20年11/16 小説📖パロディ「痔滅の刃」No.26 第二章① 🔴器物損壊罪
第二章では、大隈重信内閣の観桜会(大正4年4月1日・1915年)から、姉川の決戦(大正4年6月25日・1915年)迄を描きます。
⬜⬜ 無惨、「無惨な夜襲」の電報を受け取る
無惨が電報により「鬼舞都痔家が夜襲を受けた」という報を受けたのは、浜離宮で大隈重信内閣の「観桜会」に出席している最中でした。
【観桜会】(かんおうかい)現在の「桜を見る会」
【電報】モールス信号で受信し、カタカナで文にして配達していました。
無惨達は岩崎久弥から晩餐会に招待されていたので、時間に間に合わせるべく、事後処理に忙殺されることになりました。
【岩崎 久弥】三菱財閥3代目総帥。
【猫の手も借りたい】とても忙しいので、誰でもいいから手伝って欲しいという意味。
軽いケガ人が数人と
襖・障子が破損した以外は、
家屋も家畜にも被害はないこと。
但し金庫が開けられ、中の高利を記した借用書が焼却されたこと。
襲った集団はまるで見当がつかないこと、等を確認しました。
無惨は、自分を恨んでいる個人や集団があまたいることは自覚していましたが、まさか襲われるとまでは考えていませんでした。
しかし、警察に届けようにも高利の借用書については話せないので、とりあえず指図しました。
「鬼舞都(器物)損壊罪」
で警察に届けるように!
痔(次)号に続く
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