2024年10月の記事一覧
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#11【サンフレッチェ広島レジーナvsAC長野パルセイロレディース|試合レビュー】コンパクトな守備は広げて攻めろ|2024-25年WEリーグカップ第5節
公式戦10試合を終えて7勝2分1敗と上々のスタートを切っているサンフレッチェ広島レジーナ。11試合目となるWEリーグカップ第5節・AC長野パルセイロレディース戦は、カップ戦の連覇を狙う上で負けられない戦いだ。 長野は今季の初戦で快勝した相手ではあるものの、コンパクトで粘り強い守備は簡単には崩せない。広島としては冷静にボールを動かしながら相手の守備を攻略したいところだ。 スタメンは前節から大幅に変更しており、ほぼターンオーバーといった陣容である。次の週には中3日・中2日の3
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#10【サンフレッチェ広島レジーナvsセレッソ大阪ヤンマーレディース|試合レビュー】相手の守備のルールを攻略して圧倒|2024-25年WEリーグ第6節
WEリーグ第6節の相手は昨季4戦4勝と相性が良いセレッソ大阪ヤンマーレディースだ。”西のベレーザ”と勝手に呼んでいるが、ほぼユース出身選手で構成されたチームは、細かな連携に強みがあり、個々の選手の技術も充実している。 広島としては4連勝中(全て無失点)で波に乗る中、安定した守備から試合を作っていきたいところだ。 スタメンは前節からの変更では、右SBに近賀選手ではなく、塩田選手が入っている。(※10/22に近賀選手の怪我が発表されました) コンパクトなプレスで自由を奪う序
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#9【サンフレッチェ広島レジーナvsアルビレックス新潟レディース|試合レビュー】相手への対応と的確な修正|2024-25年WEリーグ第5節
3勝1分の負けなしで臨むWEリーグ第5節。相手は昨年WEリーグ杯決勝で死闘を繰り広げたアルビレックス新潟レディースだ。 新潟は橋川監督就任後、男子チームと似通った価値観で丁寧なボール保持を展開するチームに生まれ変わっており、一筋縄ではいかない厄介な相手でもある。 広島としては今季積み上げている守備戦術を中心に流れを掴みながら、相手の保持の隙を突くカウンターで得点を狙いたい所だ。 スタメンでは、SHが立花選手ではなく上野選手は入っている。立花選手のパフォーマンスが上がって
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#8【サンフレッチェ広島レジーナvs大宮アルディージャVENTUS|試合レビュー】相手の配置と可変を攻略した攻撃の形|2024-25年WEリーグカップ第4節
WEリーグ杯では、前節のベレーザ戦で敗れたため、これ以上の敗戦は許されない状態で臨む第4節大宮戦。スタメンはこれまでの主力組と控え組のミックスした陣容だ。 そして、U-20W杯帰りの早間選手が今季初先発。クオリティのある左足で先制点を演出し、自身のスペシャリティを示した。 試合全体を通しては、保持では相手の守備構造を見極めた攻撃を展開し、非保持では規律あるプレッシングで大宮の攻撃を封殺した。大宮のシュートを3本に抑え、1−0ではあるものの内容としては完勝と言えるだろう。
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#7【サンフレッチェ広島レジーナvsノジマステラ神奈川相模原|試合レビュー】狙い所の共有と変更|2024-25年WEリーグ第4節
リーグ戦はここまで3節まで終わって2勝1分と負けなしをキープしており、好調な滑り出しとなりましたが、トップ3に食い込むためにはできる限り負けない試合を続けなければなりません。 今節の相手は昨季シーズンダブルを達成した「ノジマステラ神奈川相模原」。特に苦手意識はないものの、昨季途中から監督が代わり、強度の高いプレッシングをベースに戦うスタイルに変わっているため、どのような試合になるか気になる所です。 前節からのスタメン変更はFWの「髙橋選手→上野選手」のみ。徐々に吉田監督の