーカンボジア・プノンペンでの国境を越える際やまたクアラルンプール国際空港から市内に移動するときに利用しました。ローカルバスは実際シンガポール等で運行していましたが、利用することはなかったです。基本的に都市圏であるとMRTや電車などの公共交通機関がある程度整っている国が多いことに加え、市内はタクシーやバイクタクシーでの移動も主流のため、そちらを利用する方が容易です。しかし、場合によっては安価なため、検討が必要です。(例としてクアラルンプール国際空港から市内へのバスは500円程で、電車だと1,500円程です。)


・タクシー

 今回高い頻度で使用したのが、配車アプリ『Grab』を用いたタクシー移動です。東南アジアでは『Grab』が主流であり、街を見渡せばどこでも見かけることになると思います。『Uber』みたいな感じですね。街中に常駐しているタクシーはぼったくりが多く、また値段の前交渉が必要となりますが、『Grab』を用いれば配車前に金額がわかる上に、日本に比べても安価に利用できます(10㎞近く離れていても約500円)。配車前に目的地設定するため、英語での会話の必要もないです。稀にドライバーから電話がかかってくることがありますが、適当に返事すれば大丈夫です。笑
 また、カンボジアで『Grab』を利用すると、トゥクトゥクを配車できます。タイでも道中にトゥクトゥクのドライバーに声をかけられると思いますが、基本的に割高です。経験として乗ってみたい、プラスα安く乗りたいという方はカンボジアでの乗車を検討してみてください。

 ここで注意なのは、ラオス・ルアンパバーンでは『Grab』は利用できなかったため、現地の指示に従うことになります。基本的に空港で手配、宿泊場所が手配してくれたりするため、心配する必要はないです。


・電車

電車やMRTの移動は日本と比較しても安いです。
しかし、電車が通ってるのは主要都市部で、特にタイやシンガポール、マレーシアで使うことになるかと思いますが、それらの国でも少し都市部から離れてしまうと電車が通っていないことが多いです。
またその他にも長距離列車も存在し、バンコクからアユタヤまで国鉄で安く抑えることが出来ます。

タイ国鉄 バンコクからアユタヤへ

 
 補足として、ラオスへ陸路で国境を超える場合、同様にバンコクからノンカーイまで電車で行き、後にバスに乗車することで可能のようです。今回は利用しませんでしたが、時間がある方は利用してみてください。


・船

船移動をしたのは、タイのみです。三大寺院と呼ばれるチャオプラヤ川沿いにあるワット・アルンや世界遺産の街・アユタヤで対岸に渡る時のみ利用しました。確か10タイバーツ(当時40円)ほどだったと思います。私は今回利用していませんが、カオサン通りから繁華街であるアソークまで高速船があり、どれも安価ですので、ぜひ検討してみてください。



3.  宿泊費

続いて宿泊費についてですが、

基本的にサイトから予約しました。使ったサイトとしてはbooking.com, agodaの2つがメインです。私は基本的におよそ一泊2000円程で宿泊しましたが、日本のビジネスホテルと何ら違いはありません。地域によってはとんでもなく広い部屋もありました。笑
シンガポールを除けば物価が安い国がほとんどですので、2000円を目安で探してみると良いです。

 注意点としては、booking.com, agodaで予約する際は評価を見るようにしてください。確かに安い部屋があって、広そうだし、魅力的に思う部屋があるかもしれません。しかし、排水やクーラーから異臭がする部屋などがあったりするため、サイトを使用する際は評価8.0/10や4.0/5.0以上を目安にすると外れを引くことはほとんどないかと思います。

カンボジア・プノンペン 宿泊場所



4. 食費

基本的に日本の3分の1ぐらいの価格で買えます。

ただし、スターバックスやマクドナルドのような外資系飲食店ではそこまで物価に差はないという感覚です。しかし、屋台や地元の方が経営している店ですと、1食300円~500円程で食べることが出来るため、そこまで費用に対して気にすることはないかと思います。むしろ、海外旅の場合、各地のローカルフードにお金をかける楽しみ方もあるのかなと思います。自分はそこにあまりこだわりはないですが、笑

 今回の旅で行った店の中で一番記憶に残ってるのは、バンコク・バンスー中央駅近くにあるローカルタイ料理店のガパオライスが印象的です。時として偶然の出会いがあるのも旅の醍醐味です。

