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味付けに悩むその前に!普段の料理の見直しポイント3つ 【トレーナー通信 vol.0】
※トレーナー通信vol.0は、たべドリのパーソナルトレーニングの無料体験を始めた方にお送りしています。
トレーニングを始めたみなさん、こんにちは!
トレーニングをしていると、
あるものでパパッとつくれるようになりたいけど、レシピがないと不安です
という相談をよくいただきます。
中でも不安なのは味付けで、
どの調味料を、いつ・どれだけ入れればいいのか覚えられない
こんなに入れても大丈夫?と、毎回おっかなびっくりです
ちゃんと計量しないと、失敗しそうです
という声がとても多いです。
そこでたべドリのパーソナルトレーニングでは、
・基本的な味付けの考え方
・調味料が持つ役割について
・目分量で味つけするコツ
など、味付けについての様々なアドバイスをお送りしているのですが、実は、それらのアドバイスの前に必ずお伝えしていることがひとつあります。
それは、
そもそも料理のおいしさを決めるのは味付けだけではない
ということ。
当然と言えば当然なのですが、
実際に寄せられる質問を見てみると、
どんな調味料を足すと美味しくなりますか?
味がイマイチなとき、どんな調味料を使えば良いですか?
おいしく仕上がる調味料の割合はありますか?
など、料理のおいしさは味付け(調味料)で決まると考える人がとても多いのです。
そこで今回のトレーナー通信では、あえて味付け以外の部分に着目し、おいしく仕上げるために見直してみるべきポイント3つをお伝えしようと思います。
【見直しポイント1】 下ごしらえ
「レシピ通りに作ったのに、仕上がりがイマイチで...」という方に話を聞いてみると、「実は下ごしらえをスキップしました...」というのはよくある話です。
調味料をしっかり計量したのなら、イマイチな原因は味付け以外の部分にある可能性が高いですよね。
そして、味付け以外で仕上がりに差がつくポイントといえば、下ごしらえです。
多くのレシピには、なんのためにその下ごしらえが必要なのかが書かれていないので、「たいして変わらないだろう」とスキップしてしまう気持ちはわかりますが、すべての下ごしらえには必ず意味があります。
とはいえ、下ごしらえの種類は山ほどありますし、調理のしかた次第で必要な下ごしらえも変わってくるため、「全部覚えるなんて気が遠くなりそう!」と思うのも無理はありません。
そこで、まずはひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。
それは、どんな下ごしらえも、素材本来の持ち味を引き出すためにやっているということ。
素材にはもともとそれぞれの味があります。下ごしらえによって、その持ち味を十分に引き出すことができれば、味付けはシンプルでも十分に美味しいと感じられるものです。
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たべドリのパーソナルトレーニングでは、調味料の割合や隠し味などの工夫をするその前に、まずは、下ごしらえを見直してみることをオススメしています。
【見直しポイント2】 火の使い方
次に差がつくポイントは、火の使い方です。
下ごしらえ同様、多くのレシピには「中火で5分」などの指示しか書かれていないため、普段、なぜそうすべきかを意識することは少ないと思いますが、ここにも差がつくポイントが潜んでいます。
例えば、にんにくや生姜、唐辛子などの香味野菜は、メインの具材を炒める前に弱火でじっくり加熱しておくと、香りが引き立ちます。じっくり加熱することで炒め油にも香りが移るので、具材全体にもしっかりと風味が付きます。
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また、お肉を焼くレシピには「キツネ色になるまで」とか、「焼き目が付くまで」という指示が書かれていることがよくありますが、これも見落とせないポイントです。
お肉を焼くときに、中まで火が通っているかを気にかける人はとても多いのですが、表面にしっかり焼き色が付いているかを気にかける人は少ないです。
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実はこの焼き色は、加熱することによって、素材そのものの美味しさがアップしたことを示すシグナルのようなもの。中まで火が通っていたとしても、表面が白いままのお肉と、こんがりキツネ色になっているお肉では、どちらが美味しいかは言うまでもありません。
火を上手に使うことでも、素材の味を引き出すことができるのです。
【見直しポイント3】 調味料の使い方
3つめのポイントは調味料ですが、味付けについてではありません。
以前、「野菜炒めをつくったのですが、味がまとまりません」という方に、使った調味料の写真を送ってもらったところ、並んだボトルの数に驚いたことがあります。
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「色んな調味料を組み合わせておいしい味をつくりたいのですが、なかなかうまくできなくて...」とお悩みだったのですが、それもそのはず。これだけの数の調味料を足し合わせて味をつくろうとしても、まとまらないのは無理もありません。
ご存知ない方も多いのですが、調味料は、甘い・辛い・しょっぱいなど、直接的な味を付けるだけでなく、
食材の臭みをとる
食材の水分を抜く
食材を柔らかくする
など、さまざまな効果を持っています。
同じ野菜炒めをつくる場合でも、
お肉の臭みをとるために酒を振って炒める
野菜の余分な水分を抜くために、油と塩を入れたお湯でさっと茹でる
油っぽさを防ぐために、酸味を感じない程度のお酢を入れる
など、さまざまな効果を期待した結果、複数の調味料を使うことはありますが、初めから味付け目的で多くの調味料を用意する必要はないのです。
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トレーナーに相談しよう!
初めのうちは、そもそもどんな下ごしらえがあるのか、どんなときに使えばいいのか、わからないことだらけだと思いますが、知識としてすべてを覚えようとするのではなく、毎日の料理を通して、ひとつひとつ身体で覚えていくのがオススメです。
下ごしらえの種類や、調理法ごとの使い分け
焼き目のつけ方、煮詰め方、とろみの付け方など、微妙な火加減の使い分け
食材の色や食感の保ち方、そのために欠かせない調味料の使い方
など、味付け以外の差がつくポイントについて、ここには書き切れない細かなテクニックやアドバイスがまだまだたくさんあります。
ぜひ、レーナーに質問してみてくださいね!
これらを意識的に使いこなせるようになると、あるものでパパッとへググっと近づきますよ!
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