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積み重ね。Bollinger R.D.2004

もう何も進まないんじゃないかと思っていた。けれど、動き出す予感を感じる秋分。

2024年の中で楽しかった日はいくつもりますが、その中で、お願いもう1回この日を味わいたい、そんな日もあります。
もう会えないようなグランヴァンと出会った日、素晴らしいワインに触れて泣きそうになった日、ただただ楽しかった日。
ああ、もうこんなふうに今年を振り返り始める季節なんですね。

その中の一つに、このボランジェ R.D.2004を味わった日があります。

私はボランジェの艷やかさが大好き。艶があるのに純粋さもある、遊び心もある、素敵な大人のシャンパーニュ。R.D.2004は良い厚みで、ブリオッシュ、すりおろしりんご。隣で歩くより、後ろから着いていきたいような格好良さ。あ、でも手を繋げるのなら隣がいいかも。手を繋いだら、始まってしまうけれど。

ずっと止まったままで、何にも進んでいないようで。でも毎日何かの交換をしている。いつ終わってもおかしくないのに、ずっと続いていたのは、きっと自分だけの気持ちじゃないから、きっと。

そんな感じで、ボランジェは“現在進行系”で目の前にくると感情が動いてしまうワインなのですが、そのボランジェ、何かが進めたならば、もう1回味わえる準備を早めに始めようと思っています。

ボランジェにはロブマイヤーがお似合いですね。こちらは先日luontoに一人で伺ったときの。心奪われちゃう完成度。



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