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「気づかせ屋さん」になるぞ

春は、長く冷たい冬に耐え、植物も生物も勢いよく活動を始める目にも鮮やかな麗しい季節であるが、一方で急激な変化に心身ともについていけなくてげんなりする季節でもある。
(春の5K:強風、乾燥、寒暖差、花粉、黄砂…とか、字面だけで負けそうになる)

特に、自他ともに認める環境の変化に弱い側の人間にとってやっかいなのが自己紹介である。
今更、べつにツカミで笑いを取りたいだの、とにかく少しでもツメアトを残したいだのと高尚なことを思い描いているわけでもない。無難な自己紹介をそつなくこなせる程度の場数は踏んでいる。
それでも頭を悩ませるのが得意なことという項目の存在だ。

好き嫌いは、まあ、わかる。苦手なことも説明できる。
でも、得意なことって…なんなんです? 自己申告難しくないです?
誰もがそんなに自己評価高いんです?
だいたい、自分では意識しないくらい自然にできるから得意ってことなのでは…?
だいたい「これ得意かも?」と気づいた時点で「そうはいっても、○○さんのほうが早いし…」とか「もっと上手な人いるし…」とか、余計なちゃちゃをいれてくるもう一人のジブンも出てきて、一向にまとまらない。
むしろこっちが教えてほしいくらいだ。

ああ、そういうのを教えてくれる係の人、どこかにいないかな。
「あなたのここ、とても素敵です」
「そんなことできるなんてすごいですね!」
「ちょっと他の人じゃまねできませんよ」
…なんてそっと教えて、ちょっとだけ自信をくれる妖精さんみたいな…
言うなれば「気づかせ屋さん」とでも呼べる存在…

残念ながら、そう都合の良い存在には未だかつてお目にかかれたためしがない…けど、ひらめいた。
ないなら自分がなればいいじゃないか!

はっきり言って、褒めるのも、褒められるのも下手だ。
でも、単純に慣れてないだけという気もする。
(だいたいのことはやってるうちにある程度まではできる器用貧乏タイプなのだ)
だからまずは以下の2点から実践していこう。
1.人の「いいな」「素敵だな」とおもったことは、隙あらばなるべくすぐに、具体的に伝える。
(そのアイデアおもしろいね。いい伝え方だったとおもう! 肩にちっちゃいダンプのってんのかーい! etc.)
2.自分も誰かに褒められたら、素直に喜んで、ちょっと調子にのる。

ついでに、わたしは褒められたいんだということをもう少しアピールしていこう。褒める側も褒められる側も、そもそも褒めるという行為に関する期待値が高すぎる気がするので、ハードルを下げてやりやすくしたい。
継続させるためには、やりやすくするということはとかく重要だ。

特技:人のいいところを見つけることというのは、我ながらなかなか素敵なアイデアだとおもう。
(早速自分を褒めていくのに成功した…!)
自信をもって誰かに言えるまでには時間がかかりそうで、今期の自己紹介には当然間に合わないけど、来年には成果も出てるんじゃないかな。

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