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猫と暮らすということについて

(※今日の内容を音声で楽しみたい方はコチラからどうぞ(^^)↓)


時おり思い出しては猫との暮らしを書いている気がするけれど、ふと書きたい気分になったので書いてみようと思う。

猫が我が家にやってきて、まあ1年は過ぎて、猫がいる暮らしというものにもだいぶ慣れてきた。

とはいっても、猫と僕の距離はおそらくそんなに変わらず、「遠くもなく、けれどそんなに近くもない」という微妙な距離感のままである。

まあ、いまだに何を考えているのかよくわからないし(向こうからしたら僕もそうなのかもしれないが)、最近はテレビの裏とかコードになぜか興味を持つようになって、いつもそこに行くのでちょっと困っている。

多分、狭いところが好きなのかなと思うのだけれど、隙を見つけてはテレビの裏に行き、テレビにつながっているゲームのコードとかをかじるか前足でちょいちょいとやっている。そして奥さんや僕に怒られている。

といっても、本人はただ興味があるものに触ってみたいというだけなのかもしれないし、なんでこの人たちは何やらうるさく言っているのかという感覚かもしれない。

だから、猫としては行きたいとこに行って、やりたいことをやっているだけなんだろう。

そもそもテレビとかゲームがあるから猫もついつい気になって行ってしまうわけで、いっそテレビとゲームをよせたらという、テレビにもゲームにもさほど興味のない僕の考えは奥さんによってすぐに却下された。

なのでテレビ裏とコード問題については、こればっかりは僕の力だけではどうにもできないけれど、それでも割と楽しく仲良く一緒にやれているかなとは思っている。

僕は小さい頃に猫や犬が家にいたという経験がなかったから、犬との距離感もよくわからないし、猫になるとましてよくわからない。

でも今くらいの「近からず遠からず」くらいの距離感でもいいのかなと考えている。

猫の性格もそれぞれだろうし、うちの猫はベタベタしたくないタイプかもしれない。

お腹が空いたりトイレの大きい方をする時はちゃんと教えてくれるし(というか用事のある時くらいしか鳴かない)、一緒に部屋にいてもリラックスしてくれているようだから、「こいつは何にもしてこない」くらいはわかってくれているのだと思う。

昔、友達の家に遊びに行った時に、その家にいる猫がのそっと部屋に入ってきて、僕があぐらをかいて座っているところにすうっとやってきてそのままそこで寝たものだから、それがなんとも可愛らしかったのを覚えている。

多分、人に慣れている猫だったんだろうけれど、それでも初対面の人間のあぐらの上に乗っかって寝るというのはすごいなあと思ったし、猫ってこういう感じなのかという数少ない経験のひとつになった。

まあ、我が家の猫は若いからか性格からか、あまりじっとせず走り回っているし、近づいてくるということも今のところない。

近づこうとするとダッシュで走り去るので、僕の猫のイメージとは違うのだけれど、まあ猫もそれぞれなわけで、そしてもちろん我が家の猫はかわいい。

いつか、あぐらをかいている僕の足の上で寝るのをひそかに夢見て、いい距離感でこれからも猫とは楽しく暮らしていきたい。



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ささきたけよし
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