分断を哲学する
分断や。
あれ、こっちも分断!
先週から分断が引き起こす事例を立て続けに見聞きしている。
なので本日のテーマはこちら、分断。
分断とは何か。
分断:あるものを別々に断ち切ること。 寸断。 社会や国家、対人関係などを二つまたはそれ以上に断ち切って互いの連携を失わせること。
小さい頃からこれとっても苦手。
あっち側とこっち側。
国と国。
社会とか環境とかあらゆるシステムに存在している。
できてる人とできてない人。
持ってる人と持ってない人。
全然わかんねぇ。ずーっと、知らんがな。
と思いつつ、私はできてるから大丈夫、みたいに思う自分も時折いるのは知ってる。(私はできてる、と思うということは、できていない人と分断しているということでもある)
そしてその度、ああ、私もしっかり人類ね〜と思う。
なぜ分断は起きるのか?
そもそも何で分断って起こんねやろ。
自分と他人が別のものだ、と感じるから?
立場や役割を成立させた方が楽だから?
商売するのに便利だから?
説明しやすいから?自分が正しいと思いたいから?
人って脆い。
弱い。
ずるい。
だから何かしらの形で自分が正しいと思いたい。
自分は間違っていない、自分は大丈夫、自分はちゃんとしてる。
自分が正しいと感じると、自分と違う人を正しくない、としなければならない状況が生じてくるように思える。(ほんまはそんな状況存在しない)
本当なら私は正しい、あんたも正しいってすればええんやけど。
他人をコントロールしたい、という欲求だってありそう。
でも自分を正当化しなけりゃーやってらんねー!
あいつら絶対間違ってる!
と言いたい時も人生にはある。
何かをすごく我慢したり努力して手に入れた
とっても傷ついた
見たくない自分が現れた
大きな怒りや悲しみや憤り
もう何でもええから褒めてくれー!
絶対こっちの方がいいのに!
まあそりゃ仕方がない。
人類だから。仏じゃねぇから。
分断の背景にあるもの
ほんでその一つ下のレイヤーには
自分に自信がない。
というものが存在してる。
自信がないから相手を言い負かしたり
自分の正しさを証明するためにできる私とできないあなたを分断したり。
褒めてもらえそうな表現をしたり。
他者をコントロールすることで自分の力を確認したがったり。
そのような行為を経て、自分は正しいのだ、価値があるのだと感じたい。
でも、その証明や勝敗を経て何か本当に自分が得るものってあるんやろうか。
何のために私は正しいって思いたいん?
誰に自分の価値を証明したいん?
私が正しいって思えたら何を得られるんやろか。
自分で自分の頑張りを認めるだけじゃあかん?
傷ついた自分を自分自身や誰かに癒してもらうだけじゃあかん?
見たくない自分にゲロ吐きそうになりながら向き合うんじゃあかん?
怒りや悲しみををありのまま伝えたり表現するだけじゃあかん?
そのあたりを考えてみることが自分自身の中にある分断を受け入れるヒントになるような気がする。
分断は世界との繋がりを確認してくるやつ
そしてその更に下、めっちゃ大きいレイヤーがもう一つ。
それは自分と他人が分離していること。
自分=この宇宙
であると思うことができたなら、
私=あなた
であると理解できる。
私=あなたであるということが理解できていると、自分と他人の意見が違うことってものすごく僥倖。
だって違えば違うほどバリエーションがあって地球の経験値が上がるってこと。
自分の体でできない経験を、別の誰かがやってくれてる。超ありがたい!
自分が好きじゃないことを別の誰かが望んでやってくれてる。超ラッキー!てなもん。
ほんでその状態の人が他人に自分の方が正しい!っていうことは多分ない。
誰かをコントロールしたいって思うことも恐らくない。
この自分=世界であるというイメージを自分が持つにはよく言われる「自分と繋がる」ということに尽きるが、これをここで書くのは長すぎるのでまるっと全部割愛する。その言葉あんま好きじゃないし。
まあここまで掘り下げる人はあんまりおらんかもしれんけど、私が分断を考えるとしたらこんな感じ。
自分=世界だとどれだけ感じられているのか
私が私とどのくらいツーカーか
を確認するためのものであるような気がする。
あるから悪いとかないのが良いとかではもちろんない。
というか全くない人類は存在しやんのちゃうかとも思う。
それはもはや仏。人類としては生まれてきてへんはず。
でもまあこういうことが背景にあるんやなと思うと、何となく取り扱いがイメージできるような気はするよね〜!
知らんけど!
あなたの分断を哲学する3つの質問
①どんな時に自分や世界に対する分断を感じますか?
②なぜその状況を分断だと感じるのだと思いますか?
③その時どんな感情になりますか?優越感?敗北感?悲しみ?怒り?
④あなたの分断は何のために存在すると思いますか?
お読みいただきありがとうございました。
異論はマジで認めます。
というより明日自分が同じこと言ってるかどうかもわかりません!
知らんけどの精神でお楽しみ下さい!
なんかおもろかったなーと感じたら、♡を押したりフォローしたりしてもらえると嬉しいです!