たびこふれ【公式】

たびこふれ(阪急交通社グループ)は、旅好きのための旅行メディアです。現地在住のライター&旅のプロが旅好きのあなたに、まだ知られていない魅力的な情報をご紹介します。noteではメルマガ「たびとどけ」のバックナンバーを掲載中。

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最近の記事

柿はイタリアでもカキ

前回お話した、レストランを出ていく時に「ごちそうさま!」という言葉は外国にはないのでは?という話の続きです。 合唱仲間のHさんがこう応えてくれました。 「私は『美味しかったです!』という言葉を辞書で調べて言うようにしていますよ」と。 素晴らしい! いいですね! さて、Hさんは奈良県在住でお土産に柿のゼリーをいただきました。 これが干し柿のような味わいでとっても美味しかった。 柿と言えば奈良ですね。 今の季節は柿が旬であちこちで見ることができますが、イタリアでも市場で

    • 外国語には無い日本の”或る言葉”

      私はイタリアのローマと中国の北京に駐在したことがあるのですが、その時感じたことをお話したいと思います。 それは日本語にはある"或る言葉"がイタリアと中国には無かったのです。 その言葉がなにか、おわかりでしょうか。。。 それは "ごちそうさま" です。 レストランで食事を終えてお店を出る時「ごちそうさまでした!」と言いますよね。 あの言葉で、お客側もお店側も和やかになり、良い雰囲気が生まれます。 そこに天使が舞い降りてきたような。。。 あの"ごちそうさま"という言

      • 取材する時、つい陥りがちな落とし穴

        今回は、私が取材する時つい陥りがちな落とし穴についてお話したいと思います。 その落とし穴とは「わかりやすい権威や看板を欲しがってしまう」ということです。 例えば、 農家だったら「完全無農薬」や「すべて地元で採れる野菜を使っている」 温泉旅館だったら「源泉かけ流し」 などです。 こういう言葉を使うと分かりやすく、読者の信頼を得られやすいからです。 ですからこういう権威が何かないか生産者やお店の方につい質問してしまうのです。 先日、東京あきる野市のパン屋さん「ラ・フーガス

        • 地元の大学生が考えたツアー

          産官学(企業、自治体、学校)の連携で地元地域を盛り上げていこうと、さまざまな種まきや取り組みが行われています。 少子高齢化、都市集中化で地方の衰退が叫ばれている中、地元で頭と体に汗をかいて頑張っている人たちがたくさんいます。 今回はそんな中で生まれた「大学生が考え企画したツアー」を記事でご紹介しましょう。 「今の若者は~」とは、太古の昔から言われているそうですが、彼らの奮闘ぶりをご覧ください。 三島市は静岡県にある街です。 地元愛ある大学生の彼らが街の魅力をたくさん

          私がヒーローになれる時

          ある夜のわが家の会話。 次女が私を呼びに来た。 次女「パパ、パパ!ママがベランダから呼んでる」 私「ん?どうしたどうした。」 妻「そこ、そこっ。。。」 私「どこどこ?」 妻「窓のサッシのとこに。。。アレが。。。」 私「ん、なんの虫?」 妻「虫じゃなくて。。。もっと嫌いな。。。アレ」 私「ははーん、アレか。どこにいるか見えないな、どっか行っちゃったかな」 妻「あっ窓を開けないで!家の中に入るかもしれないから!」私「う~ん 暗くてよく見えないな。。。」 次女が横からスマホのラ

          私がヒーローになれる時

          私がまた旅したい国

          「あなたがこれまでに旅した中で良かった場所はどこですか?」 私が取材中によく問いかける質問です。 訊かれた方は「う~ん、そうだなぁ・・・」と考えこまれることが多いです。 絞るのは難しいでしょうし、どの場所もそれぞれに魅力があり、順位付けするものでもありません。 ただやっぱり訊いてみたくなるんです。 その人がどういう方なのか、感じられるからかもしれません。 私はこれまでに30数か国訪れました。 どこが一番良かったという順位づけは難しいですが「また行きたい場所」としてすぐ浮

          私がまた旅したい国

          銭湯の楽しみ方

          私が最近ハマっていること、それは"銭湯"です。 銭湯は最近どんどん減っているようですが、私が住む東京の板橋区にはまだ少し残っていて、家から歩いていけるエリアに何軒かあります。 これまでもごくたまに行ってはいましたが、私が最近ハマっているのは"銭湯のオープン時間に行く"ということです。 私が行く銭湯は、午後3時半に開きます。 オープンと同時にのれんをくぐるのです。 外がまだ明るく太陽光が風呂場に差し込み、お湯がきれいで人も少なく空いている。 こういう環境下で入る銭湯

          ”さいはての楽園” 北海道 礼文島の秋を歩く

          9月中旬に、北海道の礼文島に行ってきました。 礼文は日本最北に位置する離島で、6~8月には高山植物が咲き乱れ「花の浮島」と呼ばれています。 ピークシーズンを終えた9月にはぐっと観光客は少なくなりますが、逆にハイキングするには9月の方がおすすめと聞き「秋の礼文の魅力」を探求しに行ったのです。 素晴らしかったですね~礼文は。 ニュージーランドやアイルランドを思わせる風景、絶景がありました。 空が広く高く青い。緑が深い。 私が感じた礼文をひとことで表すとするならば、"さいは

