「~してもいいですか?」の表現について、「May I?・Can I?」の違い
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【大坂選手が全豪で初優勝、世界1位へ】
#0028
2024/1/16
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Naomi Osaka defeated Petra Kvitiva at Australian Open.
She won second straight major and became the new world No.1, the first player from Asia to achieve feat.
■単語
・defeat 打ち負かす
・achieve 成し遂げる
・feat 功績
■和訳
大坂なおみ選手が、全豪オープンで、ペトラ・クビトバ選手を破った。
二大会連続でメジャー優勝を果たし、アジアで初めて世界1位となる偉業を成し遂げた。
■解説
defeatは、#0025の解説の通り、「打ち負かす」ですね。
他にbeatも、敵を「打ち負かす」、すなわち「勝つ」になります。
もちろん、「win」も使えますので、この際に押さえておきましょう!
achieveは、「成し遂げる、獲得する」の意味で、TOEICでは頻出の単語です。
名詞の「achievement(業績、達成)」とともに押さえておきましょう!
また、accomplishも「成し遂げる、獲得する」の意味で使えます。
≪例≫
He accomplished the big goal.
(彼は、大きな目標を達成した)
なお、名詞は、「accomplishment(業績、達成)」になります。
■特集
本日の特集は、「~してもいいですか?」の表現について、「May I・Can I」の違いを説明します。
・May I ~? =目上の方や初対面の人に対して使われて、礼儀正しく、丁寧な表現になります。
「~しても宜しいでしょうか?」の表現ですね。
≪例≫
May I come in?
(中に入っても宜しいでしょうか?)
・Can I ~? =家族や友達などの親しい間柄に対して使われて、カジュアルな表現になります。
「~してもいい?」の表現ですね。
≪例≫
Can I come in?
(中に入ってもいい?)
■編集後記
大坂選手が、全豪オープン初、グランドスラム2連覇、そして世界ランク1位と、大変嬉しいニュースでした!!
筆者も、Liveでテレビ中継を観戦していたのですが、第2セットでchampionship pointをtripleで獲得した時に、「こりゃ、勝ったな」と思いましたが、そこから連続ポイントを奪われ、形勢が逆転して第2セットを落とした時には、「危ないっ!」と感じました。
コート上で自分のプレーに苛立ち、そして涙も見せており、このまま立ち直るのは無理かと思いました。
しかし、第2セット終了後のトイレブレイクの後は、淡々と冷静かつ無表情で自分のプレーに終始して立ち直り、第3セットを奪って優勝を決める事ができたのは、メンタル的に大きく成長した証拠だと思います。
大坂選手はインタビューで、初優勝から2連覇を果たす事ができた理由を問われた時に、「試合中は他の事を一切考えない」「グランドスラムは子どもの頃からの夢」「このチャンスを絶対に無駄にしたくない。それが最大のモチベーションです」と答えていました。
また、全米オープンの決勝では、対戦相手のセリーナ・ウィリアムズが審判と衝突し、表彰式でもブーイングが飛び交う事態に、大坂選手が涙を流して謝っていましたが、今回はブーイングもなく、大坂選手は嬉し涙を見せていました。
全米オープンが、アウェーの雰囲気だったのに対し、この日は観客がクビトバと自分を同じように応援してくれた事が「とても嬉しかった」と話していました。
まだ21歳の大坂選手、これからの試合も楽しみですね!
本当におめでとうございます!!
そして、過去に暴漢に襲われ、利き手の左手に重傷を負いながら、懸命なリハビリの結果、奇跡的な復活を成し遂げた、対戦相手のクビトバ選手にも拍手を送りたいと思います。