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ガブリエルシャネル展に行きました!シャネルから学ぶブランド構築
こんにちは!最近、ガブリエルシャネル展に行ったので、今回はシャネルを題材に今勉強しているブランドマネジメントを繋げて記事を書くことにしました。
シャネルの概要
(かなり要約しているのでご容赦ください)
ココシャネル(出生名がガブリエルシャネル)は貧しく洗濯婦の親の元で生まれ、孤児院/修道院で育ち、そこで縫製を学び、繊維業(工場?)で働いていた過去があります。その後、繊維業を営む経営者の息子に好かれ、後に帽子の仕立て屋を経営する投資費用やセレブリティなどの社交界に参加するチャンスをゲット。
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シャネルが認められた理由とは
概要だけ見ると単純に運が良かったのかな、とも思うのですが、よくある運も努力のうちの1つだと思うのです(ここからは筆者の意見)。目に付けられるということは、それだけ仕事ができたり社交性やセンスがあったのかと思いますが、特にココシャネルが凄いなと感じたのは、自分のエクスペリエンスからの強い信念が1つのファッションとしてアウトプットされていることです。
シグニチャ
彼女のシグニチャーを2つご紹介すると、
①モノトーン:白と黒のシンプルなカラーを採用したファッションは、彼女の幼少期の修道院で過ごしたシスターが着る服とも連想されますが、当時ルネサンスのような宝石装飾がゴテゴテについたきらびやかな服装がセレブリティのステータスとして考えられていた概念をまるっと変えてしまうような革命を起こしています。
(ちなみにモノトーンはロゴやパッケージにも使用されていますよね)
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②スーツ:当時スーツは男性が着る物として認知されていましたが、その概念を覆したのがココシャネルといっても過言ではないです。現代でいうダイバーシティを主張とした、女性を磨いて振るい立たせてくれるような革命的ファッションとなりました(合わせてシャネルの代表作には異国のカルチャやディテールをインスピレーションしたファッションも多く、ダイバーシティという単語が似合います)
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このようなファッションは100年近く経っても劣らず、今もなお顧客を魅了するもブランドとして構築されています。時代を超えても劣らない(Future environment)バリュー(Value)やコンセプト(Purpose)、これがブランド構築(Brand's vision)に不可欠となります。ココシャネルのブランドはここの3つが綺麗に揃っていることがポイントです。
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上記を踏まえてシャネルを一言で表すと「タイムレスなエレガンスさ」です(Kapferer, J.N. (2012). The New Strategic Brand Management)。
この消費者に入ったイメージがポジショニングとして成り立ち、マーケットシェアを勝ち取れる要因となります。
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いかがでしたでしょうか。マーケティングと繋げながら考えると、また別の視点kらブランドや物事を読み取れるようになってきます。9月25日まで開催しているみたいなので、またお時間あれば見て見てください。
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