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カレーを描く〜上手く描くより、旨そうに描く〜
24期のニーナです。
イラストレーターをやっています。
カレーの学校では今年から【美術部】を名乗り始めました。
★部員募集中です。
![](https://assets.st-note.com/img/1671531495469-jieE5brj0U.jpg)
というわけで、今回は『カレーを描く。』というテーマでお送りします。
食べる、作る、そして描く、のです。
お正月休みにでも、カレーを『描いて』みませんか?
初心者でも、絵心がない人でも取り組めるようにレシピを考えてみましたので、是非トライしてみてくださいね。
今回はカレーの学校10期の、
町田さんのお店『キュリアレンテ』のカレーを描きます。
(町田さん、来年は食べに行きますね)
![](https://assets.st-note.com/img/1671531897461-sGRAOu4t8O.jpg?width=1200)
モデルになる写真は、
町田さんと同じく10期の波木さんが、カレーの学校Facebookに投稿された写真をお借りしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1671532469805-9dFDLSZliM.jpg?width=1200)
まず絵の具は三原色【赤、青、黄】があればとりあえず大丈夫です。
ダイソーにも売ってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1671532588601-FD8LNFfGcx.jpg)
筆も中筆一本しか、わたしは使いません。
ダイソーの絵筆でも構いません。
![](https://assets.st-note.com/img/1671534479325-jFY3obfx6w.jpg?width=1200)
まず、鉛筆でラフにスケッチをして、
耐水性のペンで線画を描きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1671532776080-oZTCsCxqvH.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1671532776103-flTZPO5IJ1.jpg)
「そのスケッチとペン入れが難しいんじゃぃ」
と言われそうですが、
最初は形が歪んでてもぜんぜん大丈夫です。
何なら、鉛筆で下書きなどせずに、いきなりペンでスケッチするほうがおすすめです。
※わたしは製図ペンの8ミリを愛用しています
大らかに歪んでるくらいのほうが、
絵に味があって良いのです。これは絶対本当です。
カレーの絵なんですから、味がある方が良いじゃない?
そのかわり、色塗りは丁寧にやってきいましょう。
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わたしたちが描くのはカレーの絵、であることを意識しながら描く。
重要です。
カレーを描くに当たって、いちばん大切な色は何か?それは『黄色』です。
ターメリックの黄色、グレイビーの黄色、
パパドの黄色、アチャールの黄色…色んな黄色が一皿のカレーの中に隠れていることに
注目しつつ、塗っていくのです。
黄色の絵の具をそのまま塗ってもいいし、
赤や青を少しずつ混色してもいい。
水分で濃淡をつけながら、
色の濃いところ→色の薄いところ
の順で塗っていきます。
※筆先の水分調整をするために、布巾やティッシュが必須アイテムです。
![](https://assets.st-note.com/img/1671533339119-f506Powp7y.jpg?width=1200)
次に赤色を塗ってみましょう。
トマトサラダの赤色、パプリカの赤色、レッドチリの赤色、色んな赤色があることに、目を凝らして塗るのです。
オレンジ色っぽい赤や茶色っぽい赤や、
紫色をおびた赤………
モデルさんをよく観察しながら。
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次に緑色です。
緑色は三原色のうち、青と黄色を混色すると緑になります。
緑が塗れたら、茶色や紫、グレーなどもっと複雑な色を作って塗っていきます。
ところで、
「その絵の具の混色が、よくわからんのじゃい」
と言われそうですね。
そんな時には、軽いウォーミングアップをしてみましょう。
使うのはあいかわらず三原色だけです。
三原色をパレットに出して、気の向くままに混ぜてみます。
適当にできた色を、十円玉くらいの丸で描いてみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1671534045511-5cxuzabF7D.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1671534622028-ICwyc7Q3fw.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1671534653595-3FM3XqefI0.jpg?width=1200)
色を作っていきながら、イメージしてみましょう。
できた色から、カレーに関するモノを思い浮かべてみましょう。
カルダモンのグリーン、メティの茶色、
この色はラッサムのスープ、
この色はタンドリーチキン、
サグの緑、インゲンの黄緑、
マトンの茶色、ビーツのピンク…
この青はお皿の色…
![](https://assets.st-note.com/img/1671534794411-piuQHaXOH2.jpg?width=1200)
ウォーミングアップは15-30分程度でOK。
これだけで、あっという間に、色づくりがかなりうまくなります。
その調子で、カレーの方も現物の写真を観ながら塗っていくのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1671533716521-P7NSn2q065.jpg?width=1200)
ところで、「これって何色を塗ったら良いのかわからない」という時があるかも知れません。
そんなときは「この具材の元の色」を考えてみるのです。
例えばクタッとした、茄子のモージュ。
茶色のような、灰色のようなふうに写真では見えるけど。
本来の茄子の色は………調理する前は、
紫色ですね🟣
なので、茶色にちょっと紫色を足して、
盛って描いてみる。
絵にするときは、食材の元の色を『盛って』やると美味しそうに描けます。
ラッサムの中のトマトは茶色っぽく見えるけど元々の色は赤、ウリは黄緑。
少し調理前の色を強調して描いてやると良いのです。
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ちなみに、お皿の色は実際よりも、
淡い色でとどめておくのがおすすめです。
皿の色が強すぎると、メインのカレーの色が地味に見えてしまいますから。
次にわたしは色鉛筆で、細部や立体感などを補強していきます。
この時の色鉛筆も、
普通の12色セットのモノなんかで十分です。
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そうこうやってるうちに、
ひと通り塗れた〜、
と思ったら、
仕上げに絵の具の白を使うのも良いでしょう。
白はツヤと光を表現するのに使います。
![](https://assets.st-note.com/img/1671536300063-rpfrtchmQo.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1671536359220-5Oq8CJTLf4.jpg?width=1200)
「こちらのプレートは、
パパド、サンバル、コーンのサブジ、カチュンバル(トマトやきゅうりのサラダ)、ナスのモージュ(スパイスの漬物)、小松菜のポリヤル、マサラアンダー(卵のスパイス焼き)を盛ってます✨」
(キュリアレンテの町田さんのコメントより。)
これからは、カレーは
作る、食べる、そして描く。
2023年は、
目指せ100皿、カレーの絵!
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![](https://assets.st-note.com/img/1671540110752-JigeSTo0Th.jpg?width=1200)
さぁ、描いてみたくなりましたか?
カレーの学校美術部では部員を募集中です。
こうやったら部活が盛り上がる!とかアイデアお待ちしています。
いつか、部員の描いたカレーを集めて展覧会をやりましょう。
「うちに飾っていいよー」
ってカレー屋さんや、スペースをお持ちの方も居たら手を上げてください🙏
「うちのカレー描いてよ〜」って方も募集!
それでは、おせちに飽きたらカレー…
を食べて…ぜひそのカレーを描いてみてね。
描いたらぜひ、見せてください(^^)