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Webライターが実践している"伝わる言葉"の調べ方
こんにちは、きなりです🍥
前回の記事では「文章力」についてお話ししましたが、その補足として、今回は「正しい日本語」テーマに掘り下げようと思います💪
▼前回の記事
「正しい日本語」と聞くと、辞書に載っている意味や用法を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?🤔💭 ですが、実際の会話やSNSで使われる日本語を見返してみると、辞書通りでない場合も少なくありません。
では「正しい日本語」とは何なのでしょうか?
そこでこの記事では、SNSを活用したリサーチ方法を紹介し、読者に寄り添った文章を書くヒントをお伝えします💡
Webライティング初心者・経験者の方を問わず、ボキャブラリーを増やすための一助として、参考になりますと幸いです😌
どうして「誤った日本語」が生まれるのか?
辞書的には間違っているけれど、日常会話の中ではすっかり浸透していることが多い言葉ってありますよね🤔💭
例えば「すべからく」。
「すべて」という言葉と同じ使われ方をされがちですが、実際は「当然のこととして(〇〇するべき)」という副詞です。
他にも、「おもむろに」。
突然何らかの行動を起こすことを指す言葉として使われがちですが、本来は「ゆっくりと」という意味です。「徐行」とか言いますよね🚙
どうしてこのような誤った日本語が定着してしまったのでしょうか?💭
「すべからく」であれば「すべて」と語感が似ているから、「おもむろに」であれば突然に行動するイメージが想起されるから…など、様々な理由が考えられますが、わたしが思うにそもそも言葉というものがもつ意味は時の流れとともに変容し、辞書に載っている用法から離れていくものだと考えています。
時代が変わると言葉も変わる
高校の時、古文の授業を受けていた時によく思ったものです😌
古文での「あした」は「翌朝」、「なつかしい」は「心惹かれる」、「きりぎりす」は「こおろぎ」…😭
どうして昔の人たちは、現代語とは全く違う用法で言葉を使っていたのか…(現代語と同じならこんなに苦労しないのに!)
それは、古文作品が多く生み出されていた平安時代から現代まで、新語が生まれたり人間の価値観が変容したりして、既存の言葉のとらえ方や文章表現が変わったためだと考えられます🤔💭
そのため「誤った日本語」がやがて定着していくのは、古来から続いている自然な流れなのだと言えそうです💡
SNS時代における言葉の変化
旧Twitter(元X)を始めとしたSNSが普及した現代では、言葉の用法がより早く変化していると思っています💡
日々更新される膨大な量のポスト・投稿を通して多様な言葉に触れることで、辞書的には正しくなくても広く認識されるようになったり、新たなネットミームにより新語の誕生に立ち会ったり…。
そういう意味では、SNS上で使われている日本語こそ最先端の用法がなされている「生きた言葉」です。となると、SNSは現代日本語を理解する上で重要なデータベースと言えそうですね😌
「正しい日本語」のリサーチ術
そこでわたしは、Webライティングを始めとした書きものをしている際、言葉を調べることがあれば、辞書だけではなく旧Twitter(元X)でも調べるようにしています💡
使いたい言葉やフレーズを検索(エゴサーチ)し、実際にどう使われているかを確認します🔍
「誤用」しないようにするための注意点
SNSで使用されていることを確認したとはいえ、辞書にはない言葉の使われ方をしていることには変わりありません。
SNSで見つけた誤用を書きものに取り入れるのではなく、あくまで「生きている言葉」を取り込むために、SNSでのリサーチでは以下のようなことを気にしています🔍
①文脈:その言葉がどのような状況で使われているか
②使用頻度:多くの人に使われている表現か
③ターゲット層:どのような人が使っているか
調べたい言葉が自分が想定している文脈で使われていなかったり、使用頻度が低い(検索ヒット数が少ない)場合は、まだ「正しい日本語」として浸透されていない可能性があります💭
また、想定通りの文脈で、使用頻度が高い言葉であっても、自分が書きたい文章のターゲット層と、その言葉を使っているターゲット層が全く異なる場合も使用を避けています。
これらの観点を考慮して、辞書的な意味とは異なれど、すでに一般的な言葉として浸透している「正しい日本語」として判断し、書きものに取り入れています💪
ど、すでに一般的な言葉として浸透している「正しい日本語」として判断し、書きものに取り入れています💪
Webライターが選ぶべき『伝わる日本語』のコツ
「辞書的正しさ」vs「実用的正しさ」
ここまでお話ししたことを踏まえて、Webライティングのお仕事をしている際は、辞書的な正しさを追求するだけでなく、読者に伝わる言葉を選ぶように意識しています💪
たとえば、厳密に正しい日本語であっても、読者が理解できなければ意味がありません。逆に、誤用であっても一般的に定着している表現であれば、誤用にならないように気をつけつつ、積極的に採用すべきではないでしょうか✨
読者に寄り添った言葉選びの重要性
文章を書く上で大切なことのひとつは、読者とのコミュニケーションだと考えています😌
そこで、ターゲットとする読者の年齢層や価値観に合わせて、適切な言葉を選ぶことが求められます。これにより、文章の読みやすさや共感性が高まり、より多くの人に響く文章が生まれるはず…というのがわたしの狙いです🤗
まとめ:Webライターが目指すべき「正しい日本語」
繰り返しになりますが、日常的に使われている「正しい日本語」とは、必ずしも辞書的に正しい言葉を使うことではありません💪
Webライティングを始め、自分が書いた文章を誰かに届けたいのであれば、辞書の定義に縛られず、読者に伝わる言葉を選ぶことが求められます。そこでわたしは、SNSやインターネットを活用して生きた日本語を学び、変化に対応し続ける姿勢を持つように意識しています💪
これからも伝わる文章を目指し、常に読者に寄り添った言葉を探求していきたいものです…✨
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今週の記事はここまでとします🍥
お読みいただきありがとうございました!
気が付いたら1月ももうすぐ終わり…😭 はやい…
今年初めての1ヵ月が終わろうとしていますが、よい1ヵ月を過ごせましたか?
わたしの住む京都では、大寒も過ぎ去り、寒さのピークは越えたかな…? と感じる気候が続いていますが、インフルエンザやコロナの感染はまだまだ油断ならないので、みなさんもご自愛くださいね🍵
きなりでした🍥