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その時は突然やってくる

同棲している恋人が帰るなり
神妙な面持ちで「"労働局"から手紙来てたけど…なにしたの?」

え、わたし何かしたっけ…💦
おそるおそる封筒を受け取ると「職業訓練アンケートご協力のお願い」という印字が。び、びびったあ~~~…

覚えば去年の夏、Webデザインとデザインソフトの使い方を学びに、職業訓練校に通っていたのでした😌 7月いっぱいで修了したので、卒業から丸一年経ったことになります。感慨深いなあ…。

そうかあ、もう1年経ったんだあ…。
仕事の忙しさにかまけて、時間の流れをうっかり忘れていました💭 毎日毎日てんやわんやで、1日があっという間に過ぎていく今日この頃です。

さて、届いたアンケートの内容は大きく2つ。

なので、「職業訓練校で学んだ技能が現職の役に立っているか」というものと「今後のキャリアを見据えて仕事が出来ているか」でした。

わたしの通っていた職業訓練校は、Webデザインの技能を学ぶだけではなく、転職活動にあたって気にしておくべき”今後のキャリア”の見つけ方・考え方も教えてくださいました。

自己分析とかグループディスカッションとかいろいろやったなあ😌💭 職業訓練校に通っていた当時は、毎日と言っていいほど"働き方"ないし"生き方"を考える機会があったのに、今は全然考えなくなったなあ…。

せっかくアンケートが届いたので、この機会に改めて考えてみよっか! と決意したのはいいものの、結局仕事に追い回されるいつもの日常に引き戻されてしまい…💭 真っ白のアンケートを手元に残したまま、はや数日経ちました😭

そんな時、今度は大学時代の恩師から突然の連絡(SMS)が。
年賀状など季節の折り目ごとにこまめに連絡する方ではありますが、暑中見舞いにしては例年より早いので驚きました。

猛暑が続いているからかな…なんて呑気な気持ちでSMSを開いてみると、まったく予想だにしなかった内容がそこにありました。恩師はステージ4の癌を患っていることが発覚したそうです。データ上、5年以上生存する確率は10%にも満たないと。

何も言葉が出ませんでした。というか、いろいろな感情が湧いてきて、それを一つの言葉に落とし込むことが出来ませんでした。

こうやって取り乱すわたしを見越して、恩師は気遣ってくれたのでしょう。癌が発覚したのは実は今年の春。何がきっかけになったのかは不明ですが、癌である事実をわたしに隠してくれていたようです。

そのためかSMSと文頭には「すみません」とありました。恩師は何も悪くないのに…。

患者に気を遣わせてしまっては良くないので、わたしは平然を装って「教えてくれてありがとう!」「出来ることがあれば何でも言ってね!」などと返信をしましたが、正直(恩師の予想通り)落ち込みました。

恩師は知っているのですが、わたしは他人の死が何より怖いのです。子どもの頃に実父を亡くしたり、中学生の頃に当時の担任の先生が亡くなったりした経験をいまだ完全に克服できていません。

わたしが経験した他人の死はどれも急な出来事でした。
ですが、思えば、余命幾ばくも無いことを予め宣告してくれたのは、今回の恩師が初めてです。それに、これは恩師なりの発破だとも思いました。颯のように過ぎ去っていく日々に身を任せていれば、気が付いたときには手遅れになってしまう。今のわたしはその窮地に立たされている。

人間とはつくづく意味をこじつける生き物です😌💭

職業訓練校から届いたアンケートに”将来”にまつわる設問があったこと。恩師からの衝撃の報告。どちらも狙い澄ましたかのようにほぼ同時期にわたしのもとへ来、時の流れを忘れる程てんやわんやな日々を過ごすわたしに"将来"という時間感覚をもたらしました。

これはカミサマ的な何かの思し召しなのかもしれませんね😌

そういうことなので仕事を辞めます💪✨
しばらく時間の融通が利くフリーランスとして働きます😌💭

今日まで「デザイン未経験者が職業訓練校を経てデザイン職に就いた」などとのたまい(?)noteを運営してきました。その点にシンパシーを受け、今日までお付き合いいただいた方には本当に申し訳ありません💦

去年のわたしは「デザイン職に就きたい!」とがむしゃらに過ごしていましたが、今は別の目標が出来てしまいました😌 その「目標」については、おいおい記事に出来たらなあと思います。

……しかし、人が死ぬかもしれない場面になるまで行動できないわたしって何なんでしょうね😌 鈍感というかのろまと言うか…。

いつまで経っても至らないわたしですが、どうぞ温かく見守っていただけますとうれしいです😌

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
きなりでした🍥

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