HSPと感情 気の持ち方

動じないと決める。

今回の記事は、気持ちの話。
HSPの気の持ち方、心構えです。

HSP、ことエンパス気質が強いと、他人の気持ちや感情を察してしまい、自分の本意でないにしても「譲ってしまう」こと、度々あると思います。
これは完全に私の主観であり、持論だと弁えた上で「確信している事」ですが、HSPは自分の夢や目標は叶いづらい人たちなんだと思っています。
誤解して欲しく無いのは、能力とかスキルとか才能の問題ではありません。
むしろ、内向型や繊細なタイプは、深みがあり、洞察力や直感力も抜群だし、秘めた力も大きく、才があるタイプだと感じます。
ですが、夢や希望を掴むために決定的に欠如している事があります。

それが、気持ちです。
意思・意志ではありません。
気の持ち様です。
どんなに志高くしても、「あっけなく」他人に譲ってしまう。「自ら」退いてしまうのです。

そうで無い方も当然います。
ただ、そういう方は恐らく少数で、しかも技術を得ています。そう、気質を武器に、きちんと臨める人。
自分や他者の感情に呑まれ溺れることなく、敏感さを武器にできる人。
これは、度々述べていますが、性格傾向もありますが、思考や感情の扱い方の問題、理性と知性で会得できる技・術・業です。

気弱な、いや、気優しいHSPは、他者から発せられるビンビンな気持ちや感情を受けた後、必要以上に自分を削ります。
むしろ,その権利すら放棄して、他人に差し出してしまう。
でも、気持ちよく譲ったわけではないので、未練は残る。
そうすると、下手すると恨みつらみとなり、なかなか前に進みません。
大切なものを掴み損ねるばかりか、「自分だけ」削ってしまう。

まず、大切なのは、自分を削る必要はない。と知る事。
そして、動かない。動じない。と、決める事。
大切な人のためになら、でも微妙です。
それは、本当はどうなのか?自分はどうしたいのか?を、きちんと自分に問うてもいいのではないか、と私は思うのです。
他者の感情で感じる圧、これを自分の感情に反映させてもいい事なんてありません。
我慢は美徳は一昔前に、今はもっと露骨に良い人を強いる流れがあるのは、なんと無く感じます。
自由でらしさを大切にする強い流れの陰に、そう出来ない人もまた多数、なにより正義や良を「強いる」流れも確かにある。
その裏で、誰が喜びますか?
見知らぬ、声の大きな誰かのために、貴方を消す必要など、少しも無いのです。
喜ばせるのは自分、そして自分の大切な人やもの。
それは、権利なのですよ。

私もかつては、存在ごと消していました。
でも、そのせいで大切なものを傷つけてしまった。
欲しいものを手にしたのに、わざわざ、「誰か」のために手離して。
そんな事はダメなんだと、思い知らされる出来事がどんどん起きて、ようやく気づきました。

誰にも、削らせない。誰にも渡さない。私は私を「退かない」。
これを心に決めて生きて欲しいです。
ワガママでも、勝手でもありません。
自分に与えられた権利を守るだけ。
誰かのモノを奪うのと違う。

HSPは、もともと敏感な繊細さん。
多少、強く思って強くいた方が、案外丁度良くもあると、知りましょう。
これからの厳しい時代、強くしなやかに、何より優しくあって欲しいと思います。


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