リボンキャロットのボロネーゼ
プロ目線のかんたん手抜き飯シリーズ。
今回はピーラー(皮むき器)と耐熱ボウルと電子レンジだけあれば誰でも10分以内に作れてしまうヘルシーメニューをご紹介します。
リボン状に削ったニンジンをタリアテッレというパスタに見立て、ほんのり甘くてバターの香りが立つグラッセ風に味付けし、手軽に市販のミートソースをかけて仕上げるパスタ風の温野菜サラダになります。
これなら、きっとニンジンが苦手なお子様でも気に入って食べてもらえるはず!
また、日頃から忙しくてバランスの良い健康的な食事がとれず、野菜不足がちな一人暮らしの方にも手軽に豊富な栄養をスピードチャージできる、この『リボンキャロットのボロネーゼ』はおすすめです。
とても簡単なので、ぜひ一度お試しください。
① 基本の材料
[リボンキャロット] ※2人前
・ ニンジン … 大1本(※目安 100g/人前)
・ 上白糖 … 3つまみ
・ 塩 … 1つまみ
・ バター … 10g
[キャロットボロネーゼ]
・ 市販のミートソース … 1pc(※目安 120g/人前)
・ リボンキャロット … 全量(※レシピ参照)
・ ドライパセリ … 適量(※飾り用)
・ 粉チーズ … 適量(※お好みで)
・ タバスコ … 適量(※お好みで)
② リボンキャロットの調理
1. ニンジンはしっかり水洗いしてから、皮ごとピーラーで約1㎝幅の長いリボン状になるように耐熱ボウルの中へひたすら削っていく。
2. これ以上は削れないというくらいまで削ったら耐熱ボウルにふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで約2分間加熱する。
3. ニンジンが熱いうちに分量の上白糖、塩、バターを加え、全体を菜箸などで良くあえて味を均一になじませる。
4. パスタ皿に中央が高くなるよう山型に盛りつける。
③ キャロットボロネーゼの調理
2. 皿に盛り付けたリボンキャロットの上に温めたミートソースをかけ、彩りにドライパセリを散らす。
④ ポイント&ヒント
・ 誤解されがちですがニンジンとは基本的には皮をむく必要のない野菜です。ニンジンの豊富な栄養素はそのほとんどが外皮のすぐ内側に含まれており、皮を厚くむいてしまうとせっかくの栄養価が大幅に失われてしまいます。
とはいえ、変色していたり汚い部分は見栄えが悪いのでそこだけは取り除き、それ以外のきれいな部分に関してはできるだけ皮も捨てずに食用として使いきりたいところです。
きれいに水洗いすれば何の問題もありませんが残留農薬について特に神経質に気にされる方や外皮の少し膜っぽい食感がどうしても苦手な方はできるだけ薄めに剥いて使うと良いかと思います。
・ ニンジンをレンジで加熱する時間は、お持ちの機器の性能やワット数によって仕上がりの状態がかなり異なります。一応、レシピのワット数と時間を目安にしつつ、ご自身でもっともお好みの食感になるよう加熱時間を調整されてください。
ちなみに僕個人としては生野菜っぽい感じは完全に残っていないながらも、ほんのりと歯ごたえを感じるくらいが好みです。
・ 耐熱ボウルを持っていない方はレンジ対応のどんぶり容器や皿やタッパーなどで代用してください。ただ最近は耐熱ボウルを使った電子レンジ活用レシピが大量に出回っており、中にはデザート系メニューなどボウル型でないとその後の作業が面倒になるものも多くありますので料理好きな方は1つは持っておかれることをおすすめします。
・ 市販のミートソースは最近では以下の商品のように、そのまま電子レンジ対応可能なパウチ商品が出回っています。そういった商品でしたらそのままレンジ加熱するだけで使えますので洗い物も道具も不要で最も手軽です。購入したパウチ商品が電子レンジ対応かどうかは必ずパッケージの説明書きを読んでからご利用ください。
通常のパウチや缶詰の場合はキャロットニンジンを皿に盛った後、空になった耐熱ボウルを洗わず、そこへミートソースを入れて、ふんわりラップをかけてレンジ加熱すれば余計な洗い物を増やさずに済みます(※パウチなら小鍋で湯せんしても洗い物は出ませんけどね)。
⑤ 要点まとめ
・ ニンジンはしっかり水洗いする。
・ ピーラーで皮ごとリボン状に削っていく。
・ ふんわりラップをしてレンジで加熱する。
・ ニンジンの加熱時間はお好みの食感に調整。
・ 熱いうちに調味料とバターを加えてあえる。
・ パスタと同じように皿に山高に盛り付ける。
・ 温めたミートソースをかけ、パセリを振る。
・ お好みで粉チーズやタバスコをかけて完成。
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