楽園のカンヴァス/原田マハ
バイラーから読んだのは"ティム"であると明かされたシーンで涙がこみあげてきた。報われた気がした。
情熱のはなし
舞台
2000年 倉敷 大原美術館
(1983年) ニューヨーク 近現代美術館
1983年 バーゼル(スイス)
1906−1918年 パリ
登場人物
早川織江(43) 美術館の監視員 美術史博士 元ルソーの研究者
真絵 織絵の娘 西洋人との混血
ティム・ブラウン ニューヨーク近代美術館(MoMA)のチーフキュレータ
コンラート・バイラー 伝説のコレクター
コンツ 法定代理人
ジュリエット・ルルー インターポール
トム・ブラウン ティムの上司
アンドリュー・キーツ チーフキュレーター
ルソー 画家
ヤドヴィガ ルソーが絵を贈る洗濯女
ジョゼフ ヤドヴィガの夫 ルソーの崇拝者
ピカソ 画家 ルソーの価値を予言する
ギョーム 詩人 ルソーの友人
ざっくり
・研究者をやめ監視員をしていた織絵のもとに、ルソー展を開催するために交渉の場へ立つように依頼がされる
・17年前、『ルソーの名作(マスターピース)』に関する知らせが届く。ルソー展を成功させるため、調査にでかける
・『夢をみた』真作か贋作か
勝者にはハンドリングライトが与えられる
(本当はトムvsキーツだった)
・七日で七章の物語を読む
・ブルー・ピカソの謎
七章の物語
❏1章 安息日 ルソーと洗濯女ヤドヴィガ
❏2章 破壊者 ピカソ登場
❏3章 予言 後に絵に価値が出るから売るな
❏4章 訪問 ヤド、ルソーの絵画と出会う
❏5章 夜会 例の夜会
❏6章 楽園 ルソーの密林
❏7章 天国の鍵 ルソーの晩年
登場した作品
『幻想』1866年 ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
『受胎告知』1603年 エル・グレコ
『鳥籠』1925年 パブロ・ピカソ
『アヴェニョンの娘たち』1907年 パブロ・ピカソ
『詩人に霊感を与えるミューズ』1909年 アンリ・ルソー
『地獄の季節』1873年 アルチュール・ランボー※詩