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オット会社辞めるってよ①


あなたの家族が会社でモラハラを受けていたらあなたはどうしますか?

わたしの夫は一部上場企業の管理職で、収入的にも申し分なく、何と運が良いんだろうとよく夫婦で話していました。

しかしやはりサラリーマンというものは
人事に大きく左右され、翻弄され
自分の意思ではどうにもならないものに
牛耳られているものです。
嫌な部署に異動になっても、ジッと耐えて次の異動を待つ。それ以外に選択肢はないのです。

あるとき夫の上司に
将来社長になるのではと噂されている切れ者がやってきました。
海外とも太いパイプを持ち、
毅然とした態度で渡り合える、
話を聞いている分には
白洲次郎のような人だという印象。

生え抜きで夫より10才年下。

そしてもうひとつの印象は、、、サイコパス。

優秀な人ならではの異常さ。
サイコパスとは
他人の痛みに対する共感が無く、自己中心的な行動をして相手を苦しめても快楽こそ感じさえすれ、罪悪感など微塵も感じない(ネットから引用)
のだそうです。

相手を苦しめて快楽を感じているというのがまさしく当てはまっていて
人前で叱責したり、取引先の人たちの前で仕事ができないと嘲り、それを楽しんでいるのでは?と時々垣間見られる異常性。

そんな彼ですので
過去に何度もパワハラで訴えられ、
会社側も一応降格したり、現場に異動させたりするのですが、何故かすぐに復活。
耐えきれず辞めた人も何人もいるという
いわく付きです。

夫は最初からターゲットにされた訳ではなく
むしろ気に入られて
毎晩のように電話がかかってきたり
毎日のランチも一緒
休みの日にもパーティーなどに帯同させられていました。

コミュニケーション異常者ですので
仲良くなり方がわからないのか
親しげに冗談のつもりで酷いパワハラ発言をしたり、うまく表現できないのですが
向こうはまさか自分が嫌われているとは
夢にも思ってないと思われますが
夫としては神経をすり減らす毎日。

それが段々と
「可愛さ余って憎さ百倍」的な発言を繰り返すようになり、本来プライドが高い夫は
どんどんストレスを溜め込んで
酷い状況になっていき
ある日とうとう「辞めてもいい?」
と言いだしました。

つづく。

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