20年11/8 小説📚パロディ「痔滅の刃」No.18 第一章⑱ 🔴私達は馬鹿?
⬜⬜ 鹿を求めて3️⃣
⬜ 鹿と馬の大きさ
当時の馬は小型で、平均体高(馬の背中迄の高さ)が1.37m。
鹿の平均の肩高さの1.30mとさほど違いはありませんでした。
(それ程小型の故に、日露戦争ではロシアの軍馬に劣り、苦労しました)
⬜ 鹿を送り出す
鹿之好が集めた40頭の鹿達は、馬喰(ばくろう)によって他の馬と一緒に運ばれることになりました。
雄の鹿は春になると、角が自然に根元から落ちてしまいます。
それでも輸送時には、半数の鹿にはまだ立派な角が残っていました。
馬達は自分達とさほど変わらない大きさの動物が角を持っているのを初めて見て、恐怖におののきました。
しかしそれは初めだけで、
旅が進むに連れてお互いに仲良くなりました。
馬と鹿達は、お互いに故郷を離れ異郷の地に行く運命に、共鳴を覚えたからです。
⬜ 私達、「馬・鹿」よね
馬と鹿達は、寂しさを紛らす為に「私達は馬鹿だよね」
と言いながら、
【馬鹿】の【馬】
【馬鹿】の【鹿】
よく皆で細川たかしの「心のこり」を歌いました。
「心のこり」
なかにし礼 作詞/中村泰志 作曲
🎵🎵🎵
私バカよね おバカさんよね
あきらめが あきらめが 悪いのね
一度はなれた心は 二度と
もどらないのよ もとには
秋風が吹く 冷たい空に
鳥が飛び立つように
私も旅に出るわ 一人泣きながら
痔(次)号に続く