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成田 くうこう (小説、詩、エッセイ)
2018年8月3日 15:41
かつて母親によく連れて行かれたスーパーの敷地内に、紙コップ式の自販機が並んでいた。今でもあの種のタイプのものがどのくらいあるか定かではないが、お金を入れてボタンを押すと機械の中に紙コップがポコンと出てきて、ジーッという音と一緒にジュースがぴゅぴゅぴゅうと注がれる。最後に細かく砕かれた氷がガガガガガっと入って、ランプの点滅が終わると取り出しオーケーとなる。ジュースは異なる味でミックスにもでき