からばこ

何かと諦めきれない、概ね会社員。 未だにLINEは使えないnote2年生。 いつか立派な『宝箱』になりたい。

からばこ

何かと諦めきれない、概ね会社員。 未だにLINEは使えないnote2年生。 いつか立派な『宝箱』になりたい。

最近の記事

「本が高い」を考える

本が、高い。 コミックスは、いつの間にか500円(ワンコイン)ではきかなくなった。 単行本は3~4000円したりする。 文庫本もページ数が多かったり、翻訳ものだったりすると1000円台もざらにある。 本が高いのである。 高い…ように見える…が、 一方で、ひょっとして今までは安すぎた可能性もあるのではなかろうか、とふと省みたりもする。 本は、受け取るだけの側からすると、実はとてもコスパがいい。 元々はバラバラだった情報がまとまっているわけだし、 高い高いといえども100

    • 「おまもり」が増えていく

      週に一度の出社が心身ともにキツイ。 いや、もちろん、以前は毎日通っていたわけだけれども、 1時間以上電車に乗っていなくてはならないこと、 その時間がほぼほぼぎゅうぎゅう詰めで…考えることを放棄するくらいしか耐える術がないこと、 これらが実にストレスでしかなかったことが発覚し、 しかも、通勤に片道2時間はかかるので、 出社しなければ1日に往復分4時間の自由を得られるにも関わらず、 出社しなくても全く問題なく作業できることがわかっているのに、 (寧ろひとりのほうが作業に集中でき

      • 「読書体験」とゲームのこと

        職場の先輩が、あまりにも活字に触れない子ども(おそらく小学生)のために、『逆転裁判』(裁判をテーマにしたミステリ系のゲーム)を買い与えたという話を聞き、やはりゲームは読書体験になりえるというおもいを深めるにいたった。 この「ゲームは読書に含まれるか」という問いに対して、ゲームも好きな身としては、どうしても否とは言えない立場をずっととってきた。 が、それはあまりにもゲーム側に肩入れしすぎているかもしれないと自重してもいたのだ。 なるほど、「読書」の究極的な形態としては、た

        • はじめての期日前投票

          今回は近所のスーパーで期日前投票をやっていると聞き、 様子見がてら行ってきた。 今までは投票所となる母校に大手を振って入れる稀有なチャンスとして 楽しんでいたことと、 だいたいが役所や駅ビル?などのわたしにはちょっと行きにくい場所だったこともあってスルーしていた期日前投票。 それが、本当にスーパーの一画に投票所ができていて、ちょっとびっくり。 ドラマなんかのセットみたいにいきなりある。 なにか特殊な対応が必要だったりするのかとおもいきや、 郵送されてきた投票のお知らせに

          『お片付けノート』中

          1日に3~5個の手放すものを決め、そのものと理由を記録していくという「お片付けノート」 本で知り、これならできそう…いや、やるしかない! と、続けてだいたい3週間。 なんだかんだ続けられているので、 今後のためにもよかった点などをまとめておこう。 よかった点その1 続けられる 着替えるときや歯を磨いているときなど 普段使っている(けどよく見ると大分ガタがきているもの)+ その傍にあるもので使ってないものを 「これはもうだいじょうぶ」と手放せるようになった。 今までは「

          『お片付けノート』中

          善良でたちの悪い人

          会社のエライ人が女性活躍推進のお話をしている。 いわく、 女性の様々なライフイベントにも対応できる環境を整え、 多様性がある職場を作っていくことは会社全体にとってプラスである。 そのためにもアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)が問題である。 人口の半分は女性なのだから、女性にもっと活躍してもらえたら 企業としてもより成長できる云々…と。 女性はなかなか活躍できない現場がずっと続いていることに対して なにも言うことがないんだな… という話はさておき。 (最近入ったエライ人

          善良でたちの悪い人

          「プノンペンの奇跡」のこと

          内乱からの復興を目指すカンボジア。 その水道の設営に北九州の水道局が尽力していたという話を初めて聞いた。 誰が呼んだか「プノンペンの奇跡」 ―汚れた水、ボロボロの水道管、圧倒的に足りない人材。 盗水、暴動との文字通りの死闘。 そして、ドリンカブル(飲用可能な)水道水への挑戦― あらすじだけだと映画かマンガの話ようのだが、実話だ。 (それにしても自分で水道管を勝手に繋げて水を引くって発想が存在すること自体スゴイ) 日本に生まれ育つと、蛇口をひねって飲める水が出るなんて 当た

          「プノンペンの奇跡」のこと

          投函月の9月

          今月はよくお手紙を出した。 来月から切手代がアップするので、 その前に中途半端な金額になってしまうのをなるべく使ってしまいたくて。 今月のうちに出すぞ! とおもうと、 普段はあまりお手紙をしていなかった友人にも出したくなった。 別に大した内容じゃない。 お元気ですか? いかがお過ごしですか? こちらはそれなりに元気です。 今、何かハマってるものはありますか? どうぞお元気で。 …そんなあたりさわりのない内容でも、 久しぶりに思い出した相手の状況を想像しながら 筆をとる

