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猫といえば

(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


僕は猫が好きである。

というよりも、家で猫と一緒に住むようになって、初めて「ああ、自分は思っていたよりも猫が好きなんだな」と気づいた。

とはいえ、僕は積極的に猫と遊ぶというわけでもないし、うちの猫も「かまってくれ」というよりは「私の好きにさせてくれ」というタイプなので、なんというか自分と近いところも感じている。

猫といえば、僕は「黒猫」をイメージする。

これはまあ、うちの猫が黒猫だということもあるし、小さい頃からよく見ていたジブリ映画の「魔女の宅急便」に出てくる黒猫のジジが、僕にとっては「猫」というイメージが強かった。

僕の家には小さい頃から猫とか犬がいなかったので、猫というと、近所の野良猫をたまに見かけるか、あるいはテレビやアニメなどで見るくらいだから、僕からすると猫というのは、遠い存在だったわけである。

そんな感じで、僕にとっては遠くの存在だった猫が家にやってきてからだいぶ経つけれど、いまだにときおりなんとも不思議な気持ちになるというのか「ああ、自分は猫と一緒に生活しているんだなあ」と感じる時がある。

いつもたいてい、朝の6時頃になると猫のご飯の準備をして、そうすると猫もわかるのか「にゃあ」というよりは「あうーん?」みたいな不思議な鳴き方をするのだけれど、そうやってご飯をあげて水を取り替える。

普段はなでようとすると「何するんだ」みたいな顔をされるから、基本的にケージから出している時は、なでたりはしないのだけれど、ご飯を食べている時だけは、そっとなでても気持ちがご飯に向かっているから、僕が猫をなでるのは決まってこの朝のご飯タイムの時だけである。

まあそれでもご飯を食べてる猫をなでていると、かわいらしいなあという気持ちになるし、自分の生活のリズムにちゃんと猫も入っていることに気づく。

あとは夕方までお互いに好きなように過ごし、特に干渉することもせず、夕方になったらケージから出して遊ばせて、夜ご飯を食べさせる。

そして僕がシャワーをして、布団に入って「どれ、そろそろ寝るとするかなあ」とゆっくりしているタイミングで、うちの猫はトイレの大きい方をする。

たいていそのタイミングで、猫がなんだかソワソワして鳴き始めるから、「あ、トイレ(大きい方)だな」となんとなくわかる。

これはたまたまなのか、あるいはあえてなのかは僕はわからないけれども、まあ僕はだまってトイレの大きい方を取ってから、改めて寝る。

僕は犬と暮らしたことがないから、猫と犬を比べることもできないし、他の家の猫がどんな感じかもよくわからないけれど、うちの猫はかわいらしいし、そして自分は、やっぱり猫が好きなんだと思う。

まあ基本的にそっけないし、かわいらしく鳴くのはご飯の時とケージから出る時だし、触ろうとすると「おい、何すんだ?」みたいな顔をするし、ボケっとしていると、いきなりパンチをしてきたりもする。

さらに僕が1日でも特に大事にしている、寝るまでの幸せな時間帯にトイレの大きい方をしれっとするわけだけれども、それでもうちの猫が好きだし、猫との生活を楽しく続けていきたい。


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ささきたけよし
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