外国語には無い日本の”或る言葉”
私はイタリアのローマと中国の北京に駐在したことがあるのですが、その時感じたことをお話したいと思います。
それは日本語にはある"或る言葉"がイタリアと中国には無かったのです。
その言葉がなにか、おわかりでしょうか。。。
それは "ごちそうさま" です。
レストランで食事を終えてお店を出る時「ごちそうさまでした!」と言いますよね。
あの言葉で、お客側もお店側も和やかになり、良い雰囲気が生まれます。
そこに天使が舞い降りてきたような。。。
あの"ごちそうさま"という言葉がイタリアにも中国にも無いのです。
イタリアではお店を出る時、ニコッと笑って「チャオ!」と言ったりしますからまだまし(?)ですが、中国では、お客もお店も無言。
お店を出る時、なんとも言えない居心地の悪さを感じました。
「謝謝(ありがとう)」と笑って声をかけてみたのですが、ごちそうさまとは少し違う感覚です。
お店の人も普段はそんな声を掛けられないのか、いきなり声を掛けられてドギマギしている感じさえしました。
現地の人に訊いても「う~ん、そういう言葉はないですね~」
もしかすると私がその「ごちそうさま」という言葉にたどり着けなかっただけかもしれません。
イタリア語、中国語その他の言語でも「ごちそうさま」という言葉、ご存じのでしたらぜひ教えてください。
今回お話した「ごちそうさま」は日本らしい言葉の表現だと思います。
気遣いや思いやり、円滑な人間関係を生み出す言葉。
外国ではそれはチップなのかもしれませんね。
「ごちそうさま、おいしかったです」はお店の人も嬉しいでしょうが、言った方も嬉しい魔法の言葉です。
そういう言葉、大切にしていきたいと思います。
2024年11月14日
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