【パリ10区】スパイスとラッシーとカレーとインドマーケット。
パリ10区の多国籍エリア
日本人街といわれるルーブル美術館の裏に広がる『オペラエリア』。一生パリで暮らしていける!!と確信出来たほどラーメン屋や日本スーパーが並んでおり、フランスに住んでいる日本人のオアシス的存在だ。
そのオペラエリアとマレ地区、パリ北駅の中心に位置するのが多国籍エリア(わかりやすくするため勝手に名付けた。)。
マレ地区と同様、インドやトルコやパキスタン、中国もあればイタリアンなど色んなレストランやスーパーが並んでいる。
パリにきてもう2ヶ月が経つが、どちらかというと自然豊かなエリアにばかり行っていて、用がない限りパリ中心街にはあまり行っていなかった。
今回パートナーの仕事仲間の案内でインドカレーを食べるため多国籍エリアにのりこんだ。
Stransbourg Saint-Denis(ストラスブール・サン・ドニ駅)
16区からメトロ9番で直通でいけるストラスブール・サンドニ駅。
降り立った瞬間16区やオペラエリアとは全く違う雰囲気が広がる。
KFCにはオーダー待ちのウーバースタッフみたいな人達がたむろしていた。
↑スーパーのカートに無理矢理のせた囲炉裏?でトウモロコシを焼いているひとも。香ばしい匂いにつられて買ってしまうところだった。確かにカートなら移動も楽だ。
パリで最初の凱旋門
駅周辺には2つの凱旋門がある。現在は門としての機能はなく、観光名所として車が通れないようになっているので、ゆっくりみることができた。
↑サンドニ門。1672年にパリで最初に立てられた凱旋門だそうだ。
そしてもう1つはサン・マルタン門。戦いの勝利に記念して、ルイ14世の命令により1674年に建てられたそう。(写真を撮り忘れたおバカな私)
聞いた話によると、昔は2つの凱旋門があるサン・マルタン通りをラインとして、これより中をパリとしたそうだ。そう考えると、私が今住んでいるエリアはなにもなかったのだろうな。。
東京で例えると神田川で囲まれた江戸城(その他屋敷)と、外側の町といったところだろうか。現在ではどちらの都市もとても大きく広がったなと思う。
パリの道の名前
さて昔はパリでなかったラインの外側にあるRue du Faubourg Saint-Denis通りを進む。
パリには色んな種類の道があり、調べたところ『Rue』 は一般的な通り。『Faubourg 』は街の中心と郊外を繋げる通りだそうだ。
この通りは色んな国のレストランが並んでおり、商品が積み上げられた良い感じのごちゃごちゃ感、隙間を利用して作られたお店などまるでタイのカオサンストリートにいるかのようだ。
中東系のお店や水煙草をふかす黒人を横目に通りすぎる。なんだかわからないお店に興味津々。。ふと見えた横道には白人ではない人達がたむろしており、家なのか店なのかわからないフランスらしくない雰囲気が広がる。(いや、これも含めてフランスというのだろうか)
さてそんな中インディアン通りとでもいうのかわからないが、小さい小道に入る。みた瞬間ワクワクしてきた。
インディアンストリート
G マップではパサージュ・ブラディー通りとかかれている。
一部工事中ではあったがインド感満載だ!
お香薫るインディアンスーパー
少し進むと、インドスーパーが!
入らずにはいられないので入る。
入った瞬間インド~と感じるお香の匂いがして、ほっとする。インドには行ったことがないのだが、東南アジアの旅で何度もインド街に訪れており、そのなつかしい記憶を甦らせる。(そんなに好きならインドに行けばいいのに。。)
↑ヘナタトゥーのインクやアイペンシル、その他インド版柿の種も売っているw
↑スパイスの種類が豊富!日本からフランスに来る際、今まで集めていたスパイスカレーに使うスパイス達を破棄しないと行けないため、泣く泣く知り合いに全て譲った。フランスでもまたスパイスカレーを作りたいので、今回ホールスパイスを購入。当たり前だが日本で買うよりやすい。質はどうなのだろう。
↑インドで使われるお米をはじめ、各国のお米も。その上にはスパイスがブレンドされた手作りの?ハーブスパイスティーがありこちらも購入。テスターで匂いをかいで良さそうなのを買ってみた。あぁ楽しくてたまらない!
↑興味があるけど、一度も試したことがない。。
↑有名なインド人弁当。タイやカンボジアでも以外に使われてた。カレープレートはもう少しスパイスカレーのレシピが広がったら、、買おうと思う!
