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音楽との距離感について(その2)

(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


前回の続きで、しばらく離れていた音楽との距離をまた縮めていきたいなと最近は思うようになって、音楽をいろいろ聴きたいと思うようになったし、音楽をもっと知りたいとも思うようになった。

前回も書いたように、僕には音楽的なバックグラウンドみたいなものがない。

両親が聴く音楽に影響を受けたわけでもないし、例えばリバプールとかマンチェスターとかなんというか音楽的なシーンがあるところに住んでいるわけでもない。

なので、音楽的にはまっさら、ゼロなところからのスタートだったわけだけれど、今思えばこれはこれでよかったのかも知れない。

なんというか、そもそものバックグラウンドがないから、どのジャンルの音楽もフラットに聴いてシンプルに好きか好きじゃないかで自分の好きな音楽を決めることができたからである。

音楽といっても、クラシックやロックとかポップとかワールドミュージックとか伝統音楽とか世界を見たらもうたくさんの音楽があるわけである。

それにひとつのジャンルだって、今ではそこからさらに細かくなっていたりするから、音楽の世界というのはどこまでも探求していけるものである。

音楽も面白いもので、そのジャンルのイメージでなんとなく「自分には合わないかな」と思っていても、聴いてみたら大好きになったということもあるから、やっぱり音楽というのはいろいろ聴いてみるものだなあと思う。

僕が音楽を意識的にいろいろと聴くようになったのはビートルズを知ってからなのだけれど、そのビートルズが影響を受けた音楽にも興味を持って聴いてみるといった感じで、新しい音楽を知っていくわけである。

自分が聴いているミュージシャンの音楽も完全に独立しているわけではなくて、別のミュージシャンだったり音楽の影響を受けているわけである。

そうやって最初はひとつのミュージシャン、あるいはジャンルからスタートしてそこからいろんなミュージシャンやジャンルに繋がっていくというのは音楽の楽しさのひとつなんだと思う。

自分をオープンにしていろんな音楽を聴いてみると自分の世界も広がるし、何より音楽という自分にはあまり関係がないように思えたことも実は自分になくてはならないものなんじゃないかと感じてくる。

だから別に音楽的な素養がなくても、音楽シーンがある場所に住んでいなくても家族が音楽を聴いていたり楽器を演奏していないとしても、いろんな音楽を聴いてみたり、もしも自分で音楽を鳴らしてみたいと思えばそれは誰にだってできることなんだと思う。

それくらい音楽というのは実は自分が近づこうと思えば近づくことができるし、音楽が自分から距離をとることはなくて、むしろ受け入れてくれるものなんだと感じる。

僕はこれまでなんというか心のどこかで音楽というのは自分とは関係のない遠い世界のように考えていた。でも音楽を遠ざけていたのは自分であり、音楽に拒まれたわけではない。

だから、今また改めて音楽に向き合ってみたいという、かシンプルに音楽って楽しいものだったんだよなということを思い出してみたい。

また長くなってしまったのでもう1回、続きます。


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ささきたけよし
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