          ”さいはての楽園” 北海道 礼文島の秋を歩く

          コワーキングスペースで初仕事

          先日、コワーキングスペースで仕事をしました。 私は普段テレワークする時、自宅か近所の喫茶店でやることが多いのですが、今回初めてコワーキングスペースを体験しました。 コワーキングスペースで仕事をするメリット(特徴)を挙げてみると 仕事目的で来ている人が多いので喫茶店より静か 静かだが図書館ほど堅苦しくない 好きなだけ居られる フリードリンクの所が多いのでドリンクをお代わりしたい人にはありがたい WIFI,事務用品が完備しているところが多い いわゆる喫茶店で仕事をする時に

          コワーキングスペースで初仕事

          SDGsは「ずるい!」という気持ちから始まった?

          "SDGs"(エスディージーズ)ってよく言われますよね。 これがイマイチよくわからない。 外務省のHPにはこう書いてあります。(抜粋引用) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー SDGs(持続可能な開発目標)とは、まず2001年に開発目標(MDGs)が策定されました。 その後継として2015年国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際目標のことを指します。 17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さな

          SDGsは「ずるい!」という気持ちから始まった?

          図書館で本を読む気持ちよさ

          コロナ禍以降、生活スタイルが変わりましたね。 私の中で変わったことのひとつに「図書館の活用」があります。 これまで図書館にはほぼ縁がなく、何かの時に図書館に行こうか、という選択肢すらありませんでした。 しかし、テレワーク、休日のリラックス、心身のリセット、真夏の避暑(笑)には、図書館はとても良い空間です。 今までは喫茶店がその役割を果たしていましたが、図書館には、ならではの良さがあります。 それは「静けさ」です。 現代社会には静かな空間はなかなかありません。 オー

          図書館で本を読む気持ちよさ

          そのやり方は逆効果では・・・?

          職場の近くに、ランチでよく行くお好み焼き屋さんがあるんです。 そのお店は、木曜日だけランチ850円(ドリンク付き)が500円(ドリンク無し)と値下げされるんです。 私は木曜日は基本テレワーク日なのでこれまで行ったことがなかったのですが、先日たまたま木曜日に出勤したので、ランチに行ってみたんです。 お店は修羅場と化していました。いつものお店ではありませんでした。 お客さんが押し寄せて、店内は大混雑。 お好み焼きも普段食べているのよりも2/3くらいの小さいサイズ。 店員さ

          そのやり方は逆効果では・・・?

          鳥取県がこれほど魅力的な所だと知らなかった。。。

          2024年7月。 生まれて初めて降りたった鳥取県。 記事を書き終えました。。。 「鳥取県は砂丘だけではない!」ということをたっぷりご紹介しましょう。 今回訪れた鳥取県の魅力的な町をざっと紹介すると。。。 ・初めてなのにどこか懐かしい、倉吉の白壁土蔵群を町歩きする気持ちよさ ・世界有数のラドン泉。湯治の雰囲気が残る三朝(みささ)温泉に浸かる ・ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんは単なる漫画家のおじさんではなかった ・みんなで心をひとつにして漕ぐドラゴンカヌーは予想以上に楽しい

          鳥取県がこれほど魅力的な所だと知らなかった。。。

          2024年も酷暑の夏。では外国はどう?

          2024年の夏も暑い! 言ってもしかたないけれど、暑い! 言わずにいられないくらい暑い! 誰かなんとかしてほしい。。。 気温もそうですが、湿気が辛いですね。 昔に比べて日本の夏は確かに暑くなっていると感じます。 気温30度を超える日は昔はそうはありませんでしたよね。 さて、では外国はどうでしょうか? ウェザーニュースの記事にはこうありました。 マレーシアのクアラルンプール:年間平均気温33度、湿度81%。 タイのバンコク:年間平均気温29度 湿度73% イン

          2024年も酷暑の夏。では外国はどう?

          オーバーツーリズムの対極にある鳥取県

          仕事がら日本各地に出かけておりますが、そんな私もまだ足を踏み入れたことのない県がふたつあります。 ひとつは徳島県、そしてもうひとつが鳥取県です。 今回機会があって、初めて鳥取県に降り立ちました。 鳥取県といえばまっさきに浮かぶのが「鳥取砂丘」ですよね。 その他には・・・? う~ん、出てきません。 同じ中国地方の広島県出身の私としても鳥取は意外に遠い県なのです。 しかし、初めて訪れた鳥取県は、それはそれは良いところでした。 私は大好きになりました。 ・赤瓦と白壁土蔵群が

          オーバーツーリズムの対極にある鳥取県

          30数年ぶりの懐かしい再会

          週末、プライベートで神戸に行ってきました。 合唱の合わせ練習が目的でした。 そこには、私が大学時代に一緒に歌った先輩、後輩たちがいました。 人によっては卒業以来かれこれ30数年ぶりの再会。 もう言葉になりません。 30数年ぶりにまた、同じ空間で、同じ呼吸をしながら合唱を歌える奇跡。 「しあわせとは、なるものじゃなく、感じるものだ」と言います。 その日、私は確かにしあわせを感じました。 「これまで生きてきて本当によかった」と。 「歳取ってからの同窓会には出席し

          30数年ぶりの懐かしい再会