↑おぉ!大好きなラッシーが置いてある!ローズ味のラッシー?興味があったがこれからレストランで飲む予定なのでグッとがまん。。
お会計でレジに並んでいたらこんなのを見つけた。カラフルでかわいい。
↑ピンク色の小粒のなにか。後ろにはアクセサリーが売っていたので最初ビーズかなにかだと思っていた(((^^;)
キャンディーとのことで、カラフルな緑のキャンディーを購入。
家に帰って瓶に積めてみた。
↑文房具の一部化するキャンディー。つまみながら現在記事を書いている。
↑フランス語でかかれた原材料をなんとか訳してみると、アニス・クミン・フェンネルが主にはいっていた。
表面は甘い砂糖で固くコーティングされていて、最初は甘いキャンデイーだが最後の方になると中に入っているスパイスで口がスッキリする。カレー代表スパイスといわれるクミンも入っているので、インドのお菓子だなぁという印象だ。
それぞれのスパイスに共通して消化を助ける効果があり、食後に口をさっぱりされるのに大変役立つキャンディーだ!次回他の色も買ってみようと思う。
インドっぽいエコバック
会計時にバックを持ってくるのを忘れてしまい、ふとレジの下をみると布のエコバックが1ユーロで売っていた。インドっぽいのを選んでみた。
↑翌日スーパーで野菜用バックとして活躍したのであった。
パートナーの仕事仲間もスパイスカレーを作るらしく、二人で色んなスパイスに興奮してしまった。パートナーは荷物持ちとして遠目で待機。思ったより時間がかかってしまい、お腹が良い具合にすいてきた。
このスーパーのお香の匂いが最高の前菜となった(*´∀`)♪オホホ
インドカレーレストラン
スーパーを過ぎると次々に並んでいるインドレストランが。どこも安めでおいしそう。
パートナーの仕事仲間がおすすめしたレストランへ。(この後気が付いたらしいのだが、彼のおすすめは隣のレストランだった。どれも似ていてわからなかったらしい。笑)
↑椅子に座るとさっそくパパドゥ(豆せんべい)が。
パパドゥは豆の粉で作られている。南インド料理ミールスではこのパパドがライスの上にのっていて、砕いてライスと一緒に食べるのだ。豆の香ばしい味が癖になる!
ここでは前菜の役割なのか、料理を待つ間みんな手が止まらずおかわりをしてしまった程。隣のミント・チャットニー・辛いソースをつけて味の変化を楽しんだ。(この食べ方があっているのかは不明)
↑みんなラッシーが好きなので、単品で頼むより安い1lのラッシーを頼んだ。こんな大きなラッシーは初めてだ。予想通り甘くておいしい。
ラッシーの味は、ソルト、マンゴー、ベリー、ストロベリー、ローズ、ミント、その他色々あり試して見たかったが定番のマンゴーにした。
定食のカレー
色んなものが入った定食をオーダー。大と小があり大は13~15ユーロ。小は7、8ユーロだった。
↑大ノンベジ定食。カレー2種、ダル(豆のお粥)、タンドリーチキン、サモサ、チーズナン、ライス。
↑私がオーダーした大ベジタリアン定食。カレー1種、カレー風味の野菜炒め、ダル、サモサ3種、プレーンナン。 チーズナンじゃないのがとてつもなく残念だった(‘д‘ )。
大サイズをたのんだが思ったほど量が多くなくて、ちょうどよかった。辛くなかったので、前菜についていた辛めのソースを一緒に食べるのがおいしかった。やはりベジタリアンカレーは優しい味で翌日のお腹の調子を心配する必要なし。さつまいも?が入ったサモサが甘くておいしい。豆のお粥ダルは安定のおいしさ!
デザート
なんとこの定食にはデザートも付く。インドのデザートは激甘なイメージなので私は紅茶に。他の二人から一口づつもらうことにした。
左上はお米のお粥でほんのり甘く、なんらかのスパイスが入っていた。
右上は甘いのとシナモンとなんらかのスパイスが入ったしっとりしたスポンジケーキだった。フランス人の口に合わせているのか激甘でなくて助かった。
これらのデザートと紅茶、そしてインドな雰囲気が全てマッチしておいしかった(´Д`)なんでこんなになつかしい気がするのだろう。。インドマジック。
最後に
まさかフランスでこんないんどを感じられるとは思わず、なんとも良い体験でした。すごく気に入ったのでこのエリアはリピート確定です。
フランス料理も良いですが、スパイスがほしいときはインディアン街へ!!
★カレー記事★