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愛おしい時間。Jacques Frederic Mugnier Chambolle Musigny 1er Cru Les Amoureuses 1997

ミュニエのアムルーズ1997。若かりし頃の香りも残っている熟成。はやりミュニエらしいピュアさをベースに、甘やかな果実の時間が流れている。でも達観しているのがやはりグランヴァンの佇まい。
私と向き合っている誰か。ああこれは願望のミュニエアムルーズだ。過去の記憶からの願望。

ずっと昔、本当に好きだった人から「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」を観てほしいと言われたことがありました。誰もが知っているタイムトラベル物の名作。あの日に戻れるなら、、というメッセージなのは明白で。でも私はそのとき、あの頃には戻りたくないなと思っちゃっていて、だって戻っちゃったら、大変だったけど人生の糧になる道に進むことがなかったからです。

「過去こうしておけばよかった」という後ろ向きの考えになることが本当にない私ですが、今年は、今年の冬にずっと戻りたかった。まぁでも、そんなことはできないわけで、現状からどうしていけばいいのか悩みながらも毎日進んでいて、そして今確実に変化が起きていて。まるで、今年の冬に戻ったみたいな感覚になっているのが最近です。しかも冬に比べるより、小さな小さな積み重ねによる強い強い何かがそこにある。

ミュニエアムルーズに感じた甘い願望。愛おしい時間は、きっともうすぐそこ。





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