「あるものでなんとかする」楽しさについて
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最近は興味を持ち始めた、エコとかサステイナブルとかエシカルなことについて書かれた本をたくさん読んでいるのだけれど、そういうエコとかサステイナブルとかエシカルなことは、普段の生活にとても関係していることが多いから、小さなことでもすぐに自分の生活に取り入れることができるし、そうすることで自分の生活や意識にも変化が出てきてとても楽しい。
もちろん本で読んだことを全てできるわけではないし、状況や環境で難しいなあと思うこともあるし、全部をやろうという気持ちになってしまうとハードルが高くなってしまう。
とはいえ「あ、これなら自分にもできそうかな?」と感じたことを、ひとつでもいいから、何か具体的な行動としてアクションしてみる。
そうすることで、池に落とした小石じゃないけれど、そこに波紋ができて広がっていくように、自分の生活とか行動にもそういう小さなことがきっかけでちょっとずつ影響が広がっていくんじゃないかと感じている。
これまでにも「できるだけプラスチックなモノを使わない」とか、そもそも「できるだけゴミを出さない」とか、今の自分でもできそうなことからやってみようと思って、コツコツと日々の生活を見直しながら、とはいえなかなか思った通りにすんなりとはいかないというか、進んだかなと思ったら戻ったりを繰り返している。
「できるだけプラスチックを使わないようにしよう」とか「できるだけゴミを出さないようにしよう」と意識しながら生活していると、普段からどれだけたくさんのプラスチックを使い、どれだけのゴミを出しているかということを思い知ることになる。
なので、買い物に行った時には「これを買ったら、このパッケージはプラスチックだからゴミになるなあ」とか「これは紙だからリサイクルに出せるかなあ」とか、あるいはインターネットで何か買う時も、自分の買ったものが届いて包装されてくるのを見て、お店によっても違うというのかたくさんのプラスチックで丁寧に包装されているのもあれば、できるだけ簡易的にしてプラスチックを使わない包装をしていたりと、包装ひとつでお店がどう考えているのかというのもちょっとわかるのかもなあと感じている。
なんというか、そういう自分の買い物を改めて見つめて、見直してみた時に気づいたのは、お店で買うにしても、あるいはインターネットで買うにしても「何かを買う」という行動をすると、どうしてもゴミになる可能性の高いモノも手にするということである。
なので「そもそも買わなければゴミは少なくできるんじゃないか?」と思うようになって、何か買う前に「今あるモノでなんとかできないか?」ということを意識するようになった。
例えば最近だと、トイレにちょっとした香りがあるといいなあと思って、そういう時は普通であればお店で芳香剤みたいなのを買ってくるのだろうけれど、お店で売っている芳香剤は香りが強すぎるし、たいていプラスチックでできているから、香りが出なくなったらゴミになってしまう。
そこでパッと思いついたのが、「何でもできない屋さん」でお庭の草取りに行った時にローズマリーをたくさんいただいて、僕はハーブのことはさっぱりわからないけれど、自然のいい香りがしたのでローズマリーの枝をいくつかとって、ジャムとかが入っているような空きビンを見つけて、そこに水をちょっと入れてローズマリーを入れたものをトイレに置いた。
芳香剤のように強く香るわけではないけれど、ほのかに香るローズマリーがまた何ともいいなあと感じたし、ローズマリーは自然のものだし、ビンもリサイクルで出せるからゴミを少なくできる。
なんだろう、とてもとてもちょっとしたことではあるのだけれど、僕はこういうちょっとしたことが楽しいし、それこそ生活を自分でつくる喜びなんじゃないかなあと思う。
これまではとりあえず何でもかんでも新しく買うということをやっていたけれど、これからはちょっとずつ「あるものでなんとかする」ということを楽しみにして続けていきたい。
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