No,81【知ることができない真実】
自分が見ているものは正しいものなのか。
自分が思う妄想は本当に妄想なのか。
自分が見たことも聞いたこともないことがどれほどあるのか。
考えても考えてもたどり着くことのできない問題だ。
自分が思う当たり前とは他からすれば当たり前ではなく、
正解というものでもない。
人それぞれの考えがあり当たり前がある。
また、価値観も同じである。
よく辛い経験を比較しようとする人がいる。
辛い出来事のスケールが出かければ、一番辛いことになる。
そんなわけはない。
人それぞれの辛さを感じる部分は似てはいるが、辛さの重みは
まったくもって異なるものだ。
だから、人と合わせるなとよく言われるのだ。
そもそも、辛さの理由など探す必要はあるのか。
生きていれば必ず辛い経験はする。
その一つ一つを解消するのは結構だが、必ずまた辛い経験をする。
辛いことは必然であり、必ずあることなんだ。
逆に辛いことなんて何もないなんていう人はいないはずだ。
しかし、こう思う人はいる。
辛いことを楽しいに変換できる力を持っている人達だ。
それこそが一番大切なマインドだ。
真実に答えはない。
答えがないことを探し出すのは不可能であり時間の無駄だ。
それなら、真実の答えは自分で作り出すしかないのだ。
人の意見なんてそう簡単に聞けるものじゃない。
自分の意見の方が必ず優先される。
それでいいじゃないか。
ただ、それを貫けるかどうかなんだ。