バンコク・バンスー区、Kapaw Kai Raboet


 注意点としては、基本的に東南アジアの国は水道水は飲めません。コンビニ等で購入した飲料水を持ち歩くことになると思います。店で出てきたお水を飲んでしまうと、お腹を下す可能性が非常に高いため、注意が必要です。


5. 娯楽費

 主に観光費やお土産代とかになってくるかと思います。

寺や美術館、博物館では、外国人料金でチケットを買うことが多いです。それでも大体400円とか高くても800円というところがほとんどだと思うので、せっかく訪れるなら、この辺りにはしっかり投資した方が良いです。後に後悔することがなくなります。本当に興味のないモノとかだとスルーでもいいかと思います。(実際、タイにあった寺に関しては何個かスルーしました笑)




実際に周ったルートは?(3週間弱)

今回私は旅の起点がソウル・仁川国際空港になっておりますが、大阪・関西国際空港からクアラルンプールまでほぼ同価格、同距離なため、その点は置き換えて参考にしてください。特に記載がない限り、国間移動は飛行機を利用しています。

韓国
ソウル

マレーシア
クアラルンプール → マラッカ → クアラルンプール

シンガポール

タイ

バンコク → アユタヤ → バンコク

ラオス
ルアンパバーン

ベトナム (バンコク経由)  
ホーチミン
☟ (長距離バスでの移動)
カンボジア
プノンペン

ベトナム
ホーチミン

大阪



実際にかかった費用は?

今回の旅の費用は…

合計で 150,000 円程でした!

内訳
- 航空券代 約80,000円
- 宿泊費 約32,000円
- 飲食費 約15,000円
-カンボジアビザ申請 6,000円40US$(40US$ 1US$=150円)
- カンボジア⇔プノンペン長距離バス 9000円
- 観光&移動費 10,000円


 今回、この旅を決めたのが直前+就活による過密スケジュールということもあり、仕方なく高い航空券代を支払った結果、このような結果になりました。しかし、数か月前の段階で計画が決まれば、別ルート等で航空券を安価に予約することが可能で、また時間がある方は国境間を電車移動やバス移動を行えば、更に大幅に費用は削減されます。これだけでも数万円の節約となり、タイトルに記載した10万円強でのバックパッカー旅行の実現が可能になります。



節約方法と注意点

  • skyscannerを用いて、最安経路を計画する。
     この点は他の記事に載せます!どの視点で経路を決めればよいか、何を重視するかについて詳細に教えます。

  • 航空券は直前ではなく、なるべく早めの予約を!
     直前と1,2か月前では値段が全く違います。直前で安い場合もありますが、路線の少ない地域などは特に早めの予約が必要です。(今回だとラオス・ルアンパバーン)

  • ツアーに参加するのではなく、公共交通機関で行く方法を検討する。
      これは少し触れましたが、特にタイ・アユタヤでの話になります。私は今回、タイ国鉄を用いて1時間程かけてバンコクからアユタヤに向かいましたが、値段はたったの片道14タイバーツ(58円程)でした。しかし、ツアーではミニバン等でアユタヤに向かい6,000円程します。確かにツアーは準備もいらなくて楽ですが、ローカル列車で旅をするのもまたその地域を感じることが出来るため、積極的に利用すべきです。具体的な買い方や乗り方はタイ編で載せます。

注意点として

  • 日本語が話せる外国人には注意!

 です。旅中に様々な人に出会うと思います。その中で日本好きで親切な人や日本人観光客をターゲットにした悪い大人がいます。この辺りの区別は非常に難しいです。街中で声をかけられても、ホイホイついていかずに疑いの目をもって接するが大事です。カモにされたらすぐお金なくなります。(私はベトナムのバイタクにぼったくられました笑)
怪しかったら、No,thanksでその場を離れ、相手にしないのが最善策です。
  



まとめ

いかがだったでしょうか。

東南アジアへの旅は少々危険なイメージ、ハードルが高いイメージがあるかもしれません。

しかし、それは杞憂でいろいろな出会いがあり、良くも悪くも日本の常識とは異なる様々な経験を体験できます。

また、各々それぞれオリジナリティのある旅計画を組めることも魅力的です。それに加え、日数の割に安価に旅が出来るため、金欠な学生でも多少アルバイトをすれば、十分にこの旅を遂行することは可能です!


ぜひ参考にして、バックパッカー旅をしてみてください!

いいなと思ったら応援しよう!