祭りを支える里山の仕事 里山奮闘記
京都、京北町で暮らし始めて6年になる。市内から車で約1時間離れるだけで、古民家と田畑の景色が拡がる。ある知り合いが言っていた。里山の仕事には社会という枠組みの仕事と世間という枠組みの仕事があると。社会に向いた仕事は稼ぎ目的が多いが、世間に向いた仕事は、例えば里山で開かれる祭りの準備だったり、地域の稲作の為の水路掃除だったり、冬場の雪の除雪作業だったり、地域の暮らしを持続可能にしていく為に住民が協力して行われる仕事だ。その人間関係においては、社会では役職でのヒエラルキーがあるが