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横浜っ子が農林漁業の魅力にハマり、起業の道へ!NIPPON TABERU TIMES代表の挑戦/田丸さくら

NIPPON TABERU TIMES(通称TABETAI)では、一次産業が好きで、各々の手段で一次産業に関わっているTABETAIメンバーを紹介することで、一次産業に関わりたい人の関わりしろの参考になれば……と思い、メンバー紹介インスタライブを行っています。

NIPPON TABERU TIMES代表/編集長の田丸さくらさんは、大学生時代に農林漁業の現場に触れたことがきっかけで、この分野に興味を持ち始めました。環境問題や地域課題と向き合う生産者の姿に感銘を受け、多角的な視点を持つようになったといいます。

そんなさくらさんに、農林漁業への興味が芽生えたきっかけや、これまでの活動で得た学びについてインスタライブでうかがいましたので、その内容をレポートします!

書き手:土屋千穂

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農林漁業への興味のきっかけ

──さくらさんが農林漁業に興味を持ったきっかけは何ですか?

田丸さくら(以下:さくら): 大学生のときに農林漁業の現場に行く機会があって、そこからハマりました。会社を設立して今年で5年目になります。

──田丸さんが農林漁業の現場に初めて行ったのはどこでしたか?

さくら: 最初に行ったのは神奈川県横須賀市の新安浦港というところで、当時は先輩と一緒に取材という形で同行しました。
取材した漁師さんたちとは今も一緒に活動しています。

──その時の漁師さんの話で印象に残ったことは何ですか?

さくら: 環境の変化で今まで獲れていた魚が獲れなくなっているという話がありました。一方で、市場に出回らず、利用されない、”未利用魚”がたくさん残っていて、それを活用することで漁業を継続していこうとしていました。その未利用魚の活用の話がとても面白いと思い、どんどん興味が深まっていきました。

生産者との関わりから得た学び

──生産者の方々と関わる中で感じたことは何ですか?

さくら: 生産者の方々の仕事は、自分たちが考えているより、環境問題に大きく左右されていて、自分の生業や人生に直接影響していることを実感しました。私たちが感じる環境問題は暑さが続くなとか、台風の変化程度ですが、彼らにとってはもっと切実な問題なんだと気づかされました。

また、生産者の方々は経営者としての視点を持ち、地域の担い手として行事に積極的に参加するなど、食べ物を作るだけでない価値を持っていました。彼らの経験や考え方は、大学に入ったばかりの私にとってとても新鮮で、学べるものがたくさんあると感じました。

──田丸さんは農林漁業に関わるようになって、どのように変化しましたか?

さくら: 農林漁業に関わるようになって、私は多角的な視点を持つようになりました。食べ物が届くことや食べるということは、そんなにシンプルな話ではなく、作っている人たちの考え方や地域、環境など、様々な要素が関わっています。その中でいかに良い社会や経済を実現していくのかを考えるようになりました。

──農林漁業や地域に触れたことで、田丸さんのチャレンジ精神にどのような影響がありましたか?

さくら: 農林漁業や地域の存在に出会えたおかげで、私はとてもチャレンジングになったと思っています。例えば、極端な話ですが会社が倒産しても田舎のおじいちゃんたちのところで農作業を手伝わせてもらって生きていけるかもしれないし、ゼロからまたやり直せるかもしれない。そういう失敗してもなんとかなるというマインドが強くなり、チャレンジをする際の心持ちが持てるようになりました。

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NIPPON TABERU TIMESの活動内容

──NIPPON TABERU TIMESではどのような活動をしていますか?

さくら: NIPPON TABERU TIMESでは、Webメディアとイベント企画運営を通じて、私のようにふとしたきっかけで農林漁業にハマる人を増やすことを目標に活動しています。
情報発信や農林漁業との接点作りですね。また、興味を持った人がすぐにアクションを起こすのは難しいため、ライティング活動を通じて、みんなが農林漁業について学びを深め、人との繋がりを作れる場所も提供しています。

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──生産者の方々に具体的にどのようなサポートをしていきたいと考えていますか?

さくら: 生産者さんたちには、自分の考え方やブランドを持ち、消費者と関わる機会を作ることが大切だと思います。

TABETAIでは、デザインの力を使ってWeb上で生産者さんの魅力を伝えるお手伝いをしたり、自治体と連携をして地域一体となって若者を受け入れる体制作りにも取り組んでいます。生産者さんが発信しやすい環境を整え、実際に消費者と触れ合える場を増やすことで、生産者さんと伴走していきたいです。

農林漁業の魅力をデザインで届けるTABETAIデザイン部についてはこちら

今後の展望と若者へのメッセージ

──今後のNIPPON TABERU TIMESの展望を教えてください。

さくら: 直近では、山形県白鷹町とコラボして、白鷹町の生産者さんたちと東京でイベントを開催したり、現地で食材を収穫しながら美味しい料理を楽しむイベントを開催しました。
こうした活動を通じて、もっと多くの人にその地域や生産者に関心を持ってもらい、町で活躍する人が増えて盛り上がっていったり、農林漁業が持続可能になるような流れを作っていきたいと考えています。来年度以降は、他の地域でも同様の取り組みを展開できればと思っています。

東京・赤坂にあるトレジオンで開催した白鷹町とのコラボイベント「旅するレストラン」のレポートはこちら!

──NIPPON TABERU TIMESとして、今後特に力を入れていきたい活動は何ですか?

さくら: 私たちの役目は、農林漁業や地域に興味を持つ人を増やし、その接点を作ることだと思っています。そのために、メディアやSNSでの発信力を高めたり、私たちの活動に直接参画してもらえるような機会を増やしていくことに力を入れたいと考えています。

将来的には農業や狩猟など、実際の現場での活動にも関わっていきたいですが、今はWebでのアプローチを中心に、農林漁業に興味を持つ人を増やし、その人たちが関われる場を作ることに貢献していきたいと思います。

──一次産業(農・林・酪農・畜産・漁業・狩猟など)に興味がある若者に向けて、メッセージをお願いします。

さくら: 興味がある方はまずは現場に足を運んでみてください。TABETAIで気になる生産者さんを見つけたら、私たちに相談していただければご紹介できます。
1人で行くのは大変かもしれませんが、みんなで現場に行けるツアーなども企画していますし、東京でマルシェを開催することもあります。

TABETAI以外にも、農業ワーケーションなどのサービスなどもあり色々と紹介をしているので、自分に合った方法で参加してみてください。現場に行って、もっと知識を深めたいと思ったら、ぜひTABETAIに相談してください。私たちにできる精一杯のサポートをさせていただきます。

TABETAI代表田丸さんとのコラボインスタライブアーカイブはこちら!
https://www.instagram.com/reel/DAu_ktXBZGN/?igsh=MWZneHIzMW91N21sZA==

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