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「手をかける」から「目をかける」へ

【1分で読めて意味のある情報】

こんにちは、旅人先生Xです。

後一ヵ月ほどで、今年度も終わろうとしています。

そこで今日は、「子どもとの向き合い方」について書いていきたいと思います。


目次は、以下の通りです。


①つい、手をかけたくなるけれど…


子どもたちと長く過ごしていると何かあったときに、つい手助けをしたくなってしまいます。

長く一緒にいなくてもそういう気持ちになりますが…

困っている時ならば、なおのこと。

発達段階に応じて、大人が手助けするべきだと思うことは当然力を貸すようにしています。

しかし、

今の子どもの力ならば、乗り越えることができるであろうことや乗り越える経験をしてほしいと感じることにまで、手助けをしたくなる時がある

のです。

どうしても、長く一緒にいた子が困っていたら、助けてあげたいという気持ちになってしまいます。




自然なことなのかもしれませんが、そういった時に、無暗に子どもに力を貸してしまっては、子どもの成長のチャンスを減らしてしまいかねません。

「可愛い子には旅をさせよ」という言葉もありますが、

✅大切にしたいと思うからこそ、手助けをせずに、子どもたちの力を信じて待たねばならない時がある

と改めて感じています。




では、どうしたらいいのでしょうか。

アプローチの一例として、子どもたちに「手をかける」のではなく、「目をめける」ということについて書いていきたいと思います。




②「手をかける」から「目をかける」へ少しずつシフトする


大人もそうですが、子どもたちは、大人が思っている以上に、日々変化して、成長しています。

それだけ成長しているのですから、変化に合わせて、向き合い方も見直し続けていく必要があるわけです。




具体的には、

✅手助けしていたことを自分もしくは、自分達の力でやってもらうようにして、それを見守るというアプローチ

をしていくのが良いと思っています。

手を放すけれど、目は離さないというイメージです。

何も四六時中見張っているというわけではありません。

今回私が書いている「目をかける」というのは、子どもの行動や様子に気を配るという意味合いです。




子どもの行動や様子に気を配っていれば、

✅子どもが自分の力でやっていることに的確なフィードバックがしやすくなる上、いざという時に助けられる

という利点があります。




小さなことから、こうしたアプローチを繰り返していくことで、子どもが自分でできることを増やしていくことができるはずです。

はじめは小さなことでも積み重ねていくことで、子どもたちがこれから生きていく上で大切な力を培っていくことができるのではないでしょうか。




私は学校で子どもたちと向き合っていますが、ご家庭で子どもと向き合っている方は、私が感じる「手を貸してあげたい」という気持ちより、ずっと強くその気持ちを感じると思います。

お子さんの成長や変化に合わせて、少しずつ、向き合い方を変えていくというのはとても大変なことだと思います。

大変なことですから、誰かとシェアしながら、やってみてほしいです。

ご家庭内やご友人、学校、どんな場所でもいいと思います。

今は、学校と連絡を取り合う機会は多くないかもしれませんが、もしもそうした機会がありましたら、ぜひ、変化などを共有してみてほしいなと思います。

学校と家庭の情報の共有は、きっと子どもの成長のためになると思います。

他の教員の意見はわかりませんが、少なくとも私は、そうした変化が知れたら嬉しいなと感じています。

ぜひ、何かの折に今回のことを思い出していただければ幸いです。




今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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