明治の公園と駅舎が近所に~大阪・浜寺公園~
大阪府・堺市。貿易商業の街として発展してきたこの街には、歴史的に価値がある建築物が現在でも沢山残っている。有名なのは世界遺産にもなった仁徳天皇古墳だろうか。
ただ古墳となると実物もロマンも大きくて、私の知識量じゃ無理。もっと身近な場所をと思い向かったのが、堺市と高石市にまたがる浜寺公園である。
公園に行く前に・・・最寄りの駅舎も見ていく
浜寺公園に行くには阪堺電車で行く方法もあるが、今回は南海電車に乗って浜寺公園駅へ。この浜寺公園駅には明治時代から100年以上使われてきた駅舎が現存している。
この駅舎が作られたのは1907年のこと。木造平屋建ての洋風駅舎は東京駅丸の内口の建物を設計した辰野金吾氏によるもの。明治時代末期の近代建築が要所要所に散りばめられたこの駅舎は2018年まで現役で使われ、現在は「浜寺ステーションギャラリー」としてカフェになっている。ただ訪れた日は閉まっていたので中には入れず。
浜寺公園を自転車で一周してみる
浜寺公園の特徴の一つとして5500本の松と6500本のバラ庭園がある。が、2月ににバラなんて咲いてない。バラに関しては時期を改めるとして、とりあえず公園を自転車で1周してみる。
自転車をこぎ進めてその交通遊園へ。公園内に併設されているこの施設はさっきの汽車のほかにゴーカートや列車のモックアップが展示されている。また実際に使われている信号機や横断歩道を使った交通安全教室も行われておりまさに“交通”遊園なのだ。
これだけ紹介しておいて中に入らないのはなぜかというと、訪問日が祝日の翌日で定休日だった訳だが公園にこれだけのものがあると満足して1日を過ごすことができるだろう。
まぁ今回は明らかに時期が悪かったので、もう少し暖かくなってから来ようと思った。