「お疲れ様」の表現の違い
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【米朝首脳、2月末に再会談へ】
#0023
2024/1/11
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The White House announced on January 18 that the second summit meeting between US President Trump and North Korea’s leader Kim Jong-un will be held ( ) late February.
The date and the location of the meeting will be announced later.
■( )内の単語は、どちらが適切でしょうか?
(ア) in
(イ) on
■単語
・summit meeting 首脳会談
・location 場所
■和訳
ホワイトハウスは18日、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長との2回目の首脳会談を、2月末に開くと発表した。
日程と場所は、後日公表するとしている。
■( )内の答え
(ア) in
になります。
#0014で解説した「at・on・in(時間)」の表現の違いの問題です。
正しく選べたでしょうか!
ある程度の範囲内であって、日付のように特定されてない「期間」の場合には、「in」が付きます。
・年、月、季節や、午前、午後
■解説
#0009の復習です。
「発表する」には、下記のような表現があり、それぞれの違いは、
・announce →ニュース/決定事項/計画などを
・disclose →事実や秘密などを
・release →情報などを
・unveil →秘密などを
・publish →正式に
・issue →声明や警告などを
になります。
on January 18は、1/18という特定の日なので、前置詞は「on」ですね。
holdは、#0018の解説の通り、通常は「手に持つ、握る」ですが、ここでは「(会談やパーティ、結婚式など)を開く」ですね。
hold the second summit meetingで「2回目の首脳会談を開く」になります。
また、holdを「have」に変えてもOKです。
■特集
本日の特集は、「お疲れ様」の表現の違いを、シチュエーション別に説明します。
・挨拶としての「お疲れ様」
≪出会った時には≫
Hi(やぁ)
Hello(こんにちは)
に、
How are you?(元気?)
How’s it going?(調子はどう?)
を付けます。
≪メールでは≫
面識がある相手には、
Hi + first name(名前)
面識がない相手に初めてメールを送信する場合には、
Dear Mr./Ms. + last name(姓)
・褒める「お疲れ様」
Good job!(よくやった)
You did it!
Well done!
ただし、年齢や立場が上の人には使ってはいけません!
・労をねぎらう「お疲れ様」
You’ve got to be tired.
You must be tired.
相手が疲れているという事を想定している場合の「お疲れ様」で、日本語の「お疲れ様」に最も近い言い回しになります。
また、目上の人にも使えます。
ただし、初対面の相手には使えませんので、その場合は、「Thank you」を使います。
・感謝を示す「お疲れ様」
Thank you for ~
I appreciate ~
≪例≫
Thank you for your help.(助けて頂いて有難うございます)
I appreciate your hard work.(あなたの勤勉さに感謝します)
・別れる時の挨拶としての「お疲れ様」
Have a good ~!
See you ~!
≪例≫
Have a good night! (良い夜を!)
See you tomorrow!(また明日!)
■編集後記
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長が、2月末ごろに再び会談すると発表されました。
2018年6月の米朝首脳共同声明では、
・トランプ大統領は、北朝鮮に安全の保証を与える事を約束
・金正恩委員長は、朝鮮半島の完全非核化への確固で揺るぎない約束を確認
・両国は、朝鮮半島の持続的で安定した平和体制へ努力
が宣言されましたが、その後進展がありません。
米国は、「完全に検証可能な非核化まで、北朝鮮への圧力と制裁を続ける」とし、全ての保有核や施設の申告、国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れと、核兵器を廃棄する具体的な取り組みを要求しています。
他方、北朝鮮は、豊渓里(プンゲリ)核実験場の廃棄や、東倉里(トンチャンリ)のミサイルエンジン試験場の解体に対する「相応の措置」として、経済制裁の解除を主張しています。
米国は、非核化実現まで経済制裁を緩めない方針を堅持しており、今後、米朝がどう接点を見いだすのかが注目されます。
国際社会の北朝鮮包囲門に、ほころびが見え始めています。
日米韓の連携は、歴史問題やレーダー照射を巡り、日韓が対立。
米中は貿易戦争に突入し、米ロ関係も冷え込むという国際情勢の変化の中、中国とロシアは国連で、北朝鮮への制裁緩和を唱えています。
北朝鮮問題について、日本が置いてけぼりになっている感がありますね。
拉致被害者のご家族の立場からは、北朝鮮は約束を守らない国、経済制裁緩和など断固反対!の主張です。
日本政府は現状、北方領土におけるロシア問題や、歴史・レーダー照射の韓国問題に躍起になっておりますが、米朝の首脳会談が行われる予定の2月には、北朝鮮問題にも目を向ける事になるのか注目が集まりますね。
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