夢が叶った整体師の奮闘記! .3 北海道編
集合よりも少し早く来た〇〇
咲月:ふぁ〜眠い
〇:お、もうきてたの?
咲月:はい
〇:眠そうだけど夜更かしでもしてたの?
咲月:いや、昨日よりももっと上手く踊りたいんで朝から練習してたんです
〇:すごい向上心だね
咲月:向上心高くしないと和とかにはかなわないので!
〇:打倒なぎってことね
咲月:同期だし親友ですけどライバルだと思ってるので
〇:そういうのすごくいいね
咲月:じゃあ〇〇さん和のポジションに立ってくれません?
〇:わかった
そしてポジションに立つものの踊れないので咲月のダンスを見よう見まねでやり......
咲月:もう!〇〇さん笑わせないでください!
〇:え?俺なんかした?
咲月:踊りが不気味すぎて面白すぎます!笑
〇:だってダンスとかしたことねぇんだもん
咲月:運動神経良いのにダンスはダメなんですね
〇:なんかくやしいなぁ...もう1回やらせて
咲月:そのまえにお手本の動画みます?
〇:みるみる!
そして動画を視聴し
〇:サビまでならいけるんじゃないかな
咲月:さっきまであんなダンスやってた人がよくそんな事言えますね笑
〇:いや本当にできる気がする
咲月:またまたぁ..笑
そして踊り終えると...
〇:ほらぁ!出来たじゃん!
咲月:信じられない...... (さっきの変な踊りしてた人どこいったの?
咲月:今度誰か怪我したら〇〇さんステージ出ません?
〇:可愛い女の子みにきてんのにいきなり男が出てきたら暴動起きるぞ笑
咲月:たしかに...笑
こうしてダンス練習を進めていき...
飛鳥:〇〇くるのはやくない?
〇:早めに来たんだよ。でもそれより咲月が先に来てた
飛鳥:努力家だね〜
咲月:飛鳥さん聞いてください!〇〇さんジコチューのセンター踊れますよ!
飛鳥:〇〇が?笑 そもそも踊りがどん臭そうなのに
咲月:最初は笑っちゃうくらい変だったんですけどお手本の動画観たらすぐ踊れるようになったんです!
飛鳥:よりにもよって私のセンター曲だしなんかヤダな
〇:おい!ヤダっていうな!
〇:結構頑張ったのに
飛鳥:だって想像してみな?
飛鳥:かっわいい〜女の子がいっぱいいる中で1人ガタイのいい男がセンターで踊ってるんだよ?
飛鳥:不気味じゃん笑
〇:まぁそうだな
さくら:でも〇〇さんのダンスみてみたいです
咲月:ダンスしてるとこ撮ってるんですけどさくらさんみます?笑
〇:えっ...撮ってたの!?
さくら:みるみる〜
遥香:私もみたい!
〇:やめてくれぇぇぇえ
そして不服にも動画は流れ
遥香:めっちゃキレがいい...笑
さくら:思ってたよりしっかり踊れてる...笑
飛鳥:なんか...踊りは上手いんだけどこの曲を男が踊ると変...笑
〇:あの...もう恥晒したくないんで皆さん記憶から消してください
さくら:バッチリ残します!
遥香:でもライブ中に思い出しそう
さくら:ライブ中に〇〇さん呼んじゃおう!
〇:絶対やめろ!
蓮加:面白そうな話してるね〜
〇:蓮加さんまで...
蓮加:〇〇さんのキレッキレなダンスは置いといて、ちょっと〇〇さんにようがあってね
〇:どうしたの?
蓮加:ちょっと頭痛くて...でも熱も無いし不安だから〇〇さんに診てもらいたくて
〇:わかった。施術部屋行こうか
蓮加:やった!
〇:頭が痛いんだよね
蓮加:そうなんです
〇:ちょっと触るね
そうして触診すると
〇:カッチカチだね...笑
〇:それに首も痛いでしょ?
蓮加:めちゃくちゃ痛いです
〇:でもこんな硬くなるのって普通40代くらいからだよ
蓮加:うっそ!?
〇:嘘じゃないよ
蓮加:なんでそんなふうになったんだろ......
〇:ゲームだろうね
蓮加:ゲームはそんな悪いことはしませんっ
〇:悪いことだけしかしないよ笑
蓮加:むぅ...
〇:ゲームの時間を減らしたらマシになると思うよ
蓮加:そ、それだけは......
〇:もうゲーム中毒じゃん笑
蓮加:自覚はあります...
蓮加:〇〇さんはゲームしないんですか?
〇:しないなぁ。
蓮加:ゲームしないなんて人生の6割損してる!
〇:ゲームに人生の6割も占められたくない!
蓮加:たしかにそれもそうですね笑
そしてほぐしを終え...
〇:どう?マシになったんじゃない?
蓮加:すごいっ!頭痛くない!
〇:完全にスマホとかゲームのしすぎだね
蓮加:なるべく改善します...
そしてライブは始まり
〇:昨日もすごかったけど今日もすごいな
〇:(たしかにここにセンターで男が来たら大変なことになるな...笑
ーライブ終了後ー
蓮加:マグロマグロー
咲月:楽しみですね〜
遥香:いいなぁ
さくら:さく達も食べに行かない?
遥香:いいね!行こっ!
〇:(飯の話ばっかだ笑
和:〇〇さんちゃんと見てました?
〇:うん。みてたよ
和:ジコチューのセンターしません?笑
〇:え、なんで和もその事知ってんの?
和:さくらさんから教えてもらいました
〇:最悪だ...
和:今度一緒に踊りたいな〜
〇:丁重にお断りします
飛鳥:海鮮食べに行こっ!
蓮加:やった〜飛鳥さんの奢りだ〜
飛鳥:あんたはYouTubeで食べるでしょ
さくら:じゃあ私たちに奢ってください
そう言って上目遣いで飛鳥を覗き込むように見るさくら
飛鳥:ちょ、その上目遣いやめれ
さくら:奢ってください
飛鳥:私の子なのに何てことをするんだ...
〇:いや飛鳥がしそうな事じゃん
飛鳥:あ、そうだ!〇〇に奢ってもらおう!
遥香:そうしよ〜!
〇:やめてくれ〜
こうして財布の中身が寂しくなる〇〇でした