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ちょっとでも自給力をつけておく11電気がない暮らしを想像してみる



(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)

前回のオフグリッドの続きみたいな感じになるけれど、今の電気、ガス、水道といったライフラインがとまったときの生活を想像してみたり、そもそも今のようなライフラインがなかった頃の暮らしはどんなだったかを知ることも、これから役に立つかもしれないと考えている。

今回は「電気がない暮らし」になったらどうなるのかをちょっと想像してみようと思う。


まずは電気がなくて困るのは「明かり」じゃないだろうか。

明るいうちはいいけれど、夜になってきて明かりがないと、まず暗くて何もできない。

今はスイッチを押すだけで明かりがつくのが普通だけれど、電気がとまってしまったらと思うと、やはり明かりは必要なわけだから、何かしらのバックアップというか準備はしておいたほうが安心である。

では、昔まだ電気がなかったころの暮らしはどうやっていたんだろうと気になったのでざっくり調べてみたのだけれど、縄文時代から江戸時代ころは電気がない生活をしていたようで、明かりも原始的なところからいくと、焚き火だったり、ろうそくや提灯なんかが使われていたそうである。

今だったら、電気を使わない照明は何があるだろう、ろうそくはもちろん使えるし、太陽の光で充電して使えるソーラーランタンなどもある。

あとキャンプで使うようなオイルランタン、電池が使えるなら、電池式のランタンや電灯なんかも使える。

家でたまに夜ブレーカーが落ちて明かりが近くになくて困ったというときがあったから、もしものときのために決まった場所やわかりやすいところにこういった明かりになるものは置いておいたほうがいいと考えている。

それに明かりも持って歩けるものとか、置いて使うものとか何種類かあったほうが便利そうである。


あと電気がなくて困ることは「明かり」のほかにもいろいろある。家にあるほとんどのものが今は電気で動いているから、電気がとまってしまうと困ることは多い。

まず電気がとまったら家電製品はほぼ全部、使えないと思う。

暖房のためのストーブ、ヒーター、エアコン、扇風機、ご飯を炊く炊飯器、電子レンジ、トースター、電気ポット、冷蔵庫、テレビ、パソコン、電話、掃除機、洗濯機などなど毎日のように使っているものがほとんどだし、生活に欠かせないものがほとんどである。

まあ、どれも使えないと困るのだけれど、何が特に困るだろうか、まずやっぱり寒いときに暖房がつかないのはキツいと思う。

夏の暑いときにエアコンや扇風機がつかないのも確かにキツいけれど、雪国に住んでいるというのもあって、暑いよりも寒いほうが大変な気がする。

今の暖房は基本的に電気で動いているから、冬に電気がとまったらとても困ることになる。

なので例えば薪ストーブにしてみるとか、電気につながない電池式の石油ストーブにしてみるとか、室内で着れるような暖かい服を準備しておくといった、何かしらの電気がつかないときの寒さ対策は考えておこうと思う。

あと、やはり生きていくためには食べ物が必要なわけで、そんなときにやっぱりご飯が炊けないのもとても困る。

お米はある程度は保存がきくだろうから備蓄としてもいいと思っているのだけれど、そのままでは食べれない。

電子レンジやトースター、電気ポットはなくてもなんとかなりそうだけれどお米は炊ける方法を準備しておく必要があると思う。

昔はかまどで、薪を使って羽釜でご飯を炊いていたみたいだけれど、うちにはかまども羽釜もない(あったらあったですごい)。

何かないかなあと考えてみたら家に土鍋はあるので、ガスが使えればガスやカセットコンロ、それもなければ焚き火なんかで土鍋でご飯を炊く練習をしておいたほうが良さそうである。

あとキャンプ道具でご飯を炊けるように練習してみようかと思っている。

あとは食べ物を保存する冷蔵庫だけれど、うちではよく食材を冷蔵庫に入れっぱなしにして食べられなくなってしまったことがある。

冷蔵庫は便利だけれど、そのぶん冷蔵庫に頼りすぎて無駄にしてしまっている食材も多い気がする。

なのでこれはもう生活スタイルを変えていくほうがいいんじゃないかと考えている。できるだけその日に食べるものはその日に準備して食べるという、できるだけ冷蔵庫を使わない生活スタイルができれば理想だし、昔はそうやっていたんだと思う。

まあ、いきなりやるのは現実的ではないけれど、とりあえずたくさん買ってきて冷蔵庫に突っ込んでおくというのは食材を使いこなせれば問題ないけれど、無駄にしてしまっている食材が多いならできるだけ冷蔵庫に頼らないスタイル、保存食を作るとかドライフードとか乾物をうまく使うという方法もいいかもしれない。

冷蔵庫がある日とまってしまって、食材がダメになったときのための対策というのは何かしら考えておきたい。

他に、毎日のようにやっていて電気がなくて困るものに「洗濯」がある。

今はスイッチを押して洗剤をいれれば、あとは洗濯機が洗ってくれるし、乾燥までできるものもある。

空いた時間は他のことができるし、乾燥までできないにしてもあとは干すだけまでやってくれる洗濯機はとてもありがたい。

なので、そんな便利な洗濯機が使えないとなるとこれもなかなか大変である。

でも昔の人は洗濯機がないから川で洗ったりタライに洗濯板でゴシゴシ洗っていただろうからすごい。夏とか暖かい季節はいいけれど、冬とかはどんなに大変だったろうと思うと、季節に関係なく毎日、文句も言わず洗濯してくれる洗濯機には感謝しかない。

もし、洗濯機が使えないとなったらやっぱりタライと洗濯板の導入を考えておかないといけないだろう。

さらに、前もって練習しておくのもいいかもしれない。

あとアウトドアで使うようなウォッシュバッグというのもあるみたいなので、キャンプに行ったときなんかにウォッシュバッグでシャツとか洗ってみようかと思っている。

といった感じで、まあ電気がない暮らしは考えられないくらいに今は電気が必要な暮らしになっている。

だからこそ、いざ電気がとまってしまうと困ることも多い。それだけ今は電気に頼って暮らしているんだと思う。

なので、電気がとまったときのための対策とか用意というのは考えておいたほうがいいだろうし、できるところからでも準備しておこうと思う。

今のところは「明かりの準備」「寒さあるいは暑さ対策」「ご飯を炊く方法の準備と練習」「食べ物の保存、保管」「タライと洗濯板の導入を検討する」といったところになる。

電気はとても便利でありがたい、けれどそこに頼りすぎないライフスタイルや方法を模索していくこともこれからはもしかしたら必要になってくるかもしれない。

とりあえずは土鍋でご飯を炊く練習から始めようと思う。

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