          投函月の9月

          お灸据える日々

          残暑の残り方がえぐい。 9月も後半だというのに、日中はまだまだ冷房のお世話にならざるをえない。 …のだが、そうなってくると、どうしても冷えとの戦いも続く。 温かい飲み物や、ストレッチなどの軽い運動、腹巻といった基本の戦い方だけではカバーできない部分が出てくる。 特に職場! 基本は在宅でなんとかなるからいいけど、出社すると、もう… ここ数年は、設定気温がそれなりに高めになってきたのか大分マシにはなってきたけど、わたしのように冷房に耐性の無い人間にはまだ厳しい。 そこで目を

          お灸据える日々

          なんて巨大で小さな絵

          正直に告白すると、その日までエドワード・ゴーリーの本は読んだことがなかった。 いや、だって、明らかに怖い。 大して文字も読めない時分から、その本たちは恐ろしかった。 なんか黒いし、暗いし、平気で子どもがひどい目にあうし。 (文字なんか読めなくても絵でわかる) シュールとか、ナンセンスと呼ばれるようなジャンルを楽しめるようになったのも 考えてみると最近で、だから絵は知っていてオシャレなのは承知していたけども、 内容まではカバーできていなかった。 だけど、原画展があると聞い

          なんて巨大で小さな絵

          見えないと無いことにされてしまうから

          パラリンピックが開催中だ。 色んな障害のある様々な人達が各々の最善を尽くして競い合っている。 人間ってこんなに色んなことができるのかと、そのクリエイティブ性、行動力に目を見張る。 一方で、振り返ってみると 日本ではパラリンピックの中継か日テレの24時間テレビくらいしか 障害のある人をテレビで見ない。 NHKでは、ここ最近ちょいちょい見かけるようになってきたけれど、 それでも、あくまでその程度、だ。 海外では、ドラマなんかでも手の無い人が、「手の無い普通の人」として登場

          見えないと無いことにされてしまうから

          夢だけど、夢じゃなかった(違)

          自転車に乗って空を飛ぶといえば『E.T』だが、 ベッドに乗って空を飛ぶ話をどこかでみたことがあるような、ないような気が…ずっとしていた。 時々「そういえば、あれは…」と思い出していたのだが、 繰り返しているうちに本当にどこかで見たなにかなのか 自分で見た夢の話なのかもあいまいになり、日々のよしなし事にかまけて そんなことがあったことすら忘れていた。 が、これです。 完全に思い出した。 アニメ映画の『リトル・ニモ』 なんと、たまたまYouTubeで限定公開されている。

          夢だけど、夢じゃなかった(違)

          潜入! 頭の中

          念願のヨシタケシンスケ展(かもしれない)に行ってきた。 もともと、原画が小さいという話は聞き及んでいたので、 これほど「原画展」的なイベントと噛み合わせの悪い作家はいないのでは… と心配していたのだが… 結論からいうと杞憂だった。 確かに原画は小さい! アイデアスケッチにいたっては信じられないくらい薄い! 0.2くらいの細いシャーペンで薄~く書いてあるそれらは、 「かろうじて書いてある」というか、 「書いてある」の限界に挑んでいるような気さえする… (もはや写真では残せな

          潜入! 頭の中

          わたし(あなた)のための物語(かもしれない)

          なんのかんの苦手なことが多くて、毎日が難しいあなた。 これは、そういうあなたのための物語かもしれない。 『君と宇宙を歩くために』 絵はかわいらしく、お話は読みやすく、微笑ましい。 もしかすると、ひょっとすると、あなたの息がしやすくなるかもしれない。 「ヤバいヤツ」の一言で片づけられてしまうような、 ちょっと手に余る感じの少年たち、そういう割とフツーの子たちの話だ。 転校生の宇野君は記憶力はいいものの、想定外に弱い。 大きな音も恐い(痛い)。 苦手な物事がたくさんあって

          わたし(あなた)のための物語(かもしれない)

          とんでもねぇ4位がいたもんだ

          スポーツクライミング 森 秋彩選手 4位 (「秋彩」と書いて、「あい」と読む) 新聞などでまとめられたら、以上で片が付いてしまう。 それどころか、ほとんどニュースにも取り上げられないかもしれない。 でも、その4位がどういう結果のものなのか。 わたしは、わたしの家族は、確かに見届けている。 たまたま見かけた「スポーツクライミング」という競技。 オリンピックの公式サイトにさらっと書いてあったけど! 要するに「壁を登る技術」を競う競技で、当然ながら身長の高い選手がどうやった

          とんでもねぇ4位がいたもんだ

          夏バテか夏風邪か、それが問題だ

          久しぶりに熱を出し、暑いのに寒気に震えながら毛布にくるまっていると 短い夢をみた。 泥んこになったわたしが、ネットに包まれて洗われる。 泥汚れが落ち、きれいになるが 汚れのほうが「わたし」なのだ。 そうか、なるほどな…と納得しつつ、 きれいになった器と、汚れのわたしはそれぞれどこへいくんだろうな…と そのまままどろんでいた。 (きれいな水に流れていくわたしのほうが気持ちよさそうじゃないか) さて、熱は思いのほかすんなり下がったが 低下した体力がまあ回復しない。 食欲がな

          夏バテか夏風邪か、それが問題だ