何が出てくるか分からないガチャガチャを回したら推しメンと1日遊べることになった！

皆さんはガチャガチャを回したことがあるだろうか。

1度でもガチャガチャのコーナーに行ったことある人になら分かるだろう


何が出てくるか分からない『？』が書いてあるガチャガチャ

これは何が出てくるかも分からないものにお金を出したくないという考えの人は絶対回さないようなそのガチャガチャを回した男のお話である






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〇:ん〜どうすっかなぁ....1000円分回すのは決めてたんだけど200円だけ余っちゃったな


最近だとガチャガチャも高くなって200円では回せないなと諦めながら台を眺めていると....


〇:あっこれ100円じゃん！


たまたま見つけたのは何が出てくるか分からない『？』マークのガチャガチャ



〇:これ何が出るか分からないんだよな.....


こういう迷った場合は回さないのが妥当なのだろうが、このときの〇〇は違った


〇:ん〜まぁワンチャン良いのが出るかもしんねぇしなぁ...



そう思い1度回してみたが....


〇:やっぱ現実はこうだよな....


出てきたのは恐竜の形をした消しゴムだった


〇:で、でも....次は....


半ば諦めながらも、もう一度回すと....



ｶﾞﾁｬﾝﾂ


〇:おっ...！ 金色のカプセルだ

〇:これはワンチャン良いやつかもな....



そしてカプセルを開けると....


〇: ….？  


開けてみると中には紙切れが1枚入っていた


金色で見せかけのハズレかとも思ったがあまりにも景品としての価値が疑われるため、捨てずに書いてある文を読んでみると



〇:『乃木坂ガチャガチャ企画！
           これが当たった方はお電話ください！ 』


〇: …..は？


何が入っているか分からないガチャガチャとはいえ想像を遥かに超えすぎて意味がわからない



〇:と、とりあえず電話するか




そして指定された電話番号を打つと....



ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ....



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〇:な、なんか意味が分かんなかった....



さっきの電話の内容はと言うと....




まず最初に


『好きなメンバーは誰ですか？』


それを答えると



『予定が空いている日はいつでしょうか？』


それもまた答えると


『ご住所の方をお伺いしてもよろしいでしょうか？』



これもまた答えると


『それでは楽しい1日をお過ごし下さい』



なんか意味わかんなかったなぁ....

もしかしてグッズでも届けてくれるのかな？




謎は深まるばかりである





そして指定した予定が空いている日になり...



ピンポーン


〇:！！！



遂に謎が解ける喜びもあり一目散に玄関のドアを開けると......



〇:ふぇぇぇぇええっ！！！？？？

？:うるさいよ！近所迷惑になっちゃうよ？

〇:あ、いや、その....なんて言うか...声を出さないと落ち着かないっていうか....

？:いやすでに落ち着けてないから...笑

〇:そ、そうですね、、



なぜにこうも落ち着きがないかというと....信じられないかもしれないが目の前に....


井上和さんがいるからだ

和:とりあえず玄関で話すのもなんだから上がっていい？

〇:あ、えっと....あ、はい是非！

和:こんなに落ち着きないの面白い...笑

〇:なんかすいません....(いや、逆にここで冷静になれるヤツいるか！？







それから部屋に上がってもらうと


和:へ〜結構部屋綺麗なんだね

〇:そ、そうでもないよ....

和:てかなんでそんなに緊張してるの？笑

〇:い、いやだって家にメンバーがいるなんて考えられないわけだし....

和:でも私と話すのも初めてじゃないじゃん？



そう。〇〇は結構な頻度でミーグリにも参加する乃木オタだ



〇:でもミーグリでも緊張するときあるよ？

和:たしかに初めてのミーグリの時も....





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和:『初めまして〜名前なんていうの？』

〇:あ、えっと....〇〇っていいます

和:『〇〇くんね！ 〇〇くんの推しメンは？』

〇:も、も、もちろんい、井上さんでふ！

和:『そうなんだ！すっごく嬉しいよ！』

〇:あ、ありがとござます




「お時間でーす」





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和:こんな感じでめっちゃ緊張してたよね笑

〇:いや〜ほんと緊張しやすいんだよ

和:緊張するなとは言わないけど〇〇の場合は緊張しすぎなんだよ

〇:なんかすいません....

和:あっ！それも！

〇:え？

和:この前のミーグリで約束したじゃん！同い年なんだからタメで話そって！

〇:あ、そうだったね

和:も〜ほんと〇〇はダメダメなんだから〜


そう言って微笑む和


〇:ほんと同い年として情けないや

和:別にそこまで落ち込まなくていいけど



〇:あ、てかさ！

和:ん？

〇:あまりにも非現実的すぎて忘れてたけど

『なんで井上さんが家にいるわけ？』


和:え？玄関開けてくれたからお家にいるんだよ

〇:いやそうじゃなくて！なんでこんな凡人の家に来たのかが分からないの！

和:あ、〇〇は凡人じゃないよ

〇:え？

和:だって１万分の１を当てた男だからね♪

〇:え？何の話？

和:ガチャガチャだよ

〇:あ〜あれね....ってあれって１万分の１なの！？

和:うん。なんなら世界に1個しか無いんだよ

〇:そ、そうなんだ....
(たしかにメンバーが家に来るようなガチャガチャが大量にあるわけないもんな

〇:てか、いくら秋葉原のガチャガチャとはいえ景品でメンバーが来るとは思ってもなかったよ

和:私もこの企画見た時自分の目を疑ったよ..笑

〇:そりゃそうだよね....笑

和:でも〇〇で良かったよ。怖い人のところに行かされるんじゃないかって思ってたし

〇:いや〜ほんと『？』のガチャガチャに感謝だわ

和:何回目で当てたの？

〇:えっとぉ...2回目だよ

和:たった2回で当てたの！？

〇:いや、あのガチャガチャを何回もやる人なんてガチャガチャマニアの域を超えた人だけでしょ...笑

和:たしかにそっか笑

〇:てか、200円でこんなに話せるなんてよく良く考えれば破格値だ

和:そんな損得勘定で見ないでくれませんかね

〇:あ〜ごめんごめん


〇:明日は仕事なの？

和:うん！明日は小坂さんと山﨑さんと撮影だよ〜

〇: …..

〇:サラッと聞いた僕も悪いけどそんな秘密の情報僕が聞いても良かったの？

和:大丈夫じゃない？どうせ〇〇友達いないから誰にも話さないでしょ？

『グサッ』

心臓の奥にまでも刺されたんじゃないかと思うほどほ言葉の矢を言われてしまう


〇:もういい....寝込む

和:落ち込みすぎでしょ...笑

和:とりあえず何かしようよ！

〇:ん〜でも何する？

和:とりあえずご飯にする？

〇:そうだね！




それからいつものキッチンに推しメンが立っている理解が追いつかない状況のなか料理をし....



和:じゃーん！ なぎおはぎ と 和風エビフライ！

〇:これ両方ともガチで食べてみたかったやつ！

和:食べてよ！


〇:それじゃあいただきます！



ｱﾑｯ


〇:ん〜うまっ！ このエビフライ新感覚だね

和:よかった〜！今度〇〇も自分で作ってよ

〇:う、うん....わ、わかった

和:絶対作らないやつじゃん！笑

〇:そ、そんなことは無いよ...




それから雑談をしているうちに時間は過ぎ....



和:今日は楽しかったよ

〇:こっちこそ来てくれてありがと！楽しかったよ

和:次会うときはミーグリだね

〇:だね！絶対当てるよ

和:来なかったら怒るからね！

〇:が、頑張ります.... (怒られたい気持ちもちょっとあるけど....




こうしてガチャガチャから始まる非現実的な1日が終わった〇〇でした