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ちょっとでも自給力をつけておく⑩オフグリッドについてちょっと考えてみる


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自給というとやっぱり「食べ物の自給」が1番に思いつくけれど、「エネルギーの自給」というのも今、実際にやるにはむずかしいとしても、どんなものがあるのか、どんなことならできそうなのかちょっとでも考えておくだけでもいいからやっておこうと思っている。

「エネルギーの自給」でいうとやはり「オフグリッド」ということになるのかなと思う。

といっても僕もオフグリッドに詳しいわけではない。けれど、「電気、ガス、水道といったライフラインを外部に依存しない」という方法はこれから何かあったときのためにも役に立つだろうし、とても興味がある。

じゃあ普段の暮らしで電気、ガス、水道をどんな場面で使うのか、そしてもしオフグリッドでやる、あるいは自分たちでまかなうとしたらどんな方法があるのかちょっと考えてみたい。


まず「電気」である。

オール電化というのもあるくらいだから、今はたいていのものは電気で動いているんだろうけれど、そのぶん電気がとまってしまったときは困ることも多いんじゃないかと思う。

家にいると電気を使うことは多い。照明にテレビやパソコン、洗濯機、掃除機、炊飯器、電子レンジ、電気ポット、冷蔵庫、トースターなどなどちょっと見てみるだけでも家にある電気を使ったものは多いし、それだけ電気を使う生活が普通になっている。

ではこの電気のオフグリッドとなると何があるだろう。

たいていのオフグリッドな家を見てみると、ソーラーパネルで充電してその電気を普段の生活に使っているようである。

あと、これは防災用にと家にもひとつ置いてあるのだけれど、小型のポータブル電源を使うという方法もある。ポータブル電源は、家のコンセントから充電してそれを例えばキャンプなどのアウトドアの場面で使うこともできる。

そしてこのポータブル電源はソーラーパネルで充電できるタイプもある。オフグリッドな家みたいに、家の発電はソーラーでまかなうというのができれば理想だけれど、現実的にむずかしいこともある。

なので、ポータブル電源を防災用、アウトドア用に持っておいてそれにプラスしてソーラーパネルで充電できるようにしておくと電気がとまったとしてもある程度は電気が使える。

とはいえ、ポータブル電源の容量も限られてくるから、できるだけ電気を使わない工夫、方法を考えておくのも合わせて必要になってくるだろうから僕もそこを考えていこうと思っている。


次に「ガス」である。

家で使うガスというと、主に「料理」になると思う。

食べ物は生きていくのにかかせないけれど、そのままで食べられるのもあればそのままで食べられないのもある。特に保存食なんかは、たいていお湯を使ったり、一度、水に入れてあたためる必要があったりするものが多いから、ガスというか「火」というのは生活にかかせないわけである。

昔の暮らしを見てみると、もちろんガスはないわけで、「かまど」だったり「薪ストーブ」なんかを使って料理をしていたから、昔の暮らしというのはとても参考になる。

僕はやはり「薪ストーブ」はあったほうがいいんじゃないかと考えている。

田舎ということもあるけれど、僕のまわりをみても実は薪ストーブを使っているという家はちょこちょこある。薪ストーブは冬は暖房にもなるし、そこでちょっとした料理もできる。

とはいえ、1年ずっと薪ストーブをつけるわけにもいかないから、理想としては「かまど」があればいいんだろうけれど、それはちょっと大変そうな気がする。

じゃあ何か他にあるだろうかと考えてみると、例えばカセットコンロをこれも防災用に準備しておいたり、七輪と炭でもいいかもしれない。

あとは「キャンプ道具」が役に立つと思っていて、そもそも電気、ガス、水道がない自然ですごすわけだから、そういった環境で使える道具が多い。

例えば、コンパクトなバーナーや、小枝や松ぼっくりなどの小さい燃料でも使えるウッドストーブだったり、焚き火をしながら調理もできる焚き火台なんかもあるので、そういった道具をキャンプなんかで使って慣れておくといいんじゃないかと考えている。

僕もひととおりのキャンプ道具は持っているけれど、まだあまり使えていない。いざというときに使い方がわからない、うまく使えないとならないためにも今年はもう少しアウトドアに行こうと考えている。


そして「水」である。

水も人が生きていくにはかかせないものであり、その分、普段からたくさん使っていると思う。

朝起きて顔を洗ったり、歯をみがいたり、トイレに行ったり、手を洗ったり、コーヒーを飲んだり、料理に使ったり、洗い物に使ったり、お風呂に入ったり、シャワーを使ったりと朝起きてから、夜寝るまで何かしら水を使う場面は多い。

電気やガスも太陽の光や木などを使うように、水も自然にある水、例えば山に流れているきれいな水を使うというのが理想的であるし、昔はそうだったんだと思う。

けれど、近くに山がない場合もあるし、自然に流れている水であっても今の水は残念ながらどうなっているかわからない。

なので、まずはペットボトルなどの水を備蓄しておくというのも有効な方法の1つだと思う。あとはもし、湧き水や山の水が手に入るところがあれば、それを使う、口にするなら1度は煮沸して使うのもいいと思う。

あとはまたキャンプ道具が役に立つんじゃないかと考えている。キャンプでも水道がないところで何か料理をするときに水を使う場面がある。

そういうときは「携帯浄水器」というのが使われる。フィルターやろ過装置で水を浄化してくれるもので、例えばキャンプしていて近くを流れている川の水をこの携帯浄水器を使って浄化してから使ったりする。

普段は水道もあるし、お店に行けばペットボトルで売っているから「きれいな水」が手に入るのが普通になっているけれど、水道がとまってしまってペットボトルの水も売っていないとなってしまうと「きれいな水」を手に入れるというのが一気にむずかしくなってしまう。

なので、そういったときにきれいな水、飲める水を確保する方法は知っておいたほうがいいし、さらに実際に経験しておいたほうがいいと思う。

という感じで書いてみたけれど、僕もまだまだ知らない方法や道具なんかもある。

あと普段の暮らしで自分がやっていることを「これ電気がとまったら、ガスがとまったら、水がとまったらどうするだろう」と考えておくことや方法を調べたり準備しておくのはちょっとでもいいからやっておいたがいいんだと思う。

そして例えばキャンプしてみたり、ちょっとずつでもオフグリッドな経験をしてみて慣れておく、そしてできるところがあれば「電気、ガス、水道」に変わる方法を準備しておくというのがこれからは必要になってくるかもしれない。


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