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約6ヶ月間で1,498食の弁当・惣菜の食品ロス削減に成功。店頭値引率を抑え、利益率も改善したデリコメール様のTABETE活用方法【デリア食品株式会社様】

2022年よりグランスタ東京にオープンされたデリコメール様は、野菜の魅力をギュッと詰め込んだ商品を販売されており、「野菜を取り入れる大切さ」「新たな野菜メニュー」「食卓アレンジ」など、食事の中に「野菜」をとり入れる魅力を発信されています。
 
TABETEの導入事例が少ない弁当・総菜業態で、TABETEを活用して約6ヶ月間で1498食の食品ロス削減に成功したデリコメールグランスタ東京店様にお話をお伺いしました。

今回お話を伺った方 
鈴木様:デリア食品株式会社 デリコメールグランスタ東京店 店長(写真左)

1.TABETE導入前は、店頭値引き以外での食品ロス削減対策が取れていなかった

・・・デリコメール様の商品は、納品から2日間が消費期限と設定されていますが、店頭販売期限は納品から1日となっています。そのため以前までは当日販売期限の商品は、店頭値引率を段階的に強めることで食品ロス対策を行ってきました。・・・
 
須河:今回TABETEを導入していただいた経緯について教えてください。


鈴木様:店舗が所在しているグランスタ東京側からTABETEのご紹介を頂いて、我々が直面していた食品ロスの課題を解決できるのではないかと考え、導入させていただきました。
 
須河:ありがとうございます。TABETE導入前に食品ロス削減対策などはされておりましたでしょうか?
 
鈴木様:発注管理を適切に実施し廃棄率を抑えることは当然ですが、日によってはやはり商品が余ってしまう状態でした。食品ロスを削減するために店頭値引きも実施していましたが、値引が定着してしまうことへの危惧もあり、打ち手が少ない状況でしたね。

「デリコメールグランスタ東京店」の販売商品

2.従来は廃棄になっていた商品が売上に転換し、利益率の改善に成功

・・・TABETE導入後は、店頭販売期限が過ぎてしまった商品(消費期限内商品)を翌日朝から出品できるようになったことで、店頭値引率を抑えて販売することに成功しました。
結果、1,498食・*¹445kgの食品ロスを削減することができました。・・・
*¹1食あたり0.3kgで換算
 
須河:店舗での廃棄状況は、TABETEの導入前後で変化はありましたか?
 
鈴木様:TABETE導入後に効果を実感しておりまして、*¹これまで廃棄していた商品の約25%が売上に転換しました。
 
須河:今までだと翌日に販売できなかった商品を、翌日に繰り越して販売できるようになったことで、食品ロスを削減できたのですね。

鈴木様:TABETEに出品する翌日商品については、社内的にも品質チェックを再度入念に行いました。やはり安全面が一番大切ですので、こちらは本当に問題がないか、TABETEへの出品にあたり社内ルールの整備も合わせて実施しました。
現在は冷蔵商品のみTABETEへ出品しており、食品ロスを削減するために活用させていただいておりますが、副次的に廃棄していた商品が売上に転換できていることは有難いですね。

実際に販売している商品をご説明いただいている様子 鈴木様

3.店頭値引率を抑えて販売することへの安心材料に

須河:TABETE導入後の活用方法やオペレーションについて、工夫されている点などはありますか?
 
鈴木様:冷蔵商品の発注を強めにかけても大丈夫という安心材料の一つになっています。また、閉店間際の店頭値引は従来通り実施しているのですが、なるべく定価で販売したいので、(ロスになりそうな商品数が)少量であればなるべく値引率を低く設定しています。
仮に当日売れ残ってしまっても翌日TABETEに出品するなど、
商品価値を傷つけない販売方法をとるように心がけています。そのため利益率も以前より改善されてきており、非常に助かっております。
 
須河:ありがとうございます。食品ロス削減だけでなく、利益率の改善にもTABETEが貢献できており、とても嬉しく感じています。

TABETEに出品されている商品例①(サラダ各種)
TABETEに出品されている商品例②(サーモンとアボカドのごはん)

4.TABETEをきっかけに通常来店されたお客様からお声を頂き、販促効果を実感

須河:導入前のTABETEに対するイメージや、懸念されていた点などはありましたでしょうか?
 
鈴木様:印象としては、想像以上にTABETEを利用される方が多いことに驚きました。導入前は、TABETEに商品を出品してもあまりレスキューされない(購入されない)のではないかと思っていました。ところが、いざ利用を開始してみると出品した商品がほぼレスキューされているので本当に驚いております。
TABETEを通じてお店の存在を知って頂いたお客様が、通常来店されたケースも実際にありますので、食品ロス削減だけでなく販促効果も非常に高いという印象を持ちました。実際に「この前TABETEで買って美味しかったからまた来たわ」というお声を頂くこともありました。

TABETEでのユーザーアンケート資料

鈴木様:また店舗の所在する場所が東京駅の中でも分かりづらく、「グランスタ東京」といえど、お客様が絶えずご来店されるような立地環境ではありません。そのため、TABETEでお店を覚えていただく、知っていただくという点でもプラスの効果があると考えております。
 
須河:商業施設の中で人目に付きづらい場所に位置していても、TABETEを通じて足を運んでいただけるきっかけになっているのですね。

5.スタッフへの好影響、食品ロスに関心を持つきっかけとなっている

鈴木様:TABETE導入後に、店舗スタッフからも「以前からもったいないと感じていたので、その分を販売できて安心しました」というような声もありました。
TABETEを活用するようになって、スタッフもより食品ロスに対して意識するようになったと言っていますので、店舗内の意識向上という意味でも好影響があったと思います。
 
須河:心理的な面でも良い影響があったのですね。引き続きTABETEをご活用いただけたら嬉しいです。本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
 
<取材・編集・文=須河・盧>

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今後もTABETEを導入している店舗様へのインタビューや、フードロス削減の工夫についてnoteで発信していく予定です。フードロス削減にお困りの店舗の方は、ぜひ以下URLからご連絡ください。

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