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祭りを支える里山の仕事       里山奮闘記

京都、京北町で暮らし始めて6年になる。市内から車で約1時間離れるだけで、古民家と田畑の景色が拡がる。ある知り合いが言っていた。里山の仕事には社会という枠組みの仕事と世間という枠組みの仕事があると。社会に向いた仕事は稼ぎ目的が多いが、世間に向いた仕事は、例えば里山で開かれる祭りの準備だったり、地域の稲作の為の水路掃除だったり、冬場の雪の除雪作業だったり、地域の暮らしを持続可能にしていく為に住民が協力して行われる仕事だ。その人間関係においては、社会では役職でのヒエラルキーがあるが

    • 初めて、籾燻炭づくりに挑戦       里山奮闘記

      京都市北部に位置する里山、京北町。そこで6年前からお米づくりを始めた。例年9月、地元にある井戸ファームは地域から持ち込まれる籾の脱穀作業で大忙し。この作業で生まれる大量の籾殻は地域の人達が畑で使うなど有効に活用されている。 時々、畑の中で籾殻で山を作り、その真ん中から煙突が出ていて、籾殻が少しずつ黒くなっていく様子を見かけることがある。道の駅では時々、燻炭と称して袋づめの黒い籾燻炭が販売されている事もある。その燻炭は畑では土壌の改良に効果があるそうだが、どの程度の効果があるの

      • 僕たちは何故自分達でお米をつくるのか? 里山奮戦記

        僕たちは、6年前に京都の京北町という里山に暮らし始め、娘家族と一緒にお米づくりを始めた。田圃の広さは2.4反。都会に住んでいた頃は、お米は街のお店で購入する事が当たり前だった。娘家族がこの里山に移り住んだ時に、地元の農家組合から農地を含む古民家を購入するには、3反規模の農業を最低3年継続する事がルール(今ではもう少し緩和されているが) だと言われ無理やりやらされ始めた米づくりだった。それから6年、山あり谷あり、この先も続けてお米をつくり続けるのか?を決心するにあたり、今改